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2023/12/03

【フィンテック養成コミュニティ】フィンテック養成勉強会#35「金融業界新時代の戦略:プロダクトマネージャーの必要性」を開催!

| by:サイト管理者
【フィンテック養成コミュニティ】フィンテック養成勉強会#35「金融業界新時代の戦略:プロダクトマネージャーの必要性」を開催!

 2023年10月24日(火)、フィンテック養成コミュニティは、QUICKの会場で、フィンテック養成勉強会#35「金融業界新時代の戦略:プロダクトマネージャーの必要性」を開催しました。

 このコミュニティは、エンジニア、マネージャー、経営者などの金融関係者に対して、テクノロジーと金融のスキル向上を目的として活動している。


 今回は、「プロジェクトマネージャー(PjM)」と「プロダクトマネージャー(PdM)」という、目的と視点が異なる二つの重要な職種の違いに光が当てられた。 特に、金融業界の実情を踏まえて、プロダクト成功の鍵を握るプロダクトマネージャーの役割の重要性について、 深い洞察を交えた講演やパネルディスカッションを通じて議論が行われました。 進行役は、渡辺 萌木氏(QUICK)が務めました。


 講演「金融サービスにおけるプロダクトマネジメントの新展開と課題」では、及川 卓也氏(Tably 代表取締役、Global Hands-On VC ファウンディングパートナー、アドビ Executive Fellow)が登壇しました。

 この講演では、金融サービス業界では利益確保が優先される傾向にあり、 従来型のリカーリングモデルとの相性の悪さから、 デジタル変革や新金融プロダクトの創出がさらに重要視されている点が強調されました。 金融業界の保守的な態度が常に問題ではないとしつつも、革新的な手法とデジタル技術の導入が急務であることが指摘されています。 これらの課題に対応するためには、プロダクトマネージャーの役割が不可欠であり、 実行力と人間力を備え、業界の進化に即して成長し続けることが求められているとの意見が示されました。


 パネル「第3回 生成AIとともに金融の未来を探求する」では、及川氏に加えて、矢上 聡洋氏(GMOあおぞらネット銀行 CTO)、 小川 晃平氏(Finswer 代表取締役、東京きらぼしフィナンシャルグループ アドバイザー)、田中 聡氏(TrustBase 取締役CEO、三井住友信託銀行 デジタル企画部 主任調査役、金融データ活用推進協会 理事)が登壇し、中野 安美氏(Agility Design 代表取締役)がモデレーターを務めました。

 このパネルでは、では3つの議題についてディスカッションが行われました。 1つ目は「銀行におけるプロダクトについて」です。 この議題では、デジタル化や民主化の影響、顧客ニーズの変化が取り上げられ、 プロダクトマネージャーの存在が重要であるとの意見が議論されました。 2つ目は「プロダクトマネージャーのスキルと育成・採用の方法について」です。 この議題では、プロダクトマネージャーがエンジニアが持つ技術的な知識とビジネスの視点を結びつける必要があること、 金融業界の給与水準に関する課題、外資系企業や既存のIT企業が押し寄せてくる競争の激化について話し合われました。 3つ目は「プロダクト開発におけるプロダクトマネージャー以外の重要な要素について」です。 この議題では、アジャイルの採用や組織文化の変革の重要性が強調されました。

 最後のまとめでは金融業界のイノベーションにおいてプロダクトマネージャーが中心的役割を担い、 ITスキルと業務知識を駆使してプロダクト開発をリードし、楽しさを共有することでチームワークを高め、 業界を活性化させることが強調されました。


 クロージングでは、渡辺 德生氏(QUICK イノベーション推進本部 本部長 兼 グループ統括CIO補佐)が登壇し、来場者への感謝の言葉を述べた後、今後のイベントの予告や紹介が行われました。


 全てのプログラムが終了し、小出 淳二氏(QUICK グループ統括CIO補佐)による乾杯が行われました。その後、登壇者と参加者がネットワーキングを通じて交流しました。


 フィンテック養成コミュニティは、金融とテクノロジーの結合を通じた社会変革を志向し、技術および金融スキルの向上を目的としている。 共同主催者である阿部 一也氏(Institution for a Global Society 上席研究員)から次回のイベントに関する発表がありました。2023年11月28日に「責任あるAIの実践:金融業界のための戦略と原則」というテーマで開催する予定です。 引き続きこのコミュニティの今後の展開に注目したい。





16:35 | 写真:金融・IT業界向け




 

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