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取材レポート
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2024/03/13

【パンローリング】ご愛顧特別感謝祭・第22回「投資戦略フェア EXPO2024」を東京ドームシティ プリズムホールで開催!

| by:ウェブ管理者


 2024年3月2日(土)、パンローリングは年に一度のご愛顧特別感謝祭となる恒例の「投資戦略フェア EXPO2024」を東京ドームシティ プリズムホールで開催した。

 今年で22回目を迎えた「投資戦略フェア EXPO2024」。株価が上昇する中、今後の相場展望を占い、投資分析ノウハウや技術を吸収しようと開場前から個人投資家が詰めかけ、来場者数が4,620名を記録するなど盛況なEXPOとなった。

プリズムホール
 


 今回の会場は、水道橋の複合イベント施設 東京ドームシティの多目的ホール「プリズムホール」。午前9時30分の開場とともに入場を待ちわびた来場者が次々入場していった。開場後も午前10時から多数の講演がスタートするとあって来場者は増え続け、会場に響き渡るブーススタッフの元気な掛け声なども相まって、時間を追うごとに会場の熱気は増していった。

講演会場 今回は4講演会場での講演・パネル


 講演会場はA~Dの4会場が用意され、各会場で10時~18時30分の間、入れ替え制で絶え間なく講演やパネルディスカッションが実施された。各講演会場とも多くの来場者で埋まり、講演によっては立ち見による受講者の姿も。プロや専門家の技術や知識・知見を肌感覚で吸収しようと、真剣な表情で講演に聞き入る姿も目立った。(当日の全プログラムは右端のサムネイル画像をクリック)

 以下、様々な分野で活躍している当日のゲスト講師を写真で紹介する。

登壇者 多数の著名なゲスト講師が登壇



展示会場 楽しみながら投資に触れあえる場所

 続いて多くの来場者で賑わった展示会場の様子を写真で紹介したい。パンローリングが出版する書籍が特別価格で購入できる書籍販売コーナー、協賛企業ブースでのトレードに役立つツールやサービスの紹介、ノベルティーグッズ配布やミニセミナーなど、各ブースで趣向を凝らしたPRが終日にわたって実施された。



投資家交流会
 講師や投資家とのふれあいの機会

 閉会後、場所を移して事前予約制の投資家交流会(インベスターズ & トレーダーズ パーティ)が開催され、会場は多くの参加者で賑わった。乾杯の後、主催者挨拶やゲスト講師、協賛企業の紹介・挨拶も行われ、お開きの時間まで参加者同士の歓談が続いた。


 「投資戦略フェア EXPO2024」は盛況のもと、無事に閉会。会場でのリアルな講演と展示会、交流会参加を通じて刺激と気づきを得た参加者は、それぞれが様々な想いを胸にして帰宅の途に就いた。

 投資に関する研究成果やトレード知識を得ることができる機会である投資戦略EXPOは盛況の中、閉幕した。抜本的に拡充されたNISAや40,000円台を超えた日経平均株価など、投資状況が活気づいている。日本の投資マインドも刺激を受け、次回開催時も大勢の来場者で賑わいを見せることを期待したい。



(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




16:41 | 取材:投資家向け
2024/03/12

【FinGATE(平和不動産)】FinGATE Campus 第9回「金融 × UX」を開催!

| by:ウェブ管理者

 2024年2月29日(木)、平和不動産は東京の金融街「日本橋兜町・茅場町」に 位置する金融インキュベーション施設「FinGATE KAYABA」にて、「FinGATE Campus#09 金融 × UX」を開催した。FinGATEは、2022年10月から平和不動産が始動したコミュニティで、起業家や金融スタートアップなどに関心のある方々を対象としたセミナーや交流会を定期的に開催している。今回のセミナーでは、金融におけるUX(ユーザーエクスペリエンス)について理解を深める貴重な場となった。



 司会は杉山 愛(Yoii 人事)が務め、オープニングでは、中島 優人(平和不動産)よりFinGATEの概要や今後の展開について説明が行われた。その後、司会により本日のプログラムが基調講演とパネルディスカッションの2部構成であることが紹介された。



 前半は松薗 美帆氏(メルペイ デザインチーム / UXリサーチャー)による基調講演が行われた。講演のタイトルは『FintechとUXリサーチ』で、メルペイでの経験と知識を基に、フィンテックとUXリサーチの重要性や、専門としている文化人類学の視点からビジネスやデザインへの応用についても触れた。

 前段ではUXリサーチとは、ユーザーエクスペリエンス(UX)の各側面を明らかにし、改善するための調査活動であり、UXの5つの段階的要素(表層、骨格、構造、要件、戦略)やタイムスパンからユーザーのニーズを深く理解することを目的としていることを伝えた。さらに、文化人類学の視点をUXリサーチにどのように応用できるかについても説明し、古代のヤップ島で使用された石のお金と現代の暗号資産を比較し、信用システムの機能に関して言及することで、新しい視点やアイデアをビジネス分野にもたらす可能性がある例などを紹介した。最後に、松薗氏はリサーチが単にAかBのどちらが正しいかを調べるだけでなく、新しい洞察やアイデアを発見するための重要なツールであることを強調し、メルカリのeKYCプロセスのリサーチ例を挙げ、定期的なリサーチが大きな失敗を避け、ユーザーの信頼を得るために有効であることを説明した。UXリサーチがビジネス戦略の策定やユーザーエクスペリエンスの向上に貢献する具体例を交えながらの語りは、聴衆に大きな影響を与え、講演終了後の松薗氏の著書「はじめてのUXリサーチ」のプレゼント応募には61名もが集まった。



 後半のパネルディスカッション「金融 × UX」では、松薗氏に加えて、広野 萌氏(フォルテ 代表取締役、デザインシップ 代表理事、デジタル庁 サービスデザインユニット)、中井 沙織氏(三井住友銀行 デジタル戦略部 部長代理)、羽賀 大輝氏(テコテック 証券フロンティア事業部 部長)が登壇し、藤井 達人氏(みずほフィナンシャルグループ デジタル企画部 執行理事 デジタル企画部 部長、日本ブロックチェーン協会 理事)がモデレーターを務めた。

 このディスカッションでは、金融サービスにおけるデザインの力が顧客体験をどのように変革し得るかについて深掘りされ、特に技術進化に伴い、AIの統合がUXに与える影響や、金融と非金融の境界が曖昧になる中でのサービス提供方法が議論された。

 各パネリストは、金融サービスの設計と提供におけるデザインの重要性について、自身の経験や見解を共有した。松薗氏は、AI技術の普及により多くのサービスが似た解決策にたどり着く可能性を指摘しつつ、これをチャンスと捉え、人間の深い観察に基づく独自のサービス提供が差別化の鍵となると述べた。広野氏はデザインを通じて複雑な業界をシンプルにする価値を強調し、ユーザーとAIとのインタラクティブな対話がデザインへも影響することを指摘した。中井氏は非金融サービスとの融合による新たな価値創出の可能性に言及し、羽賀氏はユーザー中心の開発哲学と、ゲームアプリから金融アプリへの技術応用について話した。

 これらの議論からは、金融サービス業界におけるデザインの力が顧客体験をどのように変革できるか、そしてAI技術の統合が提供するカスタマイズされたサービスの可能性に関する深い洞察が得られた。また、デザインとテクノロジーの融合が生み出す直感的でユーザーフレンドリーな金融サービスの未来についても考察された。このディスカッションは、金融サービスが直面するUXの課題と機会を浮き彫りにし、デザインが業界を形成し、顧客体験を向上させ得る方法を示した。これ以外にもブランディングやコーポレートカラーについてもの有益な議論もあり、各パネリストの洞察は、金融サービス業界におけるUXの未来に向けた明確な道筋を提供し、聴衆に大きなインスピレーションを与えた。



 全てのプログラムが終了し、西井 健二朗氏(セブン銀行 執行役員 金融戦略推進部担当 兼 セブン・ラボ部長)による来賓挨拶と乾杯が行われた。

 その後、登壇者と参加者はネットワーキングを通じて交流した。この交流の時間は、参加者にとって有意義な情報交換の機会であり、新たなつながりや知見を共有する場となった。



 FinGATE Campusは引き続きセミナーを活発に開催する予定だ。次回のセミナーは、2024年4月での開催を予定している。



15:37 | 取材:金融・IT業界向け
2024/03/04

【金融庁】職員が資産形成や金融の知識などを学ぶ「NISA・資産形成セミナー」を開催!

| by:ウェブ管理者

 2023年11月22日(水)・ 29日(水)、また2024年1月24日(水)・31日(水)に、金融庁は地方公務員が資産形成や金融の知識などを学ぶ「NISA・資産形成セミナー」をオンラインで開催した。

2023年11月22日開催「NISA・資産形成セミナー 〜入門編〜



 髙木 典子氏(日本証券業協会 金融・証券インストラクター/全国銀行協会 金融インストラクター)は、ライフプランの必要性、実現するための自己管理、リスクとリターン、「長期・積立・分散」について、例を挙げながら説明を行った。その後、NISA(少額投資非課税制度)の特徴やメリットなどについて詳しく解説した。

 続いて、渡邊 裕美子氏(金融庁 総合政策課)より、新しいNISA・コンテンツのご紹介では、新しいNISAの概要では、旧NISAとの違いを事例を交えながら解説した。

<入門編(アーカイブ)>


2023年11月29日開催 「NISA・資産形成セミナー 〜応用編



 「NISA・資産形成セミナー~応用編~」では、入門編に続き髙木 典子氏(日本証券業協会 金融・証券インストラクター/全国銀行協会 金融インストラクター)より、入門編の内容を交えながら講義が行われた。

 続いて、野村 泰蔵氏(金融庁 総合政策課)よりそれぞれ、新しいNISAの概要から、現行のNISAとの違い、資産形成を行うにあたりよくあるお悩みについて事例を交えながら解説が行われた。

<応用編(アーカイブ)>


2024年1月24日開催「NISA・資産形成セミナー 〜始めてみよう編



 「始めてみよう編」では、
髙木 典子氏(日本証券業協会 金融・証券インストラクター/全国銀行協会 金融インストラクター)が引き続き講師を担当。11月の講義内容を紹介し、家計管理やライフプランについて解説、金融商品の特徴や長期・積立・分散投資の考え方について詳しく説明を行った。また、事前に集められた質問に答える形でNISAで行う資産形成について解説した。

 続いて、「NISAの活用事例・コンテンツのご紹介」では、応用編続き、野村 泰蔵氏(金融庁 総合政策課)より新しいNISA制度の概要や投資できる商品について、11月の基礎・応用編を踏まえてより詳しく説明が行われた。

<始めてみよう編(アーカイブ)>


2024年1月31日開催 「NISA・資産形成セミナー 〜詳しくなろう編


 「NISA・資産形成セミナー~詳しくなろう編~」では、串田 有氏(金融庁 総合政策課)より、新しいNISA制度の概要やつみたて投資枠・清澄投資枠について、詳しく説明が行われた。

 続いて、Q&Aコーナーでは、髙木 典子氏(日本証券業協会 金融・証券インストラクター/全国銀行協会 金融インストラクター)が担当し、事前に受け付けた質問に回答を行った。

<詳しくなろう編(アーカイブ)>


 NISAは2024年1月から、年間投資枠が大幅拡大し、制度が恒久化され非課税保有期間が無期限化される等、抜本的に拡充された。金融庁をはじめ金融機関等から新しいNISAについて情報を発信することで、ルールを多くの人に知ってもらい、家計の安定的な資産形成への支援として活用され、貯蓄から投資への動きが促進されることに期待したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ





10:23 | 取材:金融・IT業界向け
2024/02/27

【グッドウェイ】「第16回 AMLコンファレンス2024~AMLガイドライン対応期限後に求められる対応の実効性~」を開催!

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 2024年2月22日(木)、グッドウェイは「第16回 AMLコンファレンス2024~AMLガイドライン対応期限後に求められる対応の実効性~」を九段会館テラスにて4年ぶりに一般参加者を入れて開催し、また講演の模様をライブ配信を行った。 


 AML関連のイベントとしては日本最大規模で、16回目の開催を迎えた本コンファレンスでは、「AMLガイドライン対応期限後に求められる対応の実効性」をテーマに、警察庁、財務省、金融庁の関係当局や金融機関の実務者、専門家によるマネー・ローンダリング防止に向けた規制や実務と課題、最新の取組みなどが参加者に共有された。



 冒頭の藤野 宙志(グッドウェイ 代表取締役社長)による開会挨拶の後、「本日のプログラム解説」で、小野 勝司氏(あずさ監査法人 金融統轄事業部金融アドバイザリー事業部 ディレクター)が当日のプログラム概要を紹介した。

特別講演 「マネー・ローンダリング対策の現状と課題」
    

 髙塚 洋志氏(警察庁 組織犯罪対策第一課 犯罪収益移転防止対策室長)は、マネー・ローンダリングの情勢やAML/CFT対策、令和5年犯罪収益移転危険度調査書および疑わしい取引の届出について説明を行った後、犯収法上の本人確認方法の見直しの方向性を講演の最後に共有した。

講演 
 

 マシュー・フィールド氏(NICE Actimize APAC市場ディレクター アンチマネーロンダリング担当)は、「自社のAMLプログラムの有効性と効率性を高めるには」と題して、今後のAML戦略計画の重要性、AMLにおけるAIの対象範囲の広さ、調査の効率化などについて講演した。

 クリストファー・ジーン氏(SAS Institute Inc. Fraud & Security Intelligence Division Global Head of Banking AML and Compliance Solutions)は、「2024年、制裁の複雑化にどう対応するか - より良い検知を支える新技術に関する現実的な見解」と題して、スクリーニング業務における課題や課題と対応のトレンドを解説した後、スケーラビリティの必要性などについて講演した。

ランチブレイク 


 ランチブレイクでは赤坂 武彦氏(SCSK RegTech Edge AML開発本部 AML企画部長)、古川 雅秀氏(アビームコンサルティング 金融ビジネスユニット マネージャー)より、ランチピッチが行われた。また、会場ではランチ後にブース出展者と来場者による情報交換が行われた。

特別講演 「マネロン・テロ資金供与・拡散金融対策の国内外の動向」



 髙木 悠子氏(財務省 国際局資金移転対策室 室長)は、マネロン・テロ資金供与・拡散金融対策に係る国内外の動向として、FATF対日相互審査フォローアップ(第2回)の概要、FATF第5次相互審査の概要と同審査に向けた政府の基本方針などを解説し、最後にマネロン・テロ資金供与・拡散金融対策に係る広報を促進するための対策特設サイト(英語版)を紹介して講演を終えた。

講演 
 

 西 好昭氏氏(あずさ監査法人 金融統轄事業部金融アドバイザリー事業部 ディレクター)は、「2024年4月以降を見据えた金融機関の課題」と題して、マネロン等対策の重要性、FATF第4次相互審査フォローアッププロセス、FATF第5次相互審査、日本の金融機関の課題を講演で共有した。

 亀山 佳世子氏(ムーディーズ アナリティックス ジャパン 金融犯罪対策・リスク&コンプライアンス部門 ディレクター)、伊庭 健太氏(ムーディーズ アナリティックス ジャパン セールス部門 アシスタント・ディレクター)は、「国際的な事例から見るAML/CFT態勢の実効性の確保」と題して、海外の動きと日本のFATF審査後の対応、FATF第5次審査と金融機関等に求められる態勢、海外の金融機関の態勢事例について講演した。

