2015年6月10日(水)、AIMA Japanは、東京証券取引所にある東証ホール/東証プラザにおいて、第10回「AIMA Japan ヘッジファンドフォーラム 2015」(日英の同時通訳)を開催した。
AIMA Japan は、世界にまたがるAIMA (Alternative Investment Management Association)の日本支部として日本におけるオルタナティブ投資業界の意見を代表する目的で2001年5月に設立された一般社団法人。今回開催されたヘッジファンドフォーラムは、日本への投資に対するヘッジファンドを中心としたオルタナティブ投資業界の現状について理解を深めるべく国内外から幅広い専門家を招き、業界に関わる企業や個人の意見情報交換やネットワークを広げる場となることを目的とし、毎年恒例で開催されている。
冒頭に、AIMA Japan 会長 / アストマックス投信投資顧問 取締役 白木 信一郎による開会の挨拶が行われ、続いて、AIMA アジア・パシフィック代表 マネージング・ディレクター ハイデ・ブラント氏より、AIMAグローバルについて紹介が行われた。
会場となった東証ホール/東証プラザには多くの市場関係者が訪れ、9時~18時と終日にわたり講演やネットワーキングが行われた。
最初の基調講演「コーポレートガバナンスと日本経済を見る視点」では、前財務省事務次官 木下 康司 氏(上写真 左)が登壇。続いての講演 Ⅰ 「JPX日経インデックス400のこの一年 - 企業価値向上の実現」では、東京証券取引所 執行役員 小沼 泰之 氏(上写真 右)が、そして講演 Ⅱ Investment Chain Integrity Externality Management : Fiduciary Duty and Universal Ownership」では、東京工業大学大学院 イノベーションマネジメント研究科客員教授 清水 時彦 氏(写真なし)が登壇した。
講演の合間は隣接する展示ブースのエリアでコーヒーブレイクや昼食が行われ、講師と来場者が交わり意見情報交換などで賑わう。
昼食後は、CAIA代表 ピーター・ダグラス氏(上写真 左)よりCAIA紹介が行われた。また、講演 Ⅲ 「日本版コーポレートガバナンスコード - これは果たして最先端なのか?」では、 AIMA Japan 副会長 / モルガン・ルイス&バッキアス外国法事務弁護士事務所 パートナー クリストファー・P・ウェルズ(上写真 右)が登壇した。その後、パネル・ディスカッション Ⅰ 「マネージャーズパネル: アベノミクスと日本市場の現状を振り返る。」(写真なし)が行われた。
続いて、講演 Ⅳ 「ケイマンファンドのガバナンスに関する近時の判例及び指針 -日本の判例及びコーポレートガバナンス・コードとの比較の観点から」では、ハーニーズ法律事務所 カウンセル 塩川 純子氏(上写真 左)、投資ファンド及びコーポレート部門 パートナー マット・ロバーツ氏(上写真 右)が登壇した。
続いて、講演 Ⅴ 「コーポレートガバナンスコードと独立社外取締役の役割」では、一般社団法人 実践コーポレートガバナンス研究会 専務理事 安田 正敏 氏(上写真 左)が登壇。そして、パネル・ディスカッション Ⅱ ヘッジファンドマネージャーパネル「アクティビスト戦略とイベントドリブン戦略」(写真なし)が行われた後、講演 Ⅵ 「AIMA Japan / EurekaHedge 投資家動向調査について」では、ユーリカヘッジ 会長 岩永 聡 氏(上写真 右)が登壇した。
全てのプログラムが終了し、AIMA JAPAN 副会長 クリストファー・P・ウェルズ 氏より閉会の挨拶、そして再び展示場のエリアでレセプションが行われた。
AIMA Japan は、ヘッジファンドやファンド・オブ・ファンズ運用会社、機関投資家、証券会社、為替取引業者、コンサルタント、弁護士、会計士、プライム・ブローカー、アドミニストレーターのほか、業界に関連する様々なサービス提供者などを対象とした会員組織で、ヘッジファンドに関する教育研修、情報発信、調査分析などのサービスの提供や、業界の声を発信している。関係する皆さまには、価値ある情報を入手し、オルタナティブ投資業界における多くの学びと共有の場として、ぜひ活用されたい。(AIMA Japan 事務局: ICSコンベンションデザイン)
(取材、撮影、記事、編集・制作:藤野 宙志 @株式会社グッドウェイ )