Peach Aviationは、”Networking Asia:ヒト・モノ・コトの交流を深めるアジアのかけ橋となり、人間愛を育むエアラインとなる”を掲げ、2011年に設立された日本初のLLC。ビットポイントジャパンは、リミックスポイント(東証マザーズ上場)の子会社で”安全・安心な仮想通貨取引”をコンセプトにビットコイン取引所を運営している。
最初に、井上 慎一氏(Peach Aviation CEO)より挨拶。「空飛ぶ電車」をコンセプトに常にファーストムーバーにこだわってきたとし、今回、本邦航空会社で初めての取り組みとして、2017年末までにビットコインを活用した直接決済サービス導入を目指すことを明らかにした。日本では改正資金決済法が2017年4月1日に施行されたことで、今後、ビットコインの利用はさらに増えていくとの見通しを示し、安心・安全を経営の最重要課題とするPeachにとって、ビットポイントジャパンは最適なパートナーだと考えているとした。
そして、両社が手を組むことで、ビットコインを更に身近なものとし、旅のプロセスの利便性を飛躍的に向上させ、新たな旅のスタイル、インバウンド、地方創生に対する新しい提案をしていきたいと語った。今後、ピーチの拠点空港のある地域をモデル地区とし、自治体や地元企業と協力し、ビットコイン加盟店や機内サービスを増やすことでインバウンド需要全体の更なる喚起につなげたいとし、「安全でイノベーティブな取り組みに期待して欲しい」と締め括った。
続いて、小田 玄紀氏(ビットポイントジャパン 代表取締役社長)より挨拶と説明が行われた。ビットコイン取引は安心・安全こそが最大の価値になるとし、同社によるトムソンロイター情報端末へのビットコイン価格の配信実績や、世界最大級のSNS微博(ウェイボー)との提携を紹介。その上で、今回のコラボレーションの概要として、航空券の支払い、ビットコインATMの設置、旅行先のホテルやレストラン・土産屋での支払いなどを可能とすることを目指し、仮想通貨の普及だけでなく、仮想通貨を活用して日本を元気にすることを目的とし、地方創生とインバウンド需要の獲得を進めていく考えを明らかにした。
【本提携の内容】
① Peachの航空券決済手段における当社のビットコイン決済サービスの導入
② Peachの利用客に対する独自の仮想通貨ウォレットの提供
③ 仮想通貨決済店舗の共同開拓
④ 仮想通貨ATMの設置及び運営
⑤ その他、両社の事業の成長・発展に寄与する事項
新サービスに関する説明後、しばし会場からの質疑応答が続いた。足元で注目を集めるビットコインの活用とあって、関心の高さがうかがわれた。
質疑応答後は、フォトセッションへ。井上氏、小田氏、PeachのCA(キャビンアテンダント)を囲んだ。
全ての会見が終了後も、井上氏、小田氏それぞれへの囲み取材が行われ、記者の質問が続いた。
イノベーティブな取り組みで常にファーストムーバーを目指すPeachと、安全・安心な仮想通貨取引の実現を目指すビットポイントジャパンによる今後のサービス展開に注目したい。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )