2014年5月21日、岡三証券グループのネット証券「岡三オンライン証券」が、株式会社みんかぶが運営する個人投資家向けソーシャルメディア「みんなの株式」のネット証券ランキング2013年度において、各証券会社の取引ツールを比較した「ネット証券ランキング2013年度 ツール部門」で第1位を獲得したと発表した。同ランキングは、ネット証券特有の取扱商品や取引ツール、スマホ、チャート、ニュースなどを、個人投資家へのアンケートを元にした200項目以上の評価項目でランキングしたものだという。(プレスリリース)
岡三オンライン証券では、「お客様の声をカタチに」をスローガンに、顧客の声を真摯に受け止め、サービスやトレーディングツールに反映させる姿勢を貫いてきたことが、今回一位を獲得した理由だとしている。
グッドウェイは6月上旬に岡三オンライン証券を訪れ、同社の強みと取組みについて緊急取材。その結果、同社のサービスは、ツールの豊富さとチャネル数の多さなど、アクティブ投資家はもちろん、投資初心者にとっても最適なトレード環境が提供されていることが明らかになった。≪取材対応:同社 営業推進部 部長 藤波 秀樹氏≫
── まずは御社のことについて伺いますが、岡三オンライン証券の歴史はまだ浅く、ネット証券としても後発参入組の方ですよね。
そうですね。2006年1月に創業し、翌2007年4月に取引所為替証拠金取引(くりっく365)、同年7月から日本株の取扱いなど矢継ぎ早にスタートしました。設立当初はライブドアショックの時期と重なり、さらにサブプライム問題や2008年にはリーマンショックもあったりするなど、マーケットが激動しするなかでいろいろと苦労した思い出があります。
── そうした中で、今回ツール部門で1位に輝くなど、ネット証券の中で個人投資家から大きな評価を得るまでになった経緯や背景とはどんなものがあったのでしょうか。
もともと当社は、ネット証券の中では後発で、また「IT企業がつくるのではなく、『証券のプロ』がITを活用してつくる証券会社」というコンセプトで設立しましたので、取引コストを低く抑えるという戦略とともに、他社と差別化できるトレーディングツールの開発には特に力を注いできました。「お客様の声をカタチに」をスローガンに、実際に当社で取引されているお客様の声を直に開発に反映させる取り組みを続けてきたわけです。例えば、どういうツールあれば便利か、板画面はどんな感じにしてほしいか、注文、訂正、取消などの発注系はどうして欲しいのか、開発者同席で時には東京だけでなく大阪まで出向き、お客様から率直な要望を直接お聞きし、それを国内でも最高クラスの技術者が開発することによって様々なツールや機能を実現させてきました。
── なるほど、ユーザーの声を反映させる社内風土というか文化が創業時から受け継がれているわけですね。こうして実現した様々な独自の機能もさることながら、御社のトレーディングツールの対応チャネルも、ざまざまなデバイスを広くカバーされているようですね。
はい、やはりお客様の取引環境は実に様々ですので、ご要望としては「いつでもどこでもどんな環境でも手軽に利用できる」というのもポイントになってきます。確かにアクティブトレーダーの方は、より安定した通信環境のPCでの取引が中心ですが、一方ではビギナーの方などを中心に、スマホやタブレット端末などの様々な利用環境で時間と場所を問わない取引を好まれる方が年々増加していることも事実です。当社は株式、先物OP、FXの全ての商品で、WEB版(ブラウザ版)、インストール版の取引ツールを提供しているのはもちろん、スマホやタブレット版でも商品ごとに専用ツールをご用意しています。さらにWEB版のツールはMacにも対応するなど、ネット証券の中でも利用できるチャネル数は群を抜いているほか、スマホ&タブレット対応版についてはPC版の取引ツールの開発で培ったサービスを「誰でも、どこにいても」ご利用いただけるように考慮していますので、初心者の方にも操作性や機能という面で申し分ない環境が用意されているといえるでしょう。
── 豊富な機能というとアクティブ投資家の方が主な顧客層というイメージもありましたが、投資初心者の方も違和感なく利用できるのが岡三オンライン証券のサービスということですね。
なぜこれだけ多くのツールやチャネル数を用意・提供しているかといえば、お客様に儲けていただく、つまりお客様が投資で利益を得ていただき易い取引環境を提供していくことが大事だと考えるからです。様々な利用シーンを想定して、お客様のレベルにも合わせてご利用いただくためには、様々なタイプの取引ツールが必要になります。投資経験を重ねていく過程で、投資家の方は「もっとこういう機能も欲しい」と思うようになるのが一般的なので、そのご要望に当社は応えることができる証券会社だと自負しています。例えば「岡三RSS」というネット証券で唯一EXCEL上で情報収集から発注まで可能な豊富な機能のサービスも提供していますが、システムトレードに興味をお持ちの方にはこういったサービスも利用して、自分だけの取引手段を確立することを目指すことも可能なので、まずは入り口段階から当社のシステムに馴染んでいただいて、その上でどんどん投資家としてステップアップしていただければ嬉しいですね。(了)
(取材、撮影、記事、編集・制作:柴田 潔 @株式会社グッドウェイ )