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取材レポート
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2024/06/21new

【SAS Institute Japan】保険業界向けインタラクティブセッション「新しい保険ビジネス創造に向けた事例と成功要因」を開催!

| by:ウェブ管理者

 2024年5月31日(金)、SAS Institute Japanは、「保険業界向けインタラクティブセッション 新しい保険ビジネス創造に向けた事例と成功要因」 を六本木ヒルズ森タワー11階のSAS Institute Japan本社で開催した。

開会挨拶
 

 保険業界においても顧客ニーズは多様化、高度化している。たとえば、生保ではウェルビーイングのような包括的な顧客ニーズを充足することが求められている。そして、顧客ニーズを充足するためのエコシステムが台頭し、保険商品がエコシステムに組み込まれ、顧客の生活の中でフリクションレスに保険や関連サービスが提供されるようになっている。今、保険会社はどのように新しい商品・サービスを開発し、マーケティングを実行すべきなのか。本イベントでは、保険業界で実際に多数のイノベーションやCX変革に関わっている有識者をゲストに迎え、今取り組むべき課題やその実際を議論していく(SAS Institute Japan カスタマアドバイザリ事業本部 原島 淳氏)。

セッション1保険業界におけるビジネスアーキテクチャの転換


 ず、福島 渉氏(デロイトトーマツコンサルティング 執行役員 保険インダストリリーダー)が「保険業界におけるビジネスアーキテクチャの転換」について話した。

 「これまで世界の保険業界において、ランキング上位企業の顔触れは大きく変わってこなかった。100年以上の歴史を持つ保険会社がランキング上位を占めている。それは従来の保険会社はバリューチェーンの各機能を内製化しており、それぞれの知見や能力が競争優位性の源泉であり、また参入障壁になっていたからだ。大手企業は、潤沢な資本を背景とした価格形成力を持ち、販売網を張り巡らせ、そして高い引受・査定能力により収益を維持してきた。
しかし、今日ではバリューチェーン各機能の分立と共有化が進んだことで、この構造が崩れ始めている。保険会社のビジネスモデルは多様化しており、また水平横断的機能提供を狙うプラットフォーマーが出現している。各保険会社は自らの強みを活かしながら、フィナンシャル&ヘルスマネジメント型、経済活動のあらゆるリスクをカバーするフルスペック型、ドメインフォーカス型、もしくはプダクトファクトリー型といったビジネスモデルを選択していくことになると予測する。また、機能特化/集約型プラットフォーマーとして、データアナリティクス、カスタマーエンゲージメント、キャピタル&インベストマネジメント、ITテクノロジーのプラットフォーマーが出現してくるだろう。たとえば、資産運用プラットフォームBlackRock、”Technology as a Service”のOneConnectといった企業はそれに当たる。保険会社はこういったプラットフォーマーを活用することも重要だ。

 このような潮流を受けて、保険業界のビジネスアーキテクチャは変化している。これまでは、単一の商品を効率的に販売する”代理店モデル”が主流だった。しかし、これからは商品・サービスとチャネルをターゲット顧客に応じて最適な形で組み立てていくことが重要だろう。前述のような機能プラットフォーマーが提供する”モジュール化”された機能を自社の商品・サービスやチャネルと組み合わせることで新しいビジネスモデルを定義し、多数の顧客セグメントに効率よく価値提供することも可能だ。たとえば、よく知られるエンビデッド保険や、シンガポールIncomeのSNACKの革新的なサービスもその一例だ。

 今日の保険業界ではスピーディーなイノベーションが強く求められている。イノベーションを加速させるには、モジュール化された機能を組み合わせることで、商品・サービスをスピーディーにプロデュースする能力が重要と言える。これからの保険会社に求められるのは、ブランド価値とビジネスケースの仮説構築力と、それをもとに商品・サービスをアジャイルで構築できる新しいテクノロジー基盤、そこで仮説検証を高速で廻せる業務プロセスである。今日の保険会社には、商品・サービス開発、マーケティング、テクノロジー、そして全体のガバナンスの各領域で、”モジュール”を活用したスピーディーな競争優位性の創造が求められている。」