特別講演 「マネロン・テロ資金供与対策の現状と課題」



 齋藤 豊氏(金融庁 マネーローンダリング・テロ資金供与対策企画室長)は、マネロン等対策の現状や第5次FATF相互審査に向けて第4次対日相互審査の結果やスケジュールなど、マネロン・テロ資金供与対策ガイドラインFAQの改訂、暗号資産交換業者への不正送金対策の強化、法人口座を悪用した不正送金など、マネロン・テロ資金対策の動向および最近のトピックについて講演で共有した。

講演 



 大嶋 寛士氏(LSEG リスク・インテリジェンス カスタマー&サードパーティリスク ソリューション・セールス)は、「グローバルの制裁動向と、マネーロンダリングの温床となるESG関連犯罪への対応について」と題して、プロフィールや会社紹介の後、グローバルの制裁動向について、マネーロンダリングの温床となるESG関連犯罪への対応について事例を用いて講演した。

 島津 敦好氏(カウリス 代表取締役)は、「AMLの最新事例と、将来像について」と題して、システム導入社のAML最新事例を用いて口座転売対策や、これからの試みとFATFでの学び、電力データを活用した継続的顧客管理のコストダウンについての概要を説明した。

  パネルディスカッション 「令和五年度危険度調査書(NRA)を踏まえた当面の実務対応について」



 パネルには 目黒 誠氏(みずほ銀行 金融犯罪対策部 金融犯罪対策推進室 AML業務企画チーム 次長)、鈴木 朋紀氏(三井住友銀行 AML金融犯罪対策部・副部長)、大島 知子氏(三菱UFJ銀行 グローバル金融犯罪対策部 グローバル金融犯罪対策室(日本)室長)、および鈴木 仁史氏(鈴木総合法律事務所)が出演。モデレーターを小野 勝司氏(あずさ監査法人 金融統轄事業部金融アドバイザリー事業部 ディレクター)が務めた。

 パネルでは、令和5年版犯罪収益移転危険度調査書(NRA)より、「疑わしい取引の届出の状況」、「法人(実質的支配者が不透明な法人等)」、「FATFブラックリスト国等(ミャンマー、ロシア)への対応」の3つをテーマとして取り上げ、各行の対応や取組み、方針などが共有されたほか、鈴木氏からは弁護士の立場からみた見解が共有された。


 コンファレンス終了後には、会場来場者に加え登壇者や協賛関係者も交えての歓談が閉会まで続いた。

 マネーローンダリング・テロ資金供与・拡散金融対策に向けた金融システムの確保のため、官民連携による一層の態勢強化が求められる。コンファレンスを通じて最新の情報やベストプラクティスを共有する「AMLコンファレンス」の次回開催は例年同様2025年2月を予定している。

【協賛企業一覧(五十音順)】

【プラチナスポンサー】
LSEGカウリスSAS Institute JapanNICE ActimizeMoody's Analytics

【ゴールドスポンサー】
SCSK RegTech Edgeダウ・ジョーンズDTS日本経済新聞社 情報サービス部門 情報サービスユニット

【シルバースポンサー】
アビームコンサルティングNTTデータ ルウィーブ

【コーディネーションスポンサー】
あずさ監査法人 / KPMG FAS


(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )









11:55 | 取材:金融・IT業界向け
2024/02/14

【オルタナティブデータ推進協議会(後援:金融庁・国土交通省・デジタル庁)】「オルタナティブデータEXPO 2024」を開催!

| by:ウェブ管理者

 2024年1月31日(水)、一般社団法人オルタナティブデータ推進協議会(後援:金融庁国土交通省デジタル庁)は、「オルタナティブデータEXPO 2024」 を東京會舘で開催した。



