開会挨拶で上田 潤氏(BIPROGY 戦略事業推進第二本部 事業推進一部 事業開発プロジェクト グループリーダー)は、日本ユニシスからBIPROGYに社名変更した件に触れ、光が屈折・反射した時に見える7色の英単語(Blue、Indigo、Purple、Red、Orange、Green、Yellow)の頭文字を使った新社名のもと、心機一転の心構えでビジネスモデル変革や社会への提供価値を変えていきたいと挨拶。フォーラムのテーマをデジタルを活用したマーケティングとした背景なども説明した。
なお、この日の進行は松本 美幸氏(BIPROGY 戦略事業推進第二本部 事業推進一部 事業開発プロジェクト 主任)が務めた。
Session1 | 「経営者が、クリエイティブを使いこなすために」 |
工藤 拓真氏(BRANDFARM 代表/dof ブランディングディレクター)は、マーケティングやブランディングという言葉の定義や、経営者がクリエィティブを活用して戦略を立てるための基礎や意義などについて、事例なども交えながら紹介した。
Session2 | 「金融グループの強みを生かした広告・マーケティング支援」 |
高野 義孝氏(SMBCデジタルマーケティング 代表取締役社長)は、三井住友フィナンシャルグループ/三井住友銀行の広報部を経て、2021年7月に設立したSMBCデジタルマーケティングの代表に就任。広告主から広告を利用してもらう立場へと180度変わった経緯に触れ、新規参入の背景やビジョン等を共有。三井住友銀行アプリ内の広告メニュー概要や実施事例、今後の事業拡大についても説明を行った。
椎橋 大輔氏(アウモ コーポレート部長 兼 観光戦略責任者)は、同社がソーシャルゲームプラットフォームGREE(グリー)の子会社であることや、自身のプロフィールを簡単に紹介後、aumo(お出かけ情報サービス)が一般の知名度と比較しアクセス数が多い理由としてSEOの強みに触れ、SEOの基礎および同社の実績や取組み、戦略等を共有した。
Session4 | 「CXマーケティング・プラットフォーム「Fab-Stand」」 |
上田氏は、前振りとして、マーケティング・プラットフォーム「Fab-Stand」を2021年3月よりスタートさせた背景やデジタル広告の変えていきたい現状を共有。新しいデジタルデータを使って生活者のジャーニー/時間軸を把握し、新しいメディアでのコミュニケーションを通じて、生活者の購買体験を素晴らしいものにすることを目指す「Fab-Stand」の概要を紹介した。
その上で、上田氏は当日のプログラムを総括した後、本業のICTを価値を活かしつつ、新しい領域に踏み込んで社会や地域、関係取引先にどういった価値を提供し、事業を支援できるのか、今回のフォーラムはそれを模索する意味もあったと挨拶。年2回のペースで開催しているのフォーラム(Financial Foresight Forum)を次回は今秋を目途に開催したいと述べて閉会した。
なお、2022年5月20日(金)には、FFLab(Financial Foresight Lab)特別公開イベントとして、日下 智晴氏(元金融庁地域金融企画室長、日下企業経営相談所 代表)、西村 やす子氏(ふじのくに物産 代表取締役)をゲストに迎え、「地域社会・地域金融の未来を語る~実践者のリアル~」の開催も予定されているので最後にご紹介したい。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )