「新規上場は136社、昨年に引き続きリーマンショック以降の最高を更新、多くの新興企業が上場を通じて経済の成長を支えていくことを期待したい」
清田氏は挨拶冒頭で、「夏場には東京オリンピック・パラリンピックが開催されるなど、大きなイベントが行われた一年であった。秋口に入ると、ワクチン接種の効果や新型コロナ感染者の急激な収束の動きが同時に起き、岸田新政権への期待とアメリカ経済への急回復そして堅調なニーヨーク株式市場の値動き等を好感して、9月14日には再び3万円台をつけバブル後最高値の30,670円という高値をつけた」と述べ、感染症に振り回されたが、米国の値動きに反応し年間を通じてみると、比較的堅調な相場となったとして1年を振り返った。
また、本年の新規上場は136社となり、昨年に引き続きリーマンショック以降の最高を更新を述べ、多くの新興企業が上場を通じて資金を調達し、その投資を通じて経済の成長を支えて行くことを期待したいとした。
そのほかJPXの取り組みとして「システムトラブルの再発防止とレジリエンスの向上、新たなデリバティブシステムの稼働、新市場区分の見直し」などについて説明。
【挨拶・打鐘】吉沢 亮氏による打鐘 吉沢 亮 氏(俳優)
吉沢氏は挨拶で、今年の大河ドラマ「青天を衝け」で渋沢 栄一氏を演じたことに触れた後、「渋澤氏の想いでもある国とは人であり、国民が全員幸せになること、本当の国益で日本経済の発展への想いを一人でも多くの方に届けたく一年間お芝居をさせていただいておりました」と語り、「皆様の来年のご健勝とご多幸と日本経済の盛り上がりを祈念しまして、全力で打鐘させていただきます」と挨拶で述べた。
続いて、吉沢氏による打鐘が行われた。鐘を打ち鳴らす「5回」は穀物が豊かに実る「五穀豊穣」に由来するという。
【手締め】最後は手締めで2021年の大納会を締め括る。
打鐘が行われた後、川井 洋毅氏(東京証券取引所 執行役員)による手締めが行われ、無事大納会は終了した。
来年の寅(とら)年の相場格言「千里を走り」。活力に満ちた、行動力を意味するので、よい一年になることを期待したい。
(写真、取材、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部@株式会社グッドウェイ )