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2017/07/06

【地方創生『食の魅力』発見商談会実行委員会】食の力で地方創生を応援!食材の販路拡大を希望する食品企業と、地域色溢れる食材を求める食品バイヤーとのマッチングの機会を提供する食の商談会「地方創生『食の魅力』発見商談会2017」を開催!本年も大盛況となり、総来場者数は過去最高記録を更新!

| by:ウェブ管理者


 2017年6月28日(水)、リッキービジネスソリューション第二地方銀行協会加盟行で構成される、地方創生『食の魅力』発見商談会実行委員会は、東京都大田区平和島にあるTRC東京流通センター(第一展示場)において、「地方創生『食の魅力』発見商談会2017」を開催した。

 本商談会は、第二地方銀行の取引先である「地域の食品」を扱う地元企業にスポットを当て、商品の市場競争力向上や首都圏を中心としたバイヤーとのマッチング機会の創出を狙い、広域の食関連産業の育成と発展、地域経済の活性化を支援することを目的としたもので、多くの展示ブースの他、個別商談も多数実施され、主催銀行、出展社、来場者、個別商談会参加バイヤーいずれも過去最高を記録して盛況裡に閉会した。



 会場の東京都大田区平和島にあるTRC東京流通センター 第一展示場では、午前9時40分の開会式の開始時間が近付くと関係者、スタッフらが集まりだし、来賓や商談会を盛り上げるべく会場に駆け付けた各地のご当地キャラクターもステージ横にスタンバイして開会を待った。




【主催銀行代表挨拶】東和銀行 取締役頭取 吉永 國光氏「私達銀行も、バイヤーの方との関係を築いて販売協力し、地元の商談会にも招くなどして地域に貢献したい。」

 開会後、主催銀行を代表して挨拶した吉永氏は、「商談会は7回目で参加行も今回は30行と、どんどん増えている。出展社も昨年の数で221社と7年前の3倍。来場者数も2,216名と7年前の4倍になった。また商談成立件数も昨年は308件と1年前の倍、7年前の5倍というように、素晴らしい成果を生む会になっている。これも澁谷社長率いるリッキービジネスソリューションの皆さんが多くのバイヤーに働きかけした成果のおかげ」と冒頭に感謝の意を述べた。

 吉永氏は続けて、「私達、銀行も色とりどりの羽織をきているが、ただ動き回るだけでなく、バイヤーの方との関係を築いて販売協力し、地元の商談会にも招くなどすることで地域に貢献したい。」と挨拶で商談会に向けての意気込みを語った。


【来賓挨拶】金融庁 監督局 銀行第二課長 柴田 聡氏「地域に根差している地域銀行が、取引企業をしっかりし支援し、企業価値の向上に取り組むことで、金融機関と取引企業の双方がWIN-WINの関係を構築することが大事だと認識」

 柴田氏は冒頭にお祝いの言葉を述べた後、「金融庁、政府としては、地方創生に向けて産
学民一体となった地域の企業の生産性の向上、地域経済の活性化に取り組んでいるが、地域経済において、中核的な地域銀行の果たすべき役割はきわめて大きい。地域に根差している地域銀行が、取引企業をしっかり支援し、企業価値の向上に取り組むことで、金融機関と取引企業の双方がWIN-WINの関係を構築することが大事だと認識している。地域経済が活性化されることは、大変喜ばしいことであり、金融庁としても本イベントの後援をさせていただいているが、このような取組みが今後とも発展していくよう一層支援をさせていただきたい。今回の商談会を通じて地域銀行による顧客支援に係る取組みが益々発展し、地方創生が大きく前進していくことを祈念して挨拶としたい。」と語った。


【来賓挨拶】日本食糧新聞社 代表取締役会長 CEO 今野 正義氏「過去の常識が非常識になりつつあり、もう3割しか常識が活きない。食品業界も変わらなければならない中で、今日から始まる商談会が実りの多い、未来を切り開く、明るい成功事例の溢れる商談会になるよう祈念したい。」

 最後の挨拶に立った今野氏は、食品産業と流通産業を応援する専門誌としての日本食糧新聞を簡単に紹介後、「本商談会は、地域の優れた食材の販売を希望する企業、心から支援する地方銀行、地域色豊かな食材を求める食品担当のバイヤーが、トリオ、三本の矢のごとく強力なチームを作り、共益を目指してまさに地方創生を形にする画期的な取組みだ。」と語った後、「今やどんなビジネスも過去の常識が非常識になりつつあり、もう3割しか常識が活きない。食品業界も変わらなければならない中で、規制緩和はどんどん進もうとしている。今日から始まる商談会が実りの多い、未来を切り開く、明るい成功事例の溢れる商談会になるよう心から祈念し、応援のメッセージとさせていただきたい。」と述べて来賓挨拶を締め括った。



 開会式が終了して間もなく、午前10時を迎えて入場開始の時間となり、行列をなしたバイヤーが受付を済ませて次々と入場。開場直後から展示会場はバイヤーで埋め尽くされていった。以下、展示会場の熱気と活力あふれる様子を撮影写真で紹介したい。

全国の地域食材に特化した食品商談会!地域色豊かな安全で美味しい食材が集結した会場は、入場開始直後から盛況に!













「都道府県PRスペース」も設置!無料配布の各都道府県の特色・魅力が紹介されたパンフレットが多数!全出展ブース裏に個別に用意された商談スペースでは、出展社とバイヤーとの個別商談が終日実施される!



 こうして7回目を迎えた本商談会は、主催銀行30行(前年と同数)、出展社数243社(同221社)総来場者数2,572名(同2,216名)を記録するなど規模を拡大。個別商談会への参加バイヤーも168名(同100名)、個別商談数も全433商談(同400商談)へ増加して盛況のもと閉会した。


 地方の優れた食材の販路を拡大する機会を創出し、食の分野から地方創生に貢献することを目指す本商談会。一口に地方創生と語っても、その実現は容易ではなく、バブル期のような旧来型の地域開発による活性化や経済貢献に期待できない現在、過去に安倍首相が年頭会見で「地方創生で重要なことは地方が自ら考え、行動し、変革を起こしていくこと」だと明言した通り、自治体や地域の力が試され、先進的な取り組みをする自治体・地域とそうでない自治体とで格差が開いていく時代を迎えている。こうしたなか、地域金融機関と食品企業との継続した連携・支援体制、斬新なアイデア等を背景に、地方色溢れた魅力ある食品を通じた販路拡大の取組の推進により、地方経済活性化への貢献が果たされ、次回の開催でも会場の熱気を通じて、地域の活力とパワーが感じられる食の商談会となることを心から期待したい。


(取材、撮影、記事、編集・制作 : 柴田 潔 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )





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