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2012/03/13

【不動産証券化協会(ARES)】『個人投資家の為のJリートフェア2012』開催・東京国際フォーラム

| by:ウェブ管理者

2012年3月9日(金)~3月10日(土)、東京・有楽町にある東京国際フォーラム(ガラス棟他)において、一般社団法人不動産証券化協会(ARES)主催のもと、『個人投資家のための Jリートフェア2012』開催された。
Jリート(不動産投資信託)は少額からの投資が可能で、且つ安定した分配金が魅力の金融商品だが、イベントではJリートの魅力をより多くの投資家に知ってもらうため、特別セミナーやIR説明会、ミニセミナー、ブース展示など様々な内容でPRが行われた。

◎協力 : 朝日新聞社
◎後援 : 金融庁、国土交通省、東京証券取引所、金融知力普及協会、投資信託協会、日本証券アナリスト協会、日本証券業協会、日本FP協会、SMBC日興証券、大和証券グループ、東海東京証券、野村證券、みずほ証券、みずほインベスターズ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券 




【Jリート】J-REIT(Japanese Real Estate Investment Trust)の魅力とは

従来の不動産投資は、投資家が実際の不動産を所有して経営をするのが一般的だったが、経営や不動産の管理などの知識や手間、多額の資金が必要な上に、売却にも時間がかかるなどという一面があった。
そこで、より手軽に不動産投資を扱えるようにと考えられたのがJリートという金融商品だ。

Jリートは投資家(個人・企業)から集めた資金で複数の不動産を所有し、その不動産から得た家賃収入や売却益から費用を差し引いたものを分配金として投資家に還元する。
投資家はこの利益を受け取る権利(投資口という)を証券会社を通じて投資法人から購入する仕組みだ。証券取引所に上場されていることで、株と同じように窓口やインターネットでタイムリーに売買ができ、成り行きや指値なども利用できる上に、一口1万円~70万円程度で購入できる手軽さが売りの一つとなっている。


投資口価格は株と同様に様々な経済要因によって変動するが、通常年二回の分配金合計額は現状で投資口価格の5%程度にも及ぶ上に、売却益と分配益にかかる税金は2013年12月までは10%の軽減税率(基本税率20%)が適用されている。
※ご参考 (東証REITスクエア~価格情報一覧 銘柄別の投資口価格や予想分配金利回り一覧など。投資法人名をクリックすれば投資口価格のチャートも閲覧できる。) 


また、投資法人は、集めた資金を専門の運用会社に委託して資金を運用しているが、運用先はオフィスビル、マンション、商業施設、ホテルなどに大別され、その運用方針に従って1種類のみ(オフィス特化型など)に投資したり、2種類に投資する複合型、3種類以上の総合型などとして投資される。
従って、投資法人によって運用先や保有物件数など異なるので当然投資口価格や分配金も異なるということになるが、物件数などと共に投資法人毎に開示されている投資先の主要物件先に「大手町ファーストスクエア」「六本木ヒルズ」などとあれば、たとえ一口であってもそのビルのオーナーになることも可能なのだ。自社がテナントで入っているビルや憧れの物件などを運用先としている投資法人を探して一口オーナーになる方法なども初心者には面白い運用方法といえる。

※ご参考 (東証REITスクエア~REIT銘柄一覧 

投資法人各社の出展ブースを訪れることで、Jリートに関する初歩的なことも含め、各社毎の運用方針や特色、運用成績、収支などをスタッフから直接ヒアリングできる上に、一度に何社ものスタッフから話を聞いての比較検討もできる。また相談所やセミナーも多数用意されているので、Jリートに少しでも興味のある人は要チェックのイベントだ。








より多くの投資家へJリートの良さを。 ポートフォリオの一つとしてのJリート。

今回のイベントは特に事前申込の必要なく誰でも来場できるので、偶然通りがかった一般の方でも気軽に資料を貰ったり直接話を聞いたりすることができる。
取材時にお話を伺った不動産証券化協会の広報担当者によれば「これまでのフェアでは実際にイベント目的で会場に足を運ばれる方は、Jリートにある程度詳しい方が多かったですね」と語る。
「今回のフェアでは、今までJリートに触れる機会がなかった多くの投資家の皆さんにも、商品の良さをぜひご理解いただければと考えていますので、キャラクターを使ったPRなども行っています。」

また、Jリートが上場する東京証券取引所の上場推進部・横田雅之氏も「現状で年5%前後の分配が行われ、税金も現状、株と同じ10%」と、Jリートの様々な魅力を語る。

確かに10年以上前なら一部の人を除いて不動産投資などはやや縁遠い資産運用方法であったものが、Jリートの登場により今なら証券会社に口座があれば株と同じように少額でいつでも簡単に不動産を売買できる時代になった。小口ではあっても、誰もが知っているようなオフィス・商業ビル等のオーナーの一人になることも可能なのである。

国や日本経済の将来に不安を抱える現在、安定した分配金に加え万一に備えてのポートフォリオの一つとして検討してみる価値は十分にありそうだ。

(取材、撮影、記事、編集 :グッドウェイ 柴田 潔 )



◎お勧め関連情報
1)不動産証券化協会 「J-REIT関連情報」
2)
東証 「J-REITスクエア」
3)東証 「J-REITスクエア」REIT説明ビデオのご紹介~リンク先「ストックボイス」東証・横田氏出演


4)
東証「J-REIT市場創立10周年記念企画」動画でみる物件情報等










5)投資信託協会「J-REITを学ぼう」


02:07 | 取材:投資家向け

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