【TOKYOイノベーションリーダーズサミット事務局】日本からグローバルイノベーションを生み出す、アジア最大規模「イノベーションリーダーズサミット（ILS）2015」を開催！ - グッドウェイ：金融・IT業界・フィンテック情報ポータルサイト（GoodWay Fintech）

2015/11/07	【TOKYOイノベーションリーダーズサミット事務局】日本からグローバルイノベーションを生み出す、アジア最大規模「イノベーションリーダーズサミット（ILS）2015」を開催！	\| by:サイト管理者

　2015年10月26日（月）～27日（火）、TOKYOイノベーションリーダーズサミット事務局（SEOU会/DREAM GATE・プロジェクトニッポン）は虎ノ門ヒルズにおいて、今回で3回目となる「イノベーションリーダーズサミット（ILS）2015」を開催した。

　当日は、国内外の第一線で活躍するスピーカーによる新事業創造カンファレンス、ベンチャーショー、ベンチャーピッチ・デモ、セッション、パワーマッチングなど2日間にわたり盛りだくさんのプログラムで構成、多くの来場者で賑わった。ILSは、大手企業のアセットとベンチャー企業のアイデアやテクノロジをマッチングし、日本からグローバルイノベーションを生み出すことを目的に発足したという。

　一日目に行われたEY Japan（新日本有限責任監査法人、EY新日本クリエーション）のリードによる「EYホットトレンド・メガトレンドセッション」では、昨今、注目を集めている話題のFinTechについては「FinTech企業の挑戦　～勝ち抜くための戦略～」と題し、スピーカーとして、マネックスグループ執行役員新事業企画室長マネックスベンチャーズ取締役高岡美緒氏、お金のデザイン取締役COO 北澤直氏、マネーフォワード取締役 Fintech研究所長瀧俊雄氏、コイニー代表取締役社長佐俣奈緒子氏、三菱東京ＵＦＪ銀行法人企画部業務開発グループ産業デザインオフィス次長上原高志氏が登壇、EYトランザクション・アドバイザリー・サービスマネージング・ディレクター岩本昌悟氏がモデレータを務めた。

　FinTechに続き、ロボット、ビッグデータ、ヘルスケア、メディア・エンターテイメントといった各分野のキープレイヤーが登壇した。

　二日目の「EYラウンドテーブル」では、IoT/ものづくり、Webマーケティング、デジタルヘルス、電力自由化に伴う新ビジネス/新技術、テレマティクスサービス×車両情報、スマートシティなどのテーマについて、大手企業とベンチャー企業の参加者がテーブルを囲んでディスカッションが行われた。

　野村IPOチームによる「NOMURAラウンジ」では、野村リサーチ・アンド・アドバイザリーの担当アナリストより、一日目は、ロボティックス、ドローン、コト消費時代へ、スマホ決済、最近のIPO環境と資本政策について、動画ビジネス、EdTech、FinTech、クラウドファンディングのほか、二日目には、鮮度保存技術、労働市場活性化、再生可能エネルギー、バイオリファイナリー、最近のIPO環境と資本政策について、デジタルヘルス、ウェアラブル産業の動向について詳しく解説された。

　会場内のベンチャーショーでは、ヘルスケア、クリーンテック、ウェアラブル、ロボット、モビリティなど分野別にベンチャー企業の技術や製品を紹介するブースが並ぶ「次世代ベンチャーショー」、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が推薦したハイテクベンチャー企業のブースが並ぶ「NEDOベンチャーショー」が披露された。

　新事業創造カンファレンスの「シリコンバレーから見た日本、日本から見たシリコンバレー」では、パネリストとして、WiL パートナー久保田雅也氏、インテルキャピタルジャパンシニアインベストメントディレクター佐々木高行氏、DRAPER NEXUS VENTURE PARTNERS マネージングディレクター中垣徹二郎氏が登壇、THE BRIDGE 共同創業者ブロガー池田将氏がモデレーターを務めた。

　続いて「シリコンバレーと日本の潜在力を繋げる！」では、パネリストとして、Fenox Venture Capital 共同代表パートナー CEO アニス・ウッザマン氏、リンカーズ上級執行役員海外事業統括本部長大出整氏、Women's Startup Lab Founder CEO 堀江愛利氏が登壇、アトミックスメディア Forbes JAPAN エディター岩坪文子氏がモデレーターを務めた。

　「日本のベンチャーエコシステムの形成に向けて」に登壇後、Creww 代表取締役伊地知天氏、Mistletoe 代表取締役 CEO 孫泰藏氏、サムライインキュベート CEO 創業者榊原健太郎氏。その他にも、「コマツのモノづくり」、「事業の成功に向けたオープンイノベーションのあり方」と題したカンファレンスが行われた。

　パワーマッチングに参加した大手企業とベンチャー企業は、双方があらかじめ登録した大手企業のニーズとベンチャー企業のシーズ情報をもとに事前に商談リクエストを行いアルゴリズムにより商談がセットアップされている。イベント当日は、大手企業商談ブースにベンチャー企業が来訪し、15分毎に入れ替わり、終日にわたって商談が行われた。

　全てのプログラムが終了し、その後、パワーマッチングに参加した全招待企業を対象としたビュッフェスタイルのパーティ（ネットワーキングレセプション）が行われた。
　最初に、発起人代表として、三菱ケミカルホールディングス取締役会長小林喜光氏より挨拶、続いて、経済産業省経済産業政策局産業資金課長（兼）新規産業室長福本拓也氏より来賓挨拶、そして、SEOU会幹事長ワイズトータルサポート代表取締役社長重森豊氏より乾杯の挨拶と発声が行われた。

　その後、「ILS AWARD 2015」として、TOPベンチャーピッチ、アライアンスピッチ、グローバルイノベーションチャレンジの最優秀者の表彰が行われ、最後に、ドリームゲートプロジェクトニッポン代表取締役社長松谷卓也氏により中締めが行われた。

＜＜取材を終えて＞＞

　コーポレートガバナンスやスチュワードシップコードなどを背景に、企業経営の在り方や持続的成長に向けた内部留保の活用、大手企業における自前主義からの脱却とスタートアップ企業とのスピーディーな事業連携、そして何よりもアントレプレナーが生まれやすい環境整備に向けた機運に乗り、事業の将来性を見据えた新産業の創造と日本経済の再生に向けた意識変化と現場の動きが加速している。

　今回、これだけ多くの数の大企業とベンチャー企業のキーマンと、政府要人やベンチャーキャピタルをはじめとするISLアドバイザリーボードメンバーが二日間にわたり一堂に会するイベントは他に類を見ないビジネスマッチングの規模であり、多くの有効商談を生み出すなどアジア最大規模のオープンイノベーションサミットとして成長機会を提供していることに敬意を表すると共に、今回のパワーマッチング参加企業の一社として、今後のビジネス機会と展開にも期待したい。

（取材、記事、編集・制作、撮影：GoodWayメディアプロモーション事業部　＠株式会社グッドウェイ）

17:04 | 取材：金融・IT業界向け

< 前の記事へ次の記事へ >一覧へ戻る