2018年5月29日(火)、ブロードリッジ・ジャパンは、金融業界を対象とした「ブロードリッジ・エクスチェンジ・ジャパン~マーケットチェンジへの戦略」をパレスホテル東京で開催した。
フィンテックをはじめとする最新のテクノロジーが次々と生み出される昨今、本フォーラムには、革新的なサービスを生み出すトランスフォーメーション/マーケットチェンジに挑戦している各分野のキーパーソンを招かれ、新しいビジネスを生み出す当事者からみた世界観と未来像について講演が行われ、パネルディスカッションでも活発な意見交換が行われた。
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会場は例年通り、絶好のロケーションにあるパレスホテル東京。開演時刻が近付き多くの金融業界関係者が会場を訪れた。
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講演会場の「橘の間」に用意された200名以上の席は、講演開始からほどなくほぼ満席に。参加者の関心の強さがうかがえる。
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開演の時刻となり、冒頭の挨拶に立った星野氏は、テクノロジー、データ、分析ソリューション等を活用による顧客企業の課題解決と未来資産の実現を支援する「Ready for Next」という同社のブランド・プロミスについて触れたあと、近未来の金融テクノロジーの戦略について、各界の著名、高名な方が語る情報と見解を参加者の皆さまとシェアすることが今回の開催主旨だと挨拶で語った。
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【キーノートスピーチ】「日本のフィンテックという新しい産業育成への挑戦」
神田 潤一氏(マネーフォワード 執行役員、マネーフォワードフィナンシャル 代表取締役社長、Fintech協会 理事)
神田氏は、自身の経歴やFintech概観について簡単に触れた後、銀行法の改正を受けてオープンAPIが導入されている背景や課題等を説明し、金融機関が選ばれるための基準について解説。また、「仮想通貨・ブロックチェーン という新たな挑戦」として仮想通貨の現状や法制度の整備、ブロックチェーンの活用可能性などに触れ、同分野における今後の取組みについて語った。
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【パネルディスカッション】「Ready for Next、未来への資産を生み出す資本市場のトランスフォーメーション」
金融市場を取り巻く環境変化における、金融市場の概況とテクノロジー企業との関係、ICOなど資金調達手段の多様化と証券界へのインパクト、ダークプールやHFTの広がりと証券界の変化のほか、Fintechの取組みとして、金融市場インフラへの分散型台帳技術の可能性、AIトレーディングとRPAによる自動化と高度化、仮想通貨がもたらす証券界と投資家へのインパクトなどの質問が順に投げかけられ、パネリストはそれぞれの見解を披露。その後も、金融業界の未来について活発な意見交換が行われた。
<<パネリスト>>
山藤 敦史氏(日本取引所グループ 総合企画部 フィンテック推進室長 兼 IT企画部 企画統括役) 浜欠 康生氏(みずほ証券 グローバル・マーケッツ部門 シニア・エグゼクティブ チーフ・テクノロジー・オフィサー)
<<モデレータ>>
浅野氏からは、ブロードリッジ・ジャパンの概要に加え、ブロックチェーン戦略、AIに対するアプローチなど特定分野で顧客とともに技術革新を共同推進する取組みなどが紹介された。
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講演が終了し、懇親会の開始前に記念写真。左から、神田氏、浜欠氏、星野氏、松本氏、山藤氏。
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懇親会の会場「梅の間」には、この日の登壇者や多くの来場者が参加し、盛況な雰囲気の中、歓談の時間が長く続いた。中締めの挨拶は、茅壁 慎二氏(ブロードリッジ・ジャパン セールスディレクター)よりお礼の言葉を述べ、締めくくった。
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金融機関のミドル・バックオフィス業務向けソリューションを提供するブロードリッジ・ジャパンは、コミュニケーション、テクノロジー、データおよび分析の高度なソリューションを提供。開演冒頭でも紹介された「Ready for Next」のプロモーションビデオ(1分)も、ぜひ視聴されたい。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )
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