2015年2月27日(金)、NPO法人「金融証券マーケットフォーラム」は、証券業界の交流と証券市場の活性化を目的に毎年東京で開催のイベント「マーケットフォーラム」の関西版となる「マーケットフォーラム in 大阪2015」を、大阪市北区梅田のブリーゼタワーにあるブリーゼプラザで開催した。
マーケットフォーラム(Market Forum)は、証券業界における交流を広げ、証券市場の活性化に寄与していくことを目的として、業界の有志が幹事となって始まったフォーラム。市場関係者の交流の輪を東京から関西地区にも広げることで、さらなる業界活性化を推進したいという主旨で実現した大阪開催も今回で3回目を迎えたことで、例年以上の賑わいを見せながら盛況のもと閉会を迎えた。
今回も会場はJR大阪駅近くにあるブリーゼタワー。2008年に竣工した超高層ビルで、東京会場となる大手町サンケイビル同様、サンケイグループが運営するビルディング。オフィス、商業施設、多目的劇場を併設している。 立食パーティーの前に行われたパネルディスカッションの模様。専業トレーダー ヤーマン氏、マーケットフォーラム理事である永和証券 上見 悟志氏の二人のパネリスト、および同じく理事でもある日経CNBC 岡村氏がモデレータとなり、「個人投資家と証券ディーラーの違い」をテーマにディスカッションを行った。ゲストのヤーマン氏は大学卒業後、2010年まで大阪・北浜で証券ディーラーを経験。退職後、デイトレードを中心に専業トレーダーに転身し大きな成功を収め、講演会、セミナーの講師としても活躍中。ヤーマン氏と上見氏はディスカッションで、個人とディーラーのトレーディングシステムの約定スピードの違い、普段使用するチャート、よく見るブログ、板画面、IPOなど、様々なことについてお互いの経験と考えを来場者に披露した。 ディスカッションが終了後、会場を変えて立食パーティーの開始。冒頭に協賛企業の代表者が登壇して1社ずつ来場者に紹介される。その後、先ほどパネリストを務めた上見氏によって乾杯が行われ、懇親パーティーがスタートした。 歓談時間中に行われた協賛企業のプレゼンテーション。業界関係者の他、大阪開催の場合は東京開催と比べて個人投資家の参加比率も高かったことから金融機関(マネックス証券)もプレゼンを行った。 歓談時間中は会場のあちこちで名刺交換、挨拶や談笑で盛り上がる姿が見かけられ、また3年目を迎えたことで参加人数も昨年を上回るなど、例年以上の熱気を見せた印象だ。 宴もたけなわの頃、マーケットフォーラム理事長 志田 憲太郎氏がお開きの挨拶。その後、手締めとして大阪特有の大株(だいかぶ)締め(大阪締め、上方締めともいう)で宴を締め括った。
証券業界(証券会社の他、取引所、IT/情報ベンダー、メディアなど)や証券市場に関わりを持つ企業・個人が集まり、大阪開催の際は地元の個人投資家も参加して意見交換しながら交流の輪を広げることで、お互いにとって新しい気付きやネットワークを得る場を提供することで、証券業界や市場の活性化を図ろうとするマーケットフォーラムは、昨年に運営する公式サイトを刷新。ビジュアル面も強化されユーザビリティも格段に向上したほか、英語バージョンも提供されるなど、大幅に内容がリニューアルされている。また公式facebookも運営し、定期的に会の情報が配信されているので、ご興味のある方は情報収集用にぜひ活用いただきたい。 大阪取引所を中心に、岩井コスモ証券、永和証券、光世証券、ひびき証券、エース証券、内藤証券、むさし証券など、大阪に本社のある数ある証券会社や市場関係者、さらには利用者である投資家がこうした場を通じて意見交換を深めあい、デリバティブ発祥の地である大阪の証券市場を支え、盛り上げ、そしてさらなる繁栄に向けて前進させていってくれることを心から願い、次回の開催を心待ちにしたい。(取材、撮影、記事、編集・制作:柴田 潔 @株式会社グッドウェイ )
【免責事項】サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.