2020年2月16日(日)、矢井賀つむぐは、高知県高岡郡中土佐町の矢井賀にある旧矢井賀小学校(廃校)において、未来の矢井賀をみんなで考える「矢井賀未来会議」を開催した。
矢井賀つむぐは、地元住民と移住者による矢井賀地区の活性化を目的に、住民が自ら考えて活動する住民組織として、困り事の解消とやりたいことの実現および持続可能な地域づくりを目指して活動している。
この日の会場になった旧矢井賀小学校では、ひな人形の飾りつけが行われており、住民が所有していたこれらのひな人形は、一般に公開される予定だという。集まった参加者は矢井賀にある釣り宿『海十』の弁当を食べながら、会議開始に向けまずは腹ごしらえを行った。
未来会議が始まると、今までの振り返りと住民・外部参加者による自己紹介のほか、講演およびワークショップでは矢井賀で何ができるかを全員で考え意見を出し合った。
ゲストとして参加し、水産の街・石巻へ移住して魚の食文化情報を全国に発信する『石巻さかな女子部』の代表を務める塩坂 佳子さんは、講演で震災後に地域で魚の捌き方などを皆で習い始めたことなど、活動内容を詳しく紹介。
また、自分、家庭、子供、仕事、地域を犠牲にすることなく一歩を踏み出すために自然体で学び合えるコミュニティ、高知市の『Kochi Startup BASE(KSB)』の上野 伊代さんも、KSBおよび須崎市で活動する『すさき女子』の活動についてを紹介。「町で生活している自分たちが幸せな気持ちで暮らせていること」、「できることをできるだけ」というメッセージが、矢井賀つむぐの活動にも通じるものがあった。
ワークショップでは、「矢井賀でできること」というテーマで住民やゲストが入り混じってチームに分かれて意見交換。空き家を使った交流施設の活用、釣り教室、映画鑑賞会などのアイデアや意見が活発に飛び交った。
会の最後には井川 愛さん(矢井賀つむぐ 代表)が「これからも皆で楽しく、できることをやっていきましょう」と挨拶し第4回未来会議は閉会となった。
矢井賀つむぐでは賛同いただき、一緒に課題解決に向け活動していただける活動メンバー、個人/法人サポータを募集しています。お問い合わせは、こちらのメールアドレスまでご連絡ください。
<活動メンバー>
現地で、住民や矢井賀つむぐと連携し、活動しいてただける方。
<個人サポーター>
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<法人サポーター>
地域活性化への取り組みとして、住民の声を反映し、個別の課題解決のほか、包括的にサポートいただける企業。
(写真・記事提供:五十嵐 文雄氏 / 編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )