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2020/08/27

【OKプレミア証券】シニア投資家の目線や立場を徹底的に重視した証券総合サービス「シニア専用株式口座」、代表取締役社長 佐藤 歩氏 インタビュー

| by:ウェブ管理者

 グッドウェイは、佐藤 歩氏(OKプレミア証券 代表取締役社長)を訪ね、シニア投資家の目線や立場を徹底的に重視した証券総合サービス「シニア専用株式口座」に込めた想いと、同社のこれからの戦略について話を聞いた。

手数料ゼロ合戦が進むネット取引とは異なるビジネスモデルへ

 昨今、国内外で手数料ゼロ合戦が進む中、相応の手数料を支払っても相談したいというニーズに対して、経験豊富な外務員の知見を活かして丁寧に対応し、気軽に取引の相談ができるサービスや、金融ジェロントロジー(金融老年学)の観点からも世代間における高齢者から家族や代理人に引継いでいくといったサポートがより重要になっています。

 私は、1988年に証券会社に入社後、1995年より松井証券で黎明期のネット証券の経営、2012年よりマネックス証券で地域連携やアメリカ市場を担当後、2019年よりOKプレミア証券を含め、これまで32年間、一貫して証券業界に携わってきました。

 そのような中で、米国では取引手数料ゼロを特徴とするロビンフッドをはじめとする新たなフィンテック企業の参入、チャールズ・シュワブによるTDアメリトレードの買収、モルガンスタンレーによるイー・トレード・フィナンシャルの買収などを契機に、日本でも手数料ゼロ合戦が始まっており、ネット取引はこれから淘汰が進んでいくと見ています。

 一方で世界的なコロナの影響で先行きへの不安によるパンデミック相場の乱高下や、人々の生活様式や証券会社をはじめとする企業の働き方も大きく変化する中、長期の目線で過去のリーマンショックやイラク・湾岸戦争時など時代の変化を経験している外務員と、相応の手数料を払ってでも相談したいというニーズを持ち、ネット取引だけでは物足りないという40代~70代の投資家の存在は少なくありません。

 全国には外務員として過去のさまざまな経済状況下での経験を持つプロフェッショナルな人材がいます。コロナで地方に戻る人も増えている中、地方でもPCさえあれば、どこからでも仕事ができます。そのような環境において、支店網は持たずに地域でよろず相談できる外務員と投資家の方々を支えていく。そのようなビジネスモデルが、これから求められていくと私は考えています。


顧客に寄り添ったアドバイスや対話を重視した外務員体制拡充

 昨今、ネット取引の普及などによって、外務員の数は減少傾向にありましたが、ネット取引のコモディティ化が進む中、シニア投資家の中にはネットではなく電話で気軽に相談しながら取引したいというニーズは確実にあり、決して少なくはありません。私達は、全国各地でそのようなニーズを持つシニア投資家を束ね、ベテランの外務員がアドバイスや対話を重視しながら丁寧に対応にあたることで、顧客に寄り添った長い関係を築いていくことを重視しています。そのため、全国の現地外務員とのネットワークを拡充していくことが戦略の要となります。外務員の中には結婚や親の介護などで引退して地元に帰った方々も多くいます。私は、そのような日本各地の熟練の外務員の方々が活躍できる場を増やし、相談しながら取引をしたい投資家のニーズに応えていきたいと考えています。

 私達の会社で働く外務員は、いつでも身近な存在として取引のアドバイスを行えるよう、状況に応じていつでもリモートワークで対応できるよう働き方も各々に合わせた体制をとっています。サービスの本質に目を向け、顧客はもとより、外務員を大切にする証券会社としてインセンティブプランを用意し、かつ利益相反が起きないようコンプライアンスの徹底など、証券取引等監視委員会 事務局長などを歴任した大森 泰人氏(OKプレミア証券 特別顧問)にアドバイザーを務めていただいています。


シニア投資家の目線や立場を徹底的に重視した証券総合サービス「シニア専用株式口座」

 高齢化が進む日本において、一定の資産を持ちながらも高齢者ならではの課題を抱えるシニア投資家の目線や立場を徹底的に重視したサービスは、まだまだ少ないと考えています。そこで、私達は、認知症をはじめ、万が一の時に備え、あらかじめ登録した代理人に引継ぐ安心サポートなどを含め、シニア投資家を対象とした証券総合サービス「シニア専用株式口座」を中心に、長時間でも話に耳を傾け、対話を重視する姿勢を特徴として打ち出してます。サービス名に「シニア」という言葉が入っていますが実際には年齢制限は設けておらず、20~30代の方でも利用することが出来ます。最近は、若い世代からも相談に乗ってほしいという声も少しずついただくようになってきました。

 これからの証券会社として、本当に大切なことは、多様な投資家の立場やニーズがある中で、自分たちが主要とする顧客が求めている価値を提供することにフォーカスしているかどうかだと考えています。

 私達は、総合取引所に上場する株式や金をはじめとする商品関連のほか、取引所FXなど、相場の中における取引の良き相談相手として頼りにされ、価値を感じていただける存在になることを目指しています。


 かつて、日本全国の地方銀行を回った時も思いましたが、地域にはそれぞれでまったく異なる特徴があります。ネットが行き届いていないところも多々ある中で、対面のニーズはこれからも絶えることはないと考えています。この先、日本全国の外務員ネットワークを拡充し、顧客から「三世代にわたる長いお付き合いですね」と言っていただけるような関係を一人でも多く築いていくことが夢です。人を大切にする証券会社を目指して、この挑戦に全力で取組んでいきたいと思います。



OKプレミア証券は、第一商品の100%子会社として、役職員数40名(2020年7月1日時点)の証券会社。経営の基本理念として「お客様と社員を大切にする会社」を掲げ、役職員数の多くが外務員として金融の現場における過去のさまざまな経済状況下での経験を活かし、アドバイザーと相談を希望する顧客の投資スタイルやライフサイクルに寄り添うアドバイスを行っている。

(取材・記事、撮影、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部@株式会社グッドウェイ )

12:00 | 取材:投資家向け

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