 「オルタナティブデータEXPO」は今回で2回目の開催となり、回を重ねるごとに出展社および来場者が増加してきている。
オルタナティブデータは、金融機関や投資家等が資産運用で利用してきた財務データなどの伝統的なデータとは異なるビッグデータや様々な情報源から収集できる多様な情報・データで、資産運用における投資判断の差別化を生み出すファクターとして、更に注目度が増してきている。
 会場では、23社のソリューションプロバイダーによるデータ活用のための展示、会員企業によるオルタナティブデータの活用に向けたパネルディスカッション、データ活用の最先端の事例を集めた様々なセッションなどが実施された。

開会挨拶
 


 東海林 正賢氏(オルタナティブデータ推進協議会 代表理事 /  Jazzy Business Consulting 代表取締役)は、昨年の取組みを振り返り、協議会が発足し2年半が経ち、その中で生まれたマッチングなど共栄共存の事例をご紹介できたらと語った。
最後に、協議会でのつながりや今回のようなイベントによって、新しい仕事が生まれ、日本を変えていくということができればと抱負を語り、開会挨拶とした。

基調講演
 


 基調講演で池田 賢志氏(金融庁 チーフ・サステナブルファイナンス・オフィサ―)は、資産運用と密接に絡むオルタナティブデータや、オルタナティブデータとしてのサステナブルデータについて、企業価値を読む上でどのようにデータを活用していくかなどについて語った。

協業事例 紹介
 


・笠井 康則氏(LSEG Data & Analytics ディレクター (JADAA 理事)):石川 洵哉氏(アスタミューゼ 投資運用支援事業本部 本部長)
・保坂 豪氏(JPX総研 フロンティア戦略部 統括課長):鳥羽 真太郎氏(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス データ・バリエーション・アナリティクス ディレクター)
・酒井 幸輝氏(ブログウォッチャー おでかけ研究所 所長):奥田 拓人氏(デロイト トーマツ リスクアドバイザリー GRC シニアマネジャー)
・鈴木 悠加氏(日本システム技術 未来共創Lab 研究員):西巻 拓真氏(KPMGコンサルティング Life & Science & Healthcare スペシャリスト)
・薄井 司氏(エム・データ 代表取締役社長):辻中 仁士氏(ナウキャスト 代表取締役CEO)

 各企業の協業内容について、5事例について各社より解説が行われた。

パネル・ディスカッション①
 「FACTBOOKに見るオルタナティブデータ活用の現在地」



<モデレータ>
 中村 卓雄氏(三井住友トラスト・アセットマネジメント DX推進部兼経営企画部(JADAA 業務調整委員長))
<パネリスト>
 亀田 制作氏(SOMPOインスティチュート・プラス プリンシパル兼エグゼクティブ・エコノミスト (JADAA 理事))
 小池 理人氏(SOMPOインスティチュート・プラス 企画・公共政策グループ 主任研究員)
 冨家 友道氏(Deep Data Research/Protosure Japan 顧問 (JADAA 理事))
 Paris Tung氏(Neudata Senior Analyst)
 岡田 拓郎氏(金融データ活用推進協会 代表理事)

 本パネルは、昨年末に取りまとめたFACTBOOKを元に、日本におけるオルタナティブデータの活用状況、将来の活用拡大に向けた取組み、提供者や利用者が直面する課題を紹介しつつ、議論が進められた。

基調講演
 


 基調講演で矢吹 周平氏(国土交通省 政策統括官付 情報活用推進課長、内閣官房地理空間情報活用推進室参事官)は、自治体におけるデータ整備について、事例を交えながら国民ニーズの多様化にこたえる取り組みなどについて講演した。


 菊池 由美子氏(日本不動産カウンセラー協会 理事長)、竹田 賢治氏(日本不動産カウンセラー協会 理事)は、オルタナティブ推進協議会と不動産カウンセラー協会で共同研究が昨年スタートしたこと、オルタナティブデータと不動産をかけ合わせて自治体への提案を事例を交えながら講演が行われた。

パネル・ディスカッション②「生成AIの活用と課題」



<パネリスト>
 北山 朝也氏(AlpacaJapan 代表取締役 Japan GM (JADAA 理事))
 高木 幸雄氏(電通総研 金融ソリューション事業部 事業戦略ユニット ビジネスエンジニアリング部 グループマネージャー (JADAA 人材育成委員長))
 鐘江 健一氏(アセットマネジメントOne 運用本部 株式運用グループ アナリスト (JADAA 理解醸成委員長))
 岡谷 憲二氏(AGC 化学品カンパニー経営戦略本部 DX推進室)

 ジャーナルメンバーに行ったChatGPTの活用に関するアンケートを解説したのち、アメリカでのAI活用による効率化を元に現在の取り組みや今後についてや、AIを使用した人材活用のために活用できる人材面の課題についてなど議論が進められた。

パネル・ディスカッション③ 「サステナブルな経営を実現するためのオルタナティブデータ活用」



<モデレータ>
 平瀬 錬司氏(サステナブル・ラボ 代表取締役CEO) 
<パネリスト>
 安原 貴彦氏(みずほ第一フィナンシャルテクノロジー 代表取締役社長)
 加藤 正裕氏(三菱UFJ信託銀行 MUFG AM サステナブルインベストメント フェロー)
 栗本 廉氏(オープンワーク 社長室室長)
 金本 成生氏(スペースシフト 代表取締役社長)

 本パネルでは、オルタナティブデータが解決できえる重要なサステナビリティ課題や、オルタナティブデータの不完全性と正解のあいまいな問いに挑み方についてをテーマとして、議論が行われた。

基調講演
 



 基調講演で谷 浩氏(内閣府 地方創生推進事務局 参事官 地方創生SDGs担当)は、地方自治体におけるSDGsを進めるうえで重要な要素を事例を交えながら講演し、官民連携や、自立的好循環を作ための自治体と地域金融機関が地域の業者を見えるかしていくことの重要性などについて講演した。

ピッチマラソン
 


 ①石原 哲夫氏(Macrobond Financial 営業 Macro Strategist)
 ②髙野 桂一氏(ジオテクノロジーズ GTダイレクト営業本部ソリューションセールス マネージャー)
 ③佐々木 治氏(マーチャンダイジング・オン 代表取締役社長) 
 ④井上 晋氏(日本リスク・データ・バンク データサイエンス3部 部長)
 ⑤羽仁 みのり氏(TOPPANエッジ ビジネスイノベーション本部)
 ⑥山ノ内 智康氏(マネーツリー データリサーチ プロダクトマーケティングマネージャー)
 ⑦小野 美和子氏(Bloomberg データ部アジアサプライチェーンチーム 日本担当)
 ⑧田中 龍氏(マインディア セールス本部 セールス本部長 CCO 兼 CRO)
 ⑨平瀬 練司氏(サステナブル・ラボ 代表取締役CEO)
 ⑩栗本 廉氏(オープンワーク 社長室 室長)

 10社による1社あたり4分のピッチマラソンが行われた。

閉会挨拶
 


 閉会にあたって、笠井 康則氏(LSEG Data & Analytics ディレクター (JADAA 理事))は、昨年はオルタナティブデータで具体的に何ができるのか見えにくかったが、本日のピッチマラソンや様々な事例を見て、メインストリームに入ってきたのではないかと改めて確認できたと語り閉会挨拶とした。

展示・休憩エリア
 


 講演会場に隣接する休憩・展示エリアも休憩時間中は多くの来場者で賑わいを見せ、閉会後には交流会も行われるなど盛況のもと「オルタナティブデータEXPO 2024」は閉会した。

 オルタナティブデータの活用に関しては、世界中が注目しており、様々な形で活用されていくことで、日本の発展につながることが期待される。日本での更なるオルタナティブデータの活用に向け、オルタナティブデータ推進協議会の今後の活動や取組みに注目したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )







12:46 | 取材:金融・IT業界向け
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