今回で7回目を迎える、FinTechスタートアップの登竜門ともいわれるFIBCは、FinTech分野で最も歴史のあるイベントで、金融サービスのグローバルな広がりを意識した英語ベースのピッチコンテスト(FinPitch:7分)のほか、キーノートスピーチ、スポンサー企業による講演、リバースプッチ、ブース展示コーナー、ネットワーキングが行われた。
会場では、社内コンビニ自販機の開発と運営を手掛ける「600」がこの日のために設置され、無人コンビニ体験が披露された。 最初のキーノートスピーチ「INSURTECH: Lessons Learned & POpportunities Ahead」では、Janis Meyer-Plath氏(Friendsurance Co-Founder)が登壇。そして、「FinPitch」開始へ。今回は、国内外26社(海外13社、国内13社)が登壇。 審査員は、共催を務める社団法人 金融革新同友会 FINOVATORS のメンバー。増島 雅和氏(森・濱田松本弁護士事務所 パートナー 弁護士)、高岡 美緒氏(メディカルノート 執行役員 事業開発責任者)、磯崎 哲也氏(フェムトパートナーズ ゼネラルパートナー/公認会計士)、柴田 誠氏(三菱東京UFJ銀行 デジタル企画部 プリンシパルアナリスト)、小川 久範氏(みずほ証券 戦略調査室 ディレクター)が務めた。 前半のピッチコンテストは、海外のスタートアップ企業(13社)。
ランチや休憩の間は、ブース展示コーナーにおいてデモンストレーションや質疑応答、ネットワーキングが行われた。
講演「Digital Innovation/Mizuho Initiative」では、金田 真人氏(みずほフィナンシャルグループ デジタルイノベーション部 オープンイノベーションチーム 次長)が登壇。
講演「Financial Innovation or Fintech in Tailand and Evolution of Mizuho Bank, Bangkok」では、スパポーン・チャイモンコントラクン氏(みずほ銀行 バンコック支店 バンコック支店副支店長 兼 最高情報責任者(CIO & COO))が登壇。
講演「Financial Access for ALL」では、Taejun Shin氏(Gojo & Company, Inc. 代表取締役社長)が登壇。
講演「Scaling platforms globally」では、ダニエル・ヘフェルナン氏(ストライプジャパン CEO)が登壇。
後半のピッチコンテストは、国内のスタートアップ企業(13社)。
リバースピッチでは大手企業3社によるプレゼンテーションが行われた。
最後に、クロージングノートにおいて辻 庸介氏(マネーフォワード 代表取締役社長)が登壇。
すべてのピッチ、講演終了後表彰式が行われ、海外では、以下の企業が各賞を受賞した。
Sony Financial Holdings 賞:HitKey『HitKey』 Mitsubishi Estate FINOLAB 賞:NoPassword『NoPassword』
また、国内では、以下の企業が各賞を受賞した。
全てのプログラムが終わり、記念撮影へ。終日にわたる英語ベースのピッチコンテストを終え、ステージ上で笑顔が溢れる。
ネットワーキング懇親会は、齋木 健次氏(電通国際情報サービス)、Janis Meyer-Plath氏(Friendsurance Co-Founder)による乾杯の挨拶でスタート。用意された飲み物を片手に、参加者・登壇者ともに歓談のひと時を楽しんだ。
◎取材を終えて
2012年の第1回開催「FIBC2012」から今回で7回目を迎え、開催を重ねるごとにグローバルレベルのエコシステムとして規模や内容が拡充している「FIBC」。すべての企業が英語によるプレゼンテーションを行う。各スタートアップ・企業ともに国内外を問わず、新しい風を世界へ向けて発信していこう!といったパッションが共有された。今後のFIBCの更なる活動と展開に期待したい。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )