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2017/06/26

【三井情報】一橋大学名誉教授 野口 悠紀雄氏らを招いて 「三井情報 金融フォーラム2017」をパレスホテル東京で開催!今年の講演テーマはブロックチェーンとファイナンシャルインクルージョン!

| by:ウェブ管理者

 2017年6月14日(水)、金融・商社・流通・不動産・通信・公共など、幅広い業界のICT環境をサポートする三井情報(以下、同社)は、金融機関の経営・管理者層を招き、東京・千代田区にあるパレスホテル東京で「三井情報 金融フォーラム2017」を開催した。

 年1回開催の金融フォーラムも3回目を迎え、今年も多くの金融機関の経営・管理者層が参加。今回の特別講演では一橋大学名誉教授で早稲田大学ファイナンス総合研究所 顧問も務める野口 悠紀雄氏が、ブロックチェーンがもたらすビジネス変革に関する特別講演を行ったほか、ドレミング 代表取締役CEO 桑原 広充氏がスタートアップによるファイナンシャルインクルージョンへの取り組みについて講演。終了後は
同ホテル内の別会場で懇親会も盛大に行われた。


 昨年の六本木アカデミーヒルズから会場を移し、今年はパレスホテルグループの旗艦ホテルであるパレスホテル東京が会場。格式の高い高級化路線により国内外の富裕層に利用される同ホテルの「橘」で講演会が、「梅」で懇親会が行われた。



【開会挨拶】三井情報 代表取締役社長 小日山 功氏「財務分析システム「CASTER」の大幅な機能拡張とアップデートを行い、経験と知見を活かしてフィンテック、ブロックチェーンの事業展開にも着手したい。」

 挨拶に立った小日山氏は冒頭に、「2007年に合併して発足した当社は今年10周年を迎えた。さらに前身である三井情報開発の創業から数えて50周年目にあたる。この50年はICTの急速な進歩により大きく情報産業が変革した時期であり、メインフレームからパソコンへのダウンサイジング、垂直統合から水平分散型ビジネスの到来、インターネットの普及と通信技術革新によるユビキタスな環境の実現、サイバー&バーチャルなネットビジネスがもてはやされる時代となった。」と同社の歴史やテクノロジーの変遷についてを振り返った。

 また、「ICT技術のビジネス環境が大きく変化する中で、弊社は技術革新に合わせて新しい技術を貪欲に吸収し、時代のニーズに応じたサービスを絶えず模索、提供し続けてきた。今後はIOT、AI、ビックデータなどの技術により、デジタル技術が現実を大きく変えるデジタルトランスフォーメーションが叫ばれるデジタル革命の時代になる。この更なる大きな変革期に我々はますます最新の技術を身に付け、顧客のニーズに合ったサービスをスピード感を持って提供し続けていきたい。」と意気込みを語った。

 その後、同社の金融事業について、財務分析システム「CASTER」の大幅な機能拡張とアップデートを行う予定であること、沖縄銀行と共同で法人営業向けの事業計画策定支援システム「CIPS」のタブレット版を開発提供したこと、市場系金融領域では市場系金融商品管理システムのベンダー「カリプソ社」と更なる関係強化に取り組んでいること、経験と知見を活かしてフィンテック、ブロックチェーンの事業展開にも着手する意向であることなどを紹介。最後に講演内容の紹介も行って挨拶を締め括った。



【特別講演】早稲田大学ファイナンス総合研究所 顧問、一橋大学名誉教授 野口 悠紀雄氏「ブロックチェーンがもたらすビジネス変革」
 
 ブロックチェーンに精通し、2017年2月に「
ブロックチェーン革命」の著書も出版した野口氏は講演で、フィンテックの位置付け、プライベートブロックチェーンとパブリックブロックチェーンの違い、ブロックチェーン技術の拡大、中央銀行が発行する仮想通貨などについての見解を披露した後、各分野におけるフィンテックの活用、電子マネーと仮想通貨の違い、ブロックチェーンの応用についての解説を通じて、技術革新によって大きく変革する金融サービスと金融機関のあり方、心構えについて語った。講演終了後の質疑応答では銀行員ならではの質問もあり、関心の高さが窺われた。



【講演】ドレミング 代表取締役CEO 桑原 広充氏「スタートアップによるファイナンシャル・インクルージョンへの取り組み」

 桑原氏は、ファイナンシャル・インクルージョンとは、「貧困層に正規の金融取引を提供すること」だとして、世界銀行による、正規の金融サービスを受けられない成人が世界中にまだ20億人いるとのデータを示し、ドレミングではリアルタイム給与計算をもとにして、銀行口座を持たない、金融サービスを享受できない人々のために、決済手段やローンの組成、保険への加入など正規の金融サービスを提供することを目指していると語った。

 また、フォーラム開催当日に、三井情報とドレミングの協業に関するプレスが発表されているので、そちらも併せて紹介したい。
「MKI、世界で注目の日本発フィンテックサービス「Doreming」のマーケティングをアジア地域で開始-日次給与の即払いを可能にするクラウド型プラットフォームの事業化を通じてファイナンシャルインクルージョンの実現を目指す協業企業発掘やローカライズを支援-」




【閉会挨拶】三井情報 金融・コンタクトセンター 営業本部 本部長 高田 康博氏「新たな業界の潮流へも柔軟に対応し、従来の技術力も結集して業界の技術革新に貢献していく。」

 4月より営業本部長を務める高田氏は
、「昨今、ブロックチェーンという言葉が新聞紙上を賑わせており、またファイナンシャルインクルージョンについても、フィンテック関連の動向が加速状態に入ってきていると感じさせる講演だった。当社は30年以上にわたる金融機関との取引で培った知見、ノウハウを活かして新たな業界の潮流へも柔軟に対応する一方で、従来の技術力も結集して業界の技術革新に貢献していく。」と挨拶。ドレミングのアジアマーケティングの支援体制、および懇親会場で同社の事業計画策定支援システム「CIPS」のデモが体験できることもPRして挨拶を終えた。



 講演会終了後は隣接する「梅」に会場を移して懇親会が行われ、同社 取締役執行役員 渡邉 辰夫氏(写真左)より開会の挨拶、三菱東京UFJ銀行 執行役員 システム本部長 亀田 浩樹氏(同右)の乾杯の挨拶・音頭でパーティーがスタート。会場内が歓談で盛り上がるなか、デモコーナーには多くの参加者が立ち寄ってスタッフの説明に聞き入った。歓談も弾み、宴もたけなわの頃にお開きの時間を迎え、閉会の挨拶を同社 執行役員 人見 秀之氏(同右下)が行って懇親会も終了した。

 今年で3回目を迎えた「三井情報 金融フォーラム」。小日山氏が開会挨拶で語ったように、デジタル時代のイノベーション、デジタルトランスフォーメーションが叫ばれる時代となり、先が読めない改革時期を迎えた今、迅速な経営判断に役立つ、時代を読み込むかぎとなる感度の高いテーマを設定して金融フォーラムは開催されてきた。金融業界の変革に求められる、新たなアプローチの模索・銀行経営と事業戦略への提言を通じて、同社は金融業界への貢献を引き続き目指していく方針だ。


(取材、撮影、記事、編集・制作 :柴田 潔 @株式会社グッドウェイ )




14:58 | 取材:金融・IT業界向け

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