セッション2三井住友海上におけるCXマーケティングとデータ活用の取り組みについて

 では、保険会社では実際にどのように商品・サービスを開発し、マーケティングを行っているのだろうか。続いて、佐藤 祐規氏(三井住友海上 CXマーケティング戦略部 データマーケティングチーム長)が「三井住友海上におけるCXマーケティングとデータ活用の取り組みについて」と題して、実際の取組みを紹介した。

 「言うまでも無く、保険業界を取り巻く環境は大きく変化した。お客さまが自ら必要な情報を選択する時代では、事故補償時だけの関係性から脱却しなければならない。CXマーケティング戦略部では、お客様ロイヤルティ大手損保No.1を目指している。このためには、顧客接点を増強すること、そして、データ分析やリサーチを通してお客様の解像度を高め、お客さまごとのコミュニケーションを実施することで、新規獲得手法を高度化し、またお客さまの期待を超える体験価値を提供することが重要だ。そして、そのためにはデータ分析やデータ活用が欠かせない。

 当社ではマーケティング領域のデータ活用を強化しているが、いくつかの取組事例を紹介する。まず、ドラレコ付き自動車保険のクリエイティブ開発の事例だ。従来、クリエイティブ開発は商品所管部門が担当しており、モノの視点(機能的価値)からの価値訴求が多かった。しかし、実際にお客さまへの訴求を行っている代理店への調査を行ってみると、お客さまは加入後の体験とそれによる安心に価値を感じていることがわかった。そういった体験価値の視点からプロトタイプを作成し、ターゲット層にアンケート調査を行うことでブラッシュアップを行い、より評価の高いクリエイティブを作成することができた。

 この事例のように、消費者調査を行なうことで顧客のニーズや求められる価値を理解した上で、商品・サービス開発を進めている。お客さまに選んでいただくためには、良い商品を開発するだけでなく、当社の認知度や好感度、さらに契約体験や事故体験も重要な要因となる。それぞれの体験や認知が契約にどの程度寄与するのかも分析を行っている。

 こういった分析を通してマーケティングミックスを最適化するために、弊社ではCDP(Customer Data Platform)を構築し、お客様起点で属性、契約、行動、調査、事故の情報を統合、活用している。この情報は代理店にも還元していて、代理店向け営業支援システムにNBA(Next Best Action)情報を配信している。

 今後の方向性として、保険会社はプロダクト中心の発想から抜け出し、カスタマージャーニーにおける価値を中心に考える必要がある。顧客との接触頻度を拡大すべきだが、無意味な拡大は逆効果で、適度な距離感を持って、有用なコミュニケーションを行っていくことが重要だ。そのためにはお客さまの文脈を押さえた(”ジョブ理論”にもとづく)コミュニケーションが欠かせない。現在、ChatGPTを活用しながら、ジョブ理論にもとづくクリエイティブ開発を進めているが、こういった施策を通してCX向上を目指したい。保険会社の商品・サービスは今後拡大していくだろうが、差別化の最大のポイントはCXだと考えている。」

セッション3
保険イノベーションをサポートする新しいSASテクノロジと事例

 こういった保険業界のイノベーションやCX高度化に求められるテクノロジーとは何か。原島 淳氏(SAS Institute Japan カスタマアドバイザリ事業本部)が「保険イノベーションをサポートする新しいSAS」と題して、SASが提供するテクノロジーと海外でのその活用事例を話した。

 「保険会社は今、新しい商品・サービスとそのマーケティングモデルをスピーディーに創造していくことが求められている。競争力の源泉としてデータとAIを活用し、また新しいマーケットプレイスやテクノロジー企業が提供する”モジュール”との連携も重要だ。

 SASはデータから価値実現のプロセスをEnd-to-Endでサポートし、アジャイルにも対応している。また、あらゆるシステム/モジュールとリアルタイムで統合可能なオープン性を持つ。SASを活用することで、データ・AIを活用した判断をカスタマージャーニーに組み込み、顧客体験を最適化できる。たとえば、外部ウェブサイトの顧客行動をリアルタイムで捕捉・分析し、最適な保険・サービスを最適な保険料で提案。申込があれば本人確認を行い、自動引受査定を行い、スピーディーに契約のご案内を行う、といった形で、業務横断のデータ・AI活用が可能だ

