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2016/05/13

【楽天証券】個人投資家の視点で優れたファンドを紹介、投票により選出された最優秀ファンドを表彰!第1回「楽天証券ファンドアワード」をベルサール新宿において開催!

| by:ウェブ管理者


 2016年4月23日(土)、楽天証券(以下、同社)は第1回「楽天証券ファンドアワード」を東京・ベルサール新宿セントラルパークにおいて開催した。本イベントは投資信託の販売会社が主催する初のファンドアワードで、「個人投資家の視点」で優れたファンドを紹介することで、個人投資家の資産形成を支援することを目的としている。

 楽天証券が取り扱う約2100本の投資信託の中から、2015年7月に同社が導入した定量評価指標「ファンドスコア」を用いて、8つのカテゴリーの表彰部門から各3ファンド、計24ファンドが選出され、さらに
そこから個人投資家、FP、楽天証券投信諮問委員の投票によって表彰部門ごとに1ファンド、計8ファンドが最優秀ファンドとして選出された。



 会場となったベルサール新宿は、都営地下鉄大江戸線都庁前駅から徒歩4分に位置する
新宿エリアの大型イベントホール。当日は晴天となり、受付開始からぞくぞくと訪れる来場者一人ひとりに笑顔で応対するスタッフの姿がみられた。



 まずはじめに、「開会のごあいさつ」として、同社 代表取締役社長 楠 雄治氏が登壇。今年で同社ができて17年目となり、ネット上の様々なサービスが出てくる中で同社の取り扱う投資信託の数も当初の23本から約2,100本まで増加したと述べた。また、「資産形成として株やFXはもちろんだが、「長期」で資産運用を考えると、中核になるのは投資信託である」として、参加者に本イベントを通じて投資信託について知識を身につけてもらい、資産形成に積極的に活用していってほしいと語った。



 続いて、「どうなる世界経済?マイナス金利時代の投資戦略」と題して、楽天証券経済研究所長 兼 チーフ・ストラテジスト 窪田 真之氏が近年の世界情勢について解説。日本ではマイナス金利の関係で、国内で金利を目当てに投資することは難しいと語り、「メリット、デメリットはあるものの、海外にも日本よりもよいファンドはたくさんあるので、世界に分散投資をしましょう」と、海外の運用商品の利用も選択肢にすることを推奨した。



 表彰式では楠氏からトロフィーが渡され、各受賞者が一言ずつ挨拶した。各々が受賞の御礼の言葉を述べると共に、個人投資家やFPを交えた投票で優秀なファンドを決める同社のファンドアワードは透明性が高く、選出方法もわかりやすいため、実際に運用をしているプロでもいいファンドを選ぶのは難しい中で、貴重な判断材料になると評価した。

【受賞ファンド一覧】
 国内株式部門   〔スパークス・新・国際優良日本株ファンド
スパークス・アセット・マネジメント 取締役CIO 藤村 忠弘氏

 海外株式部門   〔SMT グローバル株式インデックス・オープン
 海外不動産(リート)部門   〔SMT グローバルREITインデックス・オープン

三井住友トラスト・アセットマネジメント 取締役常務執行役員 
上澤 秀仁氏 

 国内債権部門   〔DLIBJ公社債オープン(中期コース)
 バランス(可変配分)部門   〔DIAMパッシブ資産分散ファンド

DIAMアセットマネジメント 代表取締役社長 西 惠正氏

 海外債権部門   〔三井住友・DC外国債券インデックスファンド
 バランス(固定配分)部門   〔三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)

三井住友アセットマネジメント 執行役員 上山 修氏

 国内不動産(リート)部門   〔フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンド
フィデリティ投信 執行役運用本部長 丸山 隆志氏



 休憩を挟み、「アナリストが解説する優秀ファンドとその活用法について」と題して楽天証券経済研究所 ファンドアナリスト 吉井 崇裕氏と篠田 尚子氏が受賞したファンドについて解説を行った。数多くのファンドの中から、どの商品を選択するか、特に初心者には判断が難しいなかで、篠田氏は「選出されたファンドを組み合わせるだけでも、簡単にポートフォリオが組める」と、選出されたファンドを評価。そして両氏による解説の後、楽天ファンドアワード特別賞も発表された。



 続いての「日本株優秀ファンド3社によるパネルディスカッション」では、モデレーターを務めた
ナビゲータープラットフォーム取締役 アナリスト 兼 Longine編集委員長 泉田 良輔氏を中心にして、これからの投資信託のあり方について議論を交わした。パネリストはDIAMアセットマネジメント 株式運用部ファンドマネジャー 森口 雅文氏、スパークス・アセット・マネジメント ファンドマネージャー 清水 裕氏と日興アセットマネジメント リテール事業本部戦略担当 酒井 義隆氏が登壇した。



 最後に、「投資信託の利用法、7つの大間違い」と題して、楽天証券経済研究所 客員研究員 山崎 元氏が、投資信託をはじめる上で注意すべき7つのポイントをわかりやすく解説した。また、資産運用の目的は「お金を増やすこと」だけであると述べ、先々の不安や難しいことは考えずに、自分自身ができる適切なリスクで、最も効率よく運用していくことが大切であるとした。



 会場に隣接した運用会社のブースエリアでは、来場者がスタッフに投資信託についての質問を投げかけるなど、コミュニケーションを交わす姿が多く見られた。

 「楽天証券ファンドアワード」がこれまでのファンドアワードと異なる点は、個人投資家の目線(投票)で選出していることだ。NISAやジュニアNISAという制度が導入され、貯蓄から投資への流れが意識される中、従来の購入者のみならず初心者に対しても、本アワードの授賞結果が購入判断の際の指標となり、投信の購入者拡大に寄与することを期待したい。
 
取材、記事、編集・制作、撮影:村上 遥 @株式会社グッドウェイ





13:18 | 取材:投資家向け

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