2016年7月18日（月・祝）、国際女性ビジネス会議実行委員会（イー・ウーマン内）は、東京・台場にあるグランドニッコー東京 台場において、未来をつくる発想、"Think Big"「第21回 国際女性ビジネス会議」を開催した。
同カンファレンスは、1996年から毎年夏に開催されているビジネス会議で、前向きで向上心あふれる女性、男性が年に一度集まり、ビジネスシーンで活躍していくために必要な知識や技術の習得や、向上心の強い仲間たちと積極的に交流して国際的な視野から刺激を与えあい、サポートしあう機会を提供することを目的に開催している。
全国、海外から職業、年齢、国籍など一切の制限なく、1,000人を越える参加者が開演の時を待つ。中には、マッチングスポンサーからの支援を受けて参加した学生34名、マッチングスポンサーと合わせて61名のほか、30以上の大使館からも、大使、公使、スタッフが参加したという。
冒頭に、オープニングスピーチ「Think Big」では、佐々木 かをり氏（イー・ウーマン代表取締役社長、ユニカルインターナショナル代表取締役社長、国際女性ビジネス会議実行委員会委員長）が登壇。挨拶では、参加者へのお礼の言葉と共に、マッチングスポンサーや大使館関係者のほか、エジプトからUN Womenを通じた参加者について紹介。また、WEB申込者の男性比率は過去最高となる11～12％を達成したことを明らかにし、2020年までに男性比率30％を目指したいとした。その上で、今回のテーマ「Think Big」について、20年目の節目を越えた第一歩として、もっと大きなステップで次に向かい空想を広げるべく、ビジネス、経済、教育、健康、政治、国際問題、SNSなどさまざまな分野について多様な社会をつくるためのディスカッションを通じて、「当たり前の次のステップではなく、最大限の自分の発想を広げて次を踏み出す1日」となるよう、50人以上のスピーカーと共に、いい体験、いい出会い、学びを、皆さん自身でつくってほしいと語った。
対談「ないものはない」では、小泉 進次郎氏（衆議院議員）と佐々木氏が登壇。
講演「Beyond the limit」では、石黒 不二代氏（ネットイヤーグループ代表取締役社長 兼 CEO）が登壇。
講演「40歳のインタ―ン」では、キャロル・フィッシュマン・コーエン氏（iRelaunch最高経営責任者）が登壇。
トークショー「男性リーダーがつくる新しい未来」では、松本 晃氏（カルビー代表取締役会長 兼 CEO）、古賀 信行氏（野村ホールディングス取締役会長、野村證券 取締役会長）、尾山 基氏（アシックス代表取締役社長 CEO）、国谷 裕子氏（キャスター）が登壇。
トークショー「決断する力」では、江田 麻季子氏（インテル株式会社 代表取締役社長、インテル コーポレーション セールス&マーケティング統括本部 副社長）、大門 小百合氏（ジャパンタイムズ執行役員 編集・デジタル事業担当（編集・デジタル部門最高責任者））、ランドバーグ 史枝氏（Google Inc. グローバルディレクター コンシューマーケア gTech）が登壇。
鼎談（ていだん）「日本に女性総理はいつ誕生するか」では、稲田 朋美氏（自由民主党 衆議院議員）、野田 聖子氏（自由民主党 衆議院議員）、幸田 真音氏（作家）が登壇。
ランチは、毎年この国際女性ビジネス会議のために特別に用意されたコースランチが振る舞われた。
講演「過去の延長線上に、未来はあるか」では、小林 りん氏（学校法人 インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢、International School of Asia, Karuizawa (ISAK)代表理事）が登壇。
トークショー「Women in Films」では、メリッサ・シルバースタイン氏（ウィメン・アンド・ハリウッド）、アンドリヤナ・ツヴェトコビッチ氏（駐日マケドニア共和国大使館 特命全権大使）、高雄 美紀氏（NHK NHK World "Newsline" キャスター）が登壇。
対談「情熱こそすべて」では、岡田 智子氏（ポールエックスジム所属）、宮嶋 泰子氏（テレビ朝日スポーツ局コメンテーター）が登壇。
会場には、国際女性ビジネス会議を支援・協力する企業や団体のブースが並び、休憩時間には多くの参加者が集まった。
円卓会議の第1セッションでは、「Agenda in the world: Work in the world」、「International Education matters」、「起業でつくる新しい世界」、「「マネー」での経営変革」、「SNS。一言で社会を動かす」などのテーマが取り上げられ、意見が交わされた。
円卓会議の第2セッションでは、「Media and Women」、「Power of Executive Working Mothers」、「議員になる。政治を変える。」、「新しい経済。シェアリングエコノミー」、「未来をつくる人事戦略」などのテーマが取り上げられ、意見が交わされた。
すべてのプログラムが終わり、ネットワーキングパーティセッションへ。岡田 智子氏（ポールエックスジム所属）、漆 紫穂子氏（品川女子学院 校長）、佐々木氏が登壇、林 文子氏（横浜市長）が乾杯の挨拶を行った。また、東京都知事選挙に立候補している小池 百合子氏（衆議院議員、元防衛相）がサプライズゲストとして登壇した。
最後にマッチングスポンサーから支援を受けて参加した学生とマッチングスポンサーが壇上に集い、感じたことなどを共有した。
林 文子氏（横浜市長）が挨拶の中で述べた言葉、「男性と女性が等しく、強みを高めあい、弱みを補い合う、ぶれずに続けてきた国際女性ビジネス会議。素晴らしい会、女性が働きやすい環境をつくり、女性の本来持っている力が発揮できる場ひろげるべく、とにかく実行しましょう。」という言葉に、すべての想いが込められている。長い期間にわたり、途中で途絶えることなく持続的に開催している国際女性ビジネス会議に最大限の敬意を表しつつ、また、次回の開催を楽しみにしたい。
（取材、撮影、記事、編集・制作 ： GoodWayメディアプロモーション事業部 ＠株式会社グッドウェイ ）
