2019年6月12日(水)、リッキービジネスソリューションと第二地方銀行協会加盟行で構成される、地方創生『食の魅力』発見商談会実行委員会は、東京都大田区平和島にあるTRC東京流通センターにおいて、「地方創生『食の魅力』発見商談会2019」を開催した。
本商談会は全国の地域食品に特化した商談会として2011年よりスタートし、年々規模を拡大しつつ本年で第9回目を迎えた。第二地方銀行の取引先である地域の食品を扱う地元企業と首都圏を中心としたバイヤーとのマッチング機会の創出や商品の市場競争力向上を狙い、広域の食関連産業の育成と発展、地域経済の活性化を支援することを目的に毎年開催されているもので、当日は開場早々から多くのバイヤーが訪れて終日展示会場は賑わいをみせた。
開場に先立ち、会場の特設ステージでは午前9時30分から開会式が行われた。開会式には来賓や主催銀行&出展社の関係者のほか、地域を代表して商談会を盛り上げようと会場に駆け付けた各地のご当地キャラクターも参加。司会から来賓や主催銀行代表者の紹介が行われた後、最後に主催・企画運営事務局のリッキービジネスソリューション 代表取締役 澁谷 耕一氏も紹介され、開会式がスタートした。
【主催銀行代表挨拶】東和銀行 代表取締役頭取 吉永 國光氏「内容が毎回充実する商談会、商談が成立数は初開催時と比べ7倍に」
開会式冒頭、主催行を代表して挨拶した吉永頭取は、「2011年に始まって今年で9回目。回を重ねているだけでなく、その内容が毎回どんどん充実していき、成果が着実に上がっている商談会だ。昨年は出展企業数は261社、来場者数は2,600名に、商談成約数は385件まで増えてきた。」と実績をPR。「商談会をここまで成長させたのはリッキービジネスソリューションの澁谷社長、それから第二地銀協会の事務局の皆さんの力が大きかったのではないか。商談会に来ていただいたバイヤーの皆さんと私共銀行員は必ず名刺交換をし、その後本店で行われるビジネス交流会にも来ていただけるよう交流を深められる場にしてもらいたい。」と商談会に臨む主催銀行側の心構えにも触れて挨拶とした。
【来賓挨拶】金融庁 監督局銀行第二課 地域金融生産性向上支援室長 日下 智晴氏「銀行員の方々と事業者の皆様方が共通価値を作って、地方そして日本全体を元気にしてほしい」
日下氏は冒頭にお祝いの言葉を述べた後、「多くの商談が本日なされることを心から祈念しております。」と切りだし、さらに「他銀行の方々が連れてこられた出展社様の商品を見て、次にどのような取組をしたらいいだろうかと、様々な取引先に対するアドバイスのネタを発見してもらう場にしてもらえれば」と挨拶。また、「商談会を通じて商品を見る目、あるいは目利き力といったものが必ず養われる。経営を上手にやったとしても現場で価値が生まれないと共通価値の創造はできない。今日は銀行員の皆様と事業者の皆様が共通価値を作って、地方そして日本全体を元気にしていく事を祈念したい。」と期待を込めて挨拶をした。
開会式が終了後、午前10時より開場の時間となり、受付を終えた食品バイヤーが続々と商談会場に入場。以下、会場の活気あふれる様子を撮影写真で紹介したい。
東京オリンピックを目前に一層注目を浴びる地域食品が全国から集結!盛況だった展示・商談会の様子をご紹介します!
全出展ブース裏に個別に用意された商談スペースでは、出展社とバイヤーとの事前予約制の個別商談が多数実施された。「都道府県PRスペース」には各都道府県の特色・魅力が紹介された無料パンフレットが多数展示!
前回から始まった「商品展示コーナー」にも多くのバイヤーが!「来場者抽選コーナー」といったお楽しみも!
こうして第9回目の開催を終えた本商談会は、出展社数264社(同261社)総来場者数2,816名(同2,618名)といずれも過去最高となり、盛況のもと閉会を迎えた。全国の各地域で受け継がれてきた地域固有の多様な食文化と食材が注目を集める中、魅力溢れる地方食品の消費拡大につながる機会の提供を通じて、本商談会が今後も地方の活性化と活力向上を促進させる役割を担っていくことを期待したい。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWay メディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )