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2015/10/01

【Fintech Meetup運営事務局】一般社団法人FinTech協会設立を発表、FinTechエコシステムの活性化および世界の金融業界における日本のプレゼンスの向上に貢献、「第6回 FinTech Meetup」開催!

| by:サイト管理者


 2015年10月1日(木)、Fintech Meetup運営事務局は、日本橋茅場町にある東京証券会館において、「第6回 FinTech Meetup」を開催した。応募多数につき、当初予定の定員120人を150人に増員したという。

 今回はFintechエコシステム×APIエコノミー : 米国事例から見るこれからの金融サービスについて日本IBMの講演のほか、FinTech Meetup事務局より、FinTechスタートアップを支える一般社団法人「FinTech協会」(FinTech Association Japan)の設立が発表された。




 冒頭の挨拶は、今回会場スポンサーとなった平和不動産 企画総務部 街づくり推進室 投資と成長が生まれる街づくり協議会事務局室 執行役員 中尾 友治氏が登壇。兜町の金融機能の整備として、金融ベンチャー発展支援、投資家と企業の対話・交流促進、高度な外国人金融人材の受入促進、FinTechの起業・発展支援などの取り組みを紹介、来春を目途に「(仮称)兜町ビジネスラウンジ」の設置するとした。



 続いて、日本IBM クラウド事業統括 クラウドアドバイザー Rasmus Ekman(エクマン ラスムス)氏による講演「金融業界におけるAPIエコノミー」では、マイクロサービス化が進むFinTech分野におけるハッカソン事例として北欧最大の金融グループ「Nordea(ノルディア)イノベーション・チャレンジ」をビデオ映像と共に紹介。海外における金融機関とFinTechベンチャーとのイノベーションに向けたAPI経由での取組みについて解説、APIエコノミーで協業するのが結論とした。

 その上で、日本にも同じ波がきているとし、同社が提供するFinTechプログラム(1.FinTechワークショップ、2.ハッカソンサポート、3.FinTechデザイン・ラボ、4.FinTech導入・運用サービス)を紹介、クラウドサービスやAPIエコノミープラットフォームの提供を通じて金融機関とFinTechベンチャーとの繫目になりたいと語った。



 続いて、Fintech Meetup運営事務局より、一般社団法人「FinTech協会」(FinTech Association Japan)の設立が発表された。スタートアップ20社、一般企業、個人や団体が集まり、国内外の関連団体との情報交換や協力のための活動を行っていくという。

 設立の背景としては、国内外の関連団体との情報交換や協力のための活動を更に強化すべく、2014年10月から開始したコミュニティ活動「FinTech Meetup」をベースとし、自由で活発な交流活動を支える組織の必要性を強く感じたことが設立のきっかけとなった。同協会では、”FinTechエコシステムの活性化および世界の金融業界における日本のプレゼンスの向上に貢献するとともに、新たなFinTechサービスが生まれやすい環境を整え、社会発展に向けた一つの視点として様々な案が生まれる場にしていきたい”とのミッションを掲げている。

 なお、今後の具体的な活動内容は以下の通り。

 ・ 関係省庁(金融庁経済産業省財務省等)や関係団体(全国銀行協会等)との連携 及び意見交換(ガイドライン等)
 ・ 国内外の関連諸団体等との情報交換や連携
 ・ 協力のための活動(FinTech Meetup
 ・ ビジネス機会創出のための各種活動
 ・ FinTechに関わる調査研究、及び情報発信



 続いて、金融庁 総務企画局 企画課 信用制度参事官室 企画官 神田 潤一氏が登壇。お祝いの言葉を述べると共にユーモアを交えて自己紹介。FinTechは日本の金融機関、金融サービスにとって重要であるとし、現在、金融審議会で立ち上げている二つのワーキンググループ(決済業務等の高度化に関するワーキング・グループ金融グループを巡る制度のあり方に関するワーキング・グループ)の中でも大きな話題として、いかにFinTech企業をサポートし、その動きを後押しし、そしてそれを金融機関の取組みに結び付け、どのように支えていけばよいか、について議論していることを披露。必要なことがあれば、ぜひ私に伝えて欲しいとした。

 その上で、いかに金融庁がサポートしているか、そして自身がこの場に立ち会えていることをとても喜んでいるという気持ちを込めて、オペラ「椿姫:乾杯の歌」をイタリア語で熱唱。本日はおめでとうございます!と締め括り、会場は大いに盛り上がった。




 一般社団法人「FinTech協会」の代表理事は、工藤 博樹 氏(メリービズ 代表取締役)、丸山 弘毅 氏(インフキュリオン・グループ 代表取締役)の2名、理事は、マーク マクダッド 氏(マネーツリー 取締役)、ナタリー志織フレミング 氏(ペイオニア・ジャパン 代表取締役)、堀 天子 氏(森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士)、依田 寛史 氏(boku,Inc. カントリーマネージャー)、北澤 直 氏(お金のデザイン 取締役COO)、鷹取 真一 氏(kyash 代表取締役社長)、星川 高志 氏(クラウドキャスト 代表取締役社長)の7名、そして、監事は、藤武 寛之 氏(弁護士法人クレア法律事務所 弁護士)が務める。




 フォトセッション終了後、代表理事の丸山氏、工藤氏との記者の囲み取材が行われた。(※取材内容は後日掲載を予定しています。)



 その後、会場では懇親会が催され、用意された料理と飲み物と共に会場には金融機関、IT企業、スタートアップ、ベンチャーキャピタルなどの参加者同士が集い、意見・情報交換、名刺交換が行われた。昨今のFinTech分野における強い興味と関心を持ち取り組んでいる積極的な企業および担当者の顔ぶれも数多く見られた。



 懇親会も終わりに近づき、衆議院議員 高井 崇志氏による最後の挨拶では、設立のお祝いの言葉と共に、自身がITの世界で仕事をしてきたことやライフワークとして取り組んでいることを披露。最近になってFinTechを知り、こんなにすごい世界はない、金融業界のみならず日本社会や世界全体を大きく変革する可能性を秘めているとした。その一方でFinTechを知らない人もまだまだ多いとし、国会でも質問を行うことで政治家への理解を促していくと共に、国会議員、政府関係、FinTechベンチャー、金融機関、IT企業などによるFinTechの勉強会を議員会館で開くので一緒に頑張っていきましょう!と会を締め括った。

<<取材を終えて>>

 日本では、2014年終わり頃から注目されはじめ、大手の金融機関やIT企業によるFinTechのコンテストやイベントが開催され、研究会の設立やコンソーシアムの形成、そして今回の
FinTech協会」の設立と、およそ1年間という短期間で、これまでFinTechとは何かという現状整理のフェーズから、実際の課題解決につながるサービスのインプリメンテーションに向けた動きへとシフトしている。

 政府が目指す持続的に成長する日本の未来を実現するためにも、起業大国、観光立国、地域活性などこれからの日本に欠かすことのできないアントレプレナーと大企業の新たなチャレンジ。同協会の発足により、金融やITを社会インフラとして活用する新産業の創出に向けて幅広い関係者の意識改革が進み、よりFinTechのチャレンジがし易い環境整備が進むことに期待したい。


(取材、撮影、記事、編集・制作:藤野 宙志 @株式会社グッドウェイ )



19:27 | 取材:金融・IT業界向け

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