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2015/10/10

【サムライインキュベート】注目のFintechスタートアップが登壇、現在のトレンドや今後伸びる領域はどこか、「Fintech Venture Meetup 2015」開催!

| by:サイト管理者


 2015年9月29日(火)、サムライインキュベートは、モノレール天王洲アイル駅から程近くにある施設「Samurai Startup Island」において「Fintech Venture Meetup 2015」を開催(定員80名)した。

 当日は、Fintechや金融スタートアップに関心を持つ人、業界に革命を起こすようなサービスやスタートアップに関心を持つ学生・社会人など多数が訪れ、「Fintechとは何か」、「現在のトレンドや今後伸び得る領域はどこか」などについて各領域で注目を集めているスタートアップ企業の代表や責任者を迎え、講演とパネルディスカッションが行われた。



 最初の基調講演「Fintechとは何か」では、マネーフォワード 取締役 兼 Fintech研究所長 瀧 俊雄氏が登壇し、Fintechの背景にある変化や、海外でのサービスおよび協業の事例、今後の銀行業を取り巻く中期的な技術トレンドなどについて解説。特に、これからオリンピックの開催に向けて現金を使わなくても良い社会を目指して政府が推進していく中、少額決済まで含めてキャッシュを使わなくても済むようになると、これまで銀行が選ばれる大きな理由でもあったATMの存在意義も変化し、銀行と顧客との接点が変わっていくことに言及。現在のFintech業界を見ても、まだ日本では始まったばかりで、これから大きい成功事例を作っていく必要があるとした。



 パネルディスカッションでは、パネラーとして、freee 代表取締役 佐々木 大輔氏、クラウドクレジット 代表取締役 杉山 智行氏、マネックスグループ 執行役員 新事業企画室長 兼 マネックスベンチャーズ 取締役 高岡 美緒氏、BASE 創業者 代表取締役 鶴岡 裕太氏、ZUU 代表取締役 冨田 和成氏が登壇。ファシリテーターをドリームインキュベータ ビジネスプロデューサー 林 俊助氏が務めた。

 パネルの中では、事業創造のきっかけと背景VCとFintechスタートアップにおける投資実績と投資を決断する際に重視するポイントや魅力国内VCと海外VCの違いFintechの可能性と今後の事業機会や成長機会などについて、それぞれの立場から私見が披露された。



 最初に創業の背景として、佐々木氏は与信プロセスをはじめファイナンスビジネスのほとんどはデータで完結できるところに面白みがあるとし、先ずは会計の分野からサービスを始めたとした。また、杉山氏は今はアイデアさえあれば2~3億円ほどVCから調達すれば金融ビジネスが出来る時代になったとし、お金の余っている国と足りない国をつなぎお金をまわすことで世界をハッピーにしたいと語った。
 続いて、なぜFinTechで起業したかについて、鶴岡氏はお金を持ちあることを無駄だと感じ、ビジネスしたいと思えばすぐに始められるようにお金をあげる/もらうという行為をより滑らかにすることが生きていく中での根底としてビッグテーマだと感じたからとした。また、冨田氏は金融業界を金融機関と個人の両方から見た時に構造的課題があるとし、金融に対するリテラシーの低さからインターネット化が進んでいない領域において他のECの前提でもある情報の収集、比較、判断をインターネット経由で個人が行えるようにしたいと語った。
 一方、高岡氏はCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)の立場から投資先に対して重視するポイントとして、未来の金融を創るという想いのもと一緒に創っていける仲間としてチーム力、ビジョン、そしてユーザーに寄り添うアジャイル力の3つを挙げた。
 そして、Fintechで起業したい参加者に向けて、まだまだイノベーションを起こそうとする人が少ない、自分が感じた課題意識を持って是非チャレンジしてほしいなど、それぞれのパネラーからメッセージが贈られた。



 パネルディスカッションの後、懇親会が催された。乾杯の挨拶は佐々木氏。今後のFintechの発展と参加者の成功を祈願して乾杯した。



 懇親会では参加者と登壇者が活発に意見交換する姿が見られた。最近では大手の金融機関やIT企業のほか、金融領域以外の一般事業会社からも注目が集まっている「FinTech」に対する関心の高さがあらためてうかがえる。

 最近では、経済産業省において、革新的な金融サービスと新産業の創造、産業金融のあり方や資金の流れを大きく変えていく可能性について幅広く議論し、政策上の課題や対応策を検討するため、「産業・金融・IT融合に関する研究会(FinTech研究会)」が開催された。
 また、金融庁でも金融審議会において(決済業務等の高度化に関するワーキング・グループ金融グループを巡る制度のあり方に関するワーキング・グループ)を開催している。
 更に、民間においても、スタートアップ20社、一般企業、個人や団体が集まり、国内外の関連団体との情報交換や協力のための活動を行っていくという一般社団法人「FinTech協会」の設立(レポート)や、Fintech に関する整理された情報提供を行うとともに、企業と金融機関や官公庁、専門家との実務的な接点を拡げる取り組みを進めるべく「マネーフォワードFintech 研究所」の設立(レポート)など、FinTechを取り巻く環境の変化と実効性ある取り組みの推進と枠組みの整備に向けて、さまざまなディスカッションの場が広がっている。

 業種の垣根を越えて様々な人々が関わり合い繋がっていくことで、新しいサービスが生まれていくことに期待したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作:GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




16:24 | 写真:金融・IT業界向け




 

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