 保険業界においてもSASを活用した事例は拡大している。その中から、(1)新しい商品・サービスをスピーディーに創造している事例、(2)優れたCXを提供する顧客接点を構築している事例、(3)業務横断の高度なデータ・AI活用を実施している事例を紹介したい。

 まず、(1)海外ダイレクト保険プラットフォーマーでは、多数の外部パートナーに対し、APIを通して豊富な商品とSASで開発されたカスタマーエンゲージメントプラットフォームを”モジュール”として提供する。このプラットフォームはスケーラブルで、かつスピーディーに拡張できる点が特徴であり、多数の外部パートナー向けのエンベデッドの保険の提供や、金融・小売といった多数の販売パートナーとの提携によるマーケティングモデルの展開をサポートしている。次に、(2)カナダSun Lifeでは、デジタルアドバイザ”Ella”がアマゾンエコーなどのインターフェースを通して顧客のライフスタイルをサポートしながら、各種データにもとづいて健康や資産運用のための様々なナッジを提供している。(3)海外保険会社の中小企業向け保険のアンダーライティングでは、引受リスクだけでなく、保険+予防予後サービスを含むトータルの顧客LTVを加味して最適な提案(NBO=Next Best Offer)とパーソナルプライシングを判断している。営業が商談中にSFAから条件を入力すると、リアルタイムで競争力ある提案を提供する。

 SASはこういったソリューションをSaaSの“モジュール”として提供しているので、イノベーションや業務高度化のニーズに応じて検討いただければ幸いである。」



 また、「インタラクティブセッション」と銘打たれたとおり、それぞれのプレゼンテーションの中では参加者とのディスカッションにも多くの時間が充てられた。ここでは参加者からの質問にスピーカーが答えるだけではなく、スピーカーからの逆質問も交えつつ、参加者自身が直面しているチャレンジや将来を見据えて保険会社が考え・取り組むべきこと、などが双方向で語り合われた。その中では、「お客さまは保険会社を通して何を得たいと考えているのか、ジョブ理論的にどのようなお困りごとを解決したいのか」といった本質的で深いテーマにも踏み込んでいた。

懇親会 

 
セミナー後は、登壇者や参加者同士での有用な情報交換が行われた。

 保険業界は各顧客用にカスタマイズされたサービスの提供が求められつつあり、顧客が描いた以上の満足の提供を目指すためにも顧客からの声やデータ・AIを活用することが今まで以上に必要となっている。顧客満足度を向上させるには企業の社員がデータやAIを活用しやすい環境であることが重要な昨今、様々な業界にデータ活用システムを提供してきたSASならではの保険業界への更なるシステム提供に注目したい。

 SAS Institute Japanの詳細についてはこちら

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )






10:18 | 取材:金融・IT業界向け
2024/06/07

【日本CFA協会】ジャパン・インベストメント・カンファレンス 2024開催!テーマは「Unlocking the Potential of AIーAIの可能性を解き放つー」

| by:ウェブ管理者


 2024年5月23日(木)、日本CFA協会は、恒例のジャパン・インベストメント・カンファレンス 2024を東京コンベンションホールにて開催した。

 日本CFA協会は、CFA協会(CFA Institute)の国内唯一のメンバーソサエティとして投資に関する教育プログラムを実施し、投資運用に関する専門知識の普及を目指す活動をしており、資産運用業界にとって重要でホットなテーマを取り上げてフラッグシップイベントである同カンファレンスを開催をしている。今回は「Unlocking the potential of AI - AIの可能性を解き放つ -」をテーマに、内外から専門家や当局関係者を招き、終日にわたって講演とディスカッションが行われた。



 会場となった東京スクエアガーデン内にある東京コンベンションホールでは、対面開催とあって、多数の参加者が会場へ足を運び、開会後しばらくしてホールは参加者で埋め尽くされた。

開会の辞 


 冒頭、ブレンダ・ホウ氏(CFA協会 成⻑市場グローバル・パートナーシップ&クライアント・ソリューション・ヘッド CGMA, GAICD)より、現地参加できたことと来場された方への御礼を述べ、本カンファレンスのテーマ解説を行った。最後に本日の講演やパネルディスカッションを非常に楽しみにしているとし、開会挨拶とした。なお、当日の司会・進行は杉江 京子氏が務めた。

講演
 


 講演でケニー・ラム氏(ツー・シグマ・アジアパシフィック CEO)は、「投資運⽤への科学的アプローチ」と題して講演を行った。科学的アプローチを用いてヘッジファンドを行うことについて、これまでのアプローチや具体的な例を用いて解説を行った。また、アルゴリズムの抽出方法についてなど、Q&Aも活発に行われた。



 講演でイヴィ・ウィー氏(DBS銀⾏ マネージング・ディレクター コンシューマー・バンキング・グループ地域ファイナンシャル・プランニング&アドバイザリー・ソリューション・ヘッド)は、「AIはどのようにファイナンシャル・プランニングとリタイアメント・プランニングの再考に役⽴つか︖」と題して講演を行った。DBS銀行のシンガポールでの取り組みなどの具体例を用い、高齢化社会に向かう日本での資産におけるデータを活用したプランニングの例について解説を行った。

パネルディスカッション


<モデレータ>
 佐藤 吉正氏(IG証券株式会社 事業推進部 部⻑)
<パネリスト>
 ⻑⾕川 理氏(⼤和証券 MISデータ 管理部⻑)
 宮澤 弦氏(LINEヤフー 上級執⾏役員 ⽣成AI 統括本部⻑)
 佐野 ⻑紀氏(PKSHA Technology AI Solution 事業本部 ⾦融 / セキュリティ管掌パートナー 兼 アルゴノート代表取締役)

 パネルでは、各登壇者の自己紹介が行われた後、「セールス&マーケティングと顧客関係管理におけるAI活⽤の過去・現在・未来」と題して、AIがこれまでに与えた影響、そして今後どのような影響を与えるかについて議論が行われた。最後に各パネリストの所属する企業が取り組んでいくAI活用の未来についてそれぞれの考えが語られた。

講演 


 ギャリー・カザンツェフ氏(ブルームバーグ CTO室クオンツ・テクノロジー戦略責任者)は、「⾦融における機械学習の進展」と題して講演を行った。20年前より機械学習に対して投資を行い、現在も投資を続けてきている結果から、機械学習が金融市場についてどう関係し、また言語モデルについての現在のトレンドと将来の方向性について語った。


 ⽩取 宏之氏(PwCコンサルティング ⾦融サービス事業部ディレクター)は、「企画部⾨やオペレーション部⾨業務への⽣成AI活⽤」と題して活用事例を用いて講演を行った。生成AIは非常に進化してきており、使用いただく時期になってきているので、是非試していただきたいと語った。

講演 


 ランチ前、最後のセッションでは、ジェイソン・イェ氏, CFA(S&Pダウジョーンズ・インデックス ファクターおよびテーマインデックス担当ディレクター)は、「AIを活⽤したインデックス設計」と題して講演を行った 。AIとは何かを簡潔に解説した後、業界モデルについて語った。最後にAIに関するリサーチペーパーを出しており、そちらをご覧いただきたいとした。

ネットワーキングランチ 


 ランチタイムでは立食式の食事がふるまわれた。参加者同士の情報交換や出展ブースでのやりとりが見られた。

講演 


 ルーカス・レパック氏(ファクトセット、バイスプレジデント、AI&ML、プリンシパル・プロダクト・マネージャー)は、「AIが拓く⾦融の未来︓ 機会と課題」と題して、講演が行われた。生成AIの開発にあたっては繰り返し学習させることで期待するものに近づいていけるとし、生成AIには様々な業界に対して大きな可能性があると語った。

講演



 ⽇尾 泰⼦氏(みずほ第⼀フィナンシャルテクノロジー 投資技術開発部⻑)は、「サステナブル投資とオルタナティブデータ・AI活⽤の親和性」と題して講演を行った。AIやチャットGPTについて解説を行い、その後、オルタナティブデータの活用事例やESG評価のデータ活用を述べ、最後に今後のAI活用の方向性について語った。

パネルディスカッション 


<モデレータ>
 池⽥ 悟氏(⽇興アセットマネジメント インベストメント・テクノロジー運⽤部シニアファンドマネージャー)
<パネリスト>
 和泉 潔氏(東京⼤学⼤学院 教授)
 冨島 佑允氏(東京海上ホールディングス 財務企画部マネージャー)
 植村 圭介氏(野村アセットマネジメント 運⽤部 シニア・ポートフォリオマネージャー)

 パネルでは池田氏よりパネリストの紹介が行われた後、「ESGおよびSDGs関連データにおけるAI活⽤」と題してディスカッションが行われた。和泉氏からはESGの評価において生成AIがどのように使われているかや生成AIの課題や苦手な部分について、冨島氏からはAI関連のリサーチの紹介などについて、植村氏からはESとAI両方を使った形でクオンツアクティブの運用の取組みについて語られた。

講演 


 リー・デビッドソン氏(モーニングスター チーフデータ&アナリティクスオフィサー)は、「⾦融データにおけるAIの実践的活⽤︓Morningstarが明らかにする、モーニングスター・メダリスト・レーティング、インテリジェンス・エンジン、そして未来のデータ収集」と題して講演を行った。AIによってデータの価値をどのように向上させているかなどを解説し、AIについて人々の関心がさらに高まってきていると語った。

講演 


 シューチュン・リ氏(シンガポール通貨⾦融庁 副ディレクター兼ヘッド(AI開発室))は、「イノベーションと監視体制のバランス - AIの未来を舵取りする」と題して、講演を行った。まず、特定型AIと汎用型AIについての説明を行い、AIへのECOSYSTEMアプローチとして、People、Economy、Hub、Compute、Geopoliticsの5つのことに焦点を当てているとした。質問タイムではAIの規制に対する質問などに対して回答した。

講演 


 ジャン・シュミット氏(ジョルト・キャピタル 社⻑ 兼 マネージング・パートナー)は、「プライベート・エクイティ会社をAIベースの学習組織に変える⽅法 - Jolt Ninja AIの例」と題して講演を行った。まず、自社がAIのストーリーについて、これまでどのように活用してきたのかについて語った。
現在のソフトウェアについての見解を述べた後、今後、AIのソフトウェアの開発が更に必要になるとした。

講演 


 ブレンダ・ホウ氏(CFA協会 成⻑市場グローバル・パートナーシップ&クライアント・ソリューション・ヘッド)は、「投資プロフェッショナル検定のためのCFA協会データサイエンス⼊⾨」と題して、データサイエンス投資プロフェッショナル検定の取り組みや、機械学習の革新が行われている今、5年10年先のImpact AIにどう備えるかについて語った。また、Data Science for Investment Professionals Certificateについての紹介を行った。

講演
 国内外におけるサステナビリティ開示の現状と見通し


 シャーロット・ウッド氏(シュローダーズ イノベーション&フィンテック、AI戦略・ヘッド )は、「⽣成AIが変⾰する投資運⽤業界:機会とリスク」と題して、投資管理におけるジェネレーティブAIの潜在的な機械や、シュローダーにおけるジェネレーティブAIの戦略的アプローチ、ユースケース、一般的な制限と懸念事項について説明しつつ講演を行なった。

パネルディスカッション


<モデレータ>
 ⿅⼦⽊ 亨紀氏(ニッセイアセットマネジメント ソリューション・リサーチ・ヘッド)
<パネリスト>
 東出 卓朗氏(auアセットマネジメント CIO)
 岩⾕ 渉平氏(アセットマネジメントONE 運⽤本部 株式運⽤グループ ファンドマネジャー)
 辻中 仁⼠氏(ナウキャスト CEO)

 カンファレンスの最後を飾るパネルディスカッションでは、「⼈間 vs AI︓ファンドマネジメントの未来」と題して、運用におけるAI活用の現在、過去から見て、どういったところに位置しているか、近年のAIの進展が運用プロセスに影響が出ているか、テクノロジープロバイダーの立場として、今後の展望についてなど活発な議論が行われた。

閉会の辞 


 閉会に際して出川 昌人氏(日本CFA協会 会長)は、スポンサー、ボランティア、その他多くの方たちの協力によって、当カンファレンスが開催できていることに感謝を述べた。今回、AIという非常に万能なイメージがあるものを題材にあげ、講演やパネルディスカッションを行ったことを振り返り、非常に興味深い意見が皆様の今後の参考になればと語り、閉会の挨拶とした。

ブース&レセプション
 



 展示会場には協賛企業各社のブースが立ち並び、ランチやコーヒーブレイクの時間帯には多くの来場者が訪れてネットワーキングが行われた。また、講演終了後にはレセプションも開催され、主催者、協賛企業を交えて、閉会まで登壇者、参加者等による歓談が続いた。

  第15回の開催となる「ジャパン・インベストメント・カンファレンス」は様々な分野で活用されてきているAIの更なる可能性について、実務家・専門家をはじめ多くの登壇者が解説や議論を行った。資産運用業界でもAI活用が行われてきており、どのように進化していくかにも注目したい。
毎年最新のトピックにて開催され、多くの参加者が集まる「ジャパン・インベストメント・カンファレンス」の次回についても期待したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )





16:04 | 取材:金融・IT業界向け
2024/05/09

【ギックス】あらゆる判断を、Data-Informed に。「GiXoデータインフォームド・サミット」を開催!

| by:ウェブ管理者


 2024年4月23日(火)、ギックスは、「GiXoデータインフォームド・サミット」を東京ミッドタウンで開催した。

 GiXoは、戦略コンサルタントとアナリティクス専門家によって立ち上げられた “データインフォームド”推進企業である。
アナリティクスを活用し、あらゆる判断をデータに基づいて行えるようにご支援することで、クライアント企業の経営課題解決を実現を目指している。



 開催挨拶で網野 知博氏(ギックス 代表取締役CEO)は、来場者、協賛社に御礼を述べた後、本日はAIやビックデータによる成果など表に出てくる面だけではなく、裏側の努力の話や、ビジネスにおける業務判断の確度をあげるためのデータ利活用についての話を多くの登壇者様から引き出していければと語り、開会挨拶とした。



 基調講演で奥田 英雄氏(西日本旅客鉄道 取締役兼執行役員 デジタルソリューション本部長)は、「JR西日本グループ 企業変革物語~ゆでガエルからの脱却~」と題して、コロナ前の経営を振り返るとともに、コロナ禍を機に、データやテクノロジーを活用した企業への変革をめざした経緯や具体的な取り組み事例について語った。

 パネルディスカッション①では、パネリストとして奥田 英雄氏(西日本旅客鉄道 取締役兼執行役員 デジタルソリューション本部長)、永島 直史氏(BIPROGY常務執行役員 Chief Marketing Officer)が登壇し、網野 知博氏(ギックス 代表取締役CEO)がモデレータを務めた。「中期的な企業価値向上に直結 データインフォームドな行動様式への変革」と題して、データインフォームドな行動様式に向けた組織を作るにはなど、活発なディスカッションが行われた。



 佐藤 好浩氏(三井不動産 イノベーション推進本部 柏の葉街づくり推進部)は、「地域活性化のためのデベロッパーに求められる新たな役割」と題して、柏の葉で行なってきた取り組みを交えつつ、データプラットフォームとスマートライフパス、マイグルを使った実績などを紹介し、講演を行なった。

 パネルディスカッション②では、パネリストとして佐藤 好浩氏(三井不動産 イノベーション推進本部 柏の葉街づくり推進部)、向井 剛志氏(BIPROGY 戦略企画部 事業開発 第一センター長)が登壇し、堀越 豪氏(ギックス Mygru Div. Leader)がモデレータを務めた。「子育て支援スタンプラリーの可能性とスマートシティでの活用」と題して、柏の葉の取り組みが始まったきっかけや、スマートシティを実現するためのチャレンジと直面している課題についてのディスカッションが行われた。



 山崎 晴太郎氏(セイタロウデザイン 代表、クリエイティブディレクター)は、「デザイン経営とデータインフォームドの幸福な関係」と題して、データと体験、平等なものとして創造し、人間の顕在化していない本質を浮き彫りにしていくことがデザインとデータインフォームドの付き合い方ではないかと語った。

 東海林 正賢氏(Jazzy Business Consulting 代表取締役)は、「Jazz業界の課題解決のためのデジタル活用」と題して、自身の経歴を紹介しつつ、Jazzミュージシャンに焦点を当てたマイグルを利用したミニアプリを紹介するなど、Jazz業界の課題解決への取り組みを語った。



 パネルディスカッション③では、パネリストとして山崎 晴太郎氏(セイタロウデザイン 代表、クリエイティブディレクター)、田中 耕比古氏(ギックス 取締役/上級執行役員 (共同創業者))が登壇し、東海林 正賢氏(Jazzy Business Consulting 代表取締役)がモデレータを務めた。「データインフォームド経営とデザイン経営の融合」と題して、ディスカッションが行われた。

 本パネルでは「データ"も"用いて判断をする」というデータインフォームドの考え方を実践するにあたり、コンサルタントとデザイナーの間には、思考アプローチに共通点と相違点があるということを論じた。そのなかで、人間が判断の主体となることの重要性については、これまでも、これからも変わらないという結論を得た。

 閉会挨拶は、花谷 慎太郎氏(ギックス 代表取締役COO/Data-Informed事業本部長)が務め、自身が本日の8講演から各々心に響いたフレーズを共有しつつ、来年開催する際には各企業が持つシステムのレガシーモダナイゼーションもテーマとして取り上げてみたいと語った。

展示・休憩エリア
 


 講演会場に隣接する休憩・展示エリアも、休憩時間を中心に多くの来場者で賑わいを見せた。
GiXoデータインフォームド・サミット」は盛況の中、閉会した。

 データインフォームドを実現するために、データの蓄積、加工から、判断への活かし方まで一気通貫でサポートしている、ギックスの今後の取組みに注目したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )








17:19 | 取材:金融・IT業界向け
2024/05/08

【S&P グローバル・マーケット・インテリジェンス】機関投資家向けセミナー「データインテリジェンスから導かれる投資の意思決定とリスク管理2024」開催!

| by:ウェブ管理者

 2024年4月23日(火)、S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスは、「データインテリジェンスから導かれる投資の意思決定とリスク管理2024」 を東京ステーションホテル1階 鳳凰の間で開催した。


 AI導入で革新的な変化を求められている金融業界。それに伴い、現行のデータ分析の強化、データガバナンス、セキュリティなど求められる課題が多様化している中で、本イベントは投資運用とリスクマネジメントに関連するデータ・ドリブン・インテリジェンスの分野において、業界のリーダーたちのこれまでの経験とこれからの考え方を紹介した。

開会挨拶
 


 野本 良一氏(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス データ&インサイト エグゼクティブ・ディレクター セールスヘッド)は、革新的な変化を求められている金融業界に対して自社が目指すデータ提供について語った。その後、本日のセミナーの流れを伝え、開会挨拶とした。

セッション1データドリブン経営の実績と課題 

 セッション1で藤咲 雄司氏(三菱UFJフィナンシャルグループ デジタル戦略統括部 副部長)は、これまでの為替トレーディングに見るデータドリブンについて実例を用いながら説明を行った。また、エクセルの普及を例に挙げ、テクノロジーだけでは成功できない点があると述べた。

 最後にデータドリブン経営とは経営層から現場にいたる社員全員が必要なデータを参照し、会社全体でデータに基づいたスピーディーな意思決定と行動が習慣化されている状態と語った。

セッション2株式期待リターンと温室効果ガス排出量の関係に関する分析

 安達 哲也氏(PwC Japan 有限責任監査法人 パートナー)は一時のブームから比べると比較的落ち着いてきているものの、ESGへの取り組み姿勢が企業価値の上昇に対して重要視されていると述べた。実現リターンと期待リターンの区分けの重要性やGHG排出量と株式期待リターンに係る最近の実証研究の結果などを語った。
最後に本講演内容について大町 興二氏(S&PグローバルSustainable1 マネージングディレクター 日本ヘッド)より質問が行われる形で終えた。

セッション3
海外のサイバーリスクの事例から日本企業は何を学べるか?
サイバーリスク関連データの格付け分析への活用

 惠村 甲子朗氏(S&Pグローバル・レーティング 金融法人および公的部門格付部 アソシエイトディレクター)はサイバーリスクは信用格付けに影響を与えうるとして過去に起きた事例をもとに解説を行った。海外と日本のセキュリティ対策の人員についてやサイバー保険の普及率などを比較し、日本企業は不断にサイバーセキュリティーを高めていくことと、また対策にはコストがかかることから経営陣のコミットメントも必要であると語った。

セッション4金融市場におけるオルタナティブデータの活用

 八木  政之氏(SMBC日興証券 グローバルマーケッツ企画部 副部長)は最初に、オルタナティブデータとは何かを具体的な例えを使って分かりやすく説明した。オルタナティブデータはインテリジェンスで使われている情報に近いと語り、陥りがちな失敗例をあげ、背景を知らずに使うと危険であることを伝えた。
 オルタナティブデータは複数のデータを組み合わせることで、サポートデータとして非常に有用であり、一定期間蓄積した後に役立つものもあるのでそういった事も考慮に入れて活用していくことが重要であると語った。

パネル1経営視点からの生成AIの利用推進

<パネリスト>
 副島 豊氏(SBI金融経済研究所 研究主幹 兼 SBIホールディングス SBI生成AI室 プロジェクトコーディネーター)
 井口 亮氏(みずほ第一フィナンシャルテクノロジー データアナリティクス技術開発部 部長)

<モデレータ>
 甲斐 正樹氏(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス アカウントマネジメント ディレクター)

 このパネルでAIを導入する時期についての質問が行われた。完成したものを使いたいという方が多いかもしれないが、走りながら軌道修正していくことも必要であるとし、それには経営者の胆力すなわちリスクを取る必要もあるのではないかと述べた。その後も生成AIの利用推進について活発な意見が述べられた。

パネル2生成AIの運用実務への適用

<パネリスト>
日向野 智邦氏(バーテックス・インベストメント・ソリューションズ シニアポートフォリオマネジャー クオンツ運用部クオンツ運用グループ)
泉田 晋佑氏(アセットマネジメントOne フィナンシャルイノベーショングループ ファンドマネジャー)
小島 祟氏(aiQ Head of Sales)

<モデレータ> 
 甲斐 正樹氏(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス アカウントマネジメント ディレクター)

 まず、日向野氏よりチャットGPTとは何か、資料を用いながらわかりやすく説明が行われた。
泉田氏はチャットGPTの課題として膨大なデータから回答を導き出すため、事実と異なる返答が行われる可能性があることについて語った。また、AIの推進事例をあげて、実務的な使い方を説明した。
小島氏からはお客様への導入の観点から具体的な事例をあげて語った。また、システム開発と生成AIは非常に相性が良いと思うと述べた。

その後、モデレーターや会場からの質問に対してパネリストそれぞれの経験談を交え、回答が行われた。

閉会挨拶
 

 閉会にあたって、Eric Takigawa氏(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス マネージングディレクター 日本ヘッド)は、本日登壇したスピーカー及び参加者に対しての感謝を語り閉会挨拶とした。

懇親会 


 登壇者や参加者同士での有用な情報交換が行われた。
投資運用とリスクマネジメントに関連するデータ・ドリブン・インテリジェンスの分野における現時点及び今後について参考となった。様々な事例紹介もあり、データ分析強化の重要性を感じられた。今後、これらの分野がどのようにさらなる進化をしていくか注目したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )








09:30 | 取材:金融・IT業界向け
2024/03/13

【パンローリング】ご愛顧特別感謝祭・第22回「投資戦略フェア EXPO2024」を東京ドームシティ プリズムホールで開催!

| by:ウェブ管理者


 2024年3月2日(土)、パンローリングは年に一度のご愛顧特別感謝祭となる恒例の「投資戦略フェア EXPO2024」を東京ドームシティ プリズムホールで開催した。

 今年で22回目を迎えた「投資戦略フェア EXPO2024」。株価が上昇する中、今後の相場展望を占い、投資分析ノウハウや技術を吸収しようと開場前から個人投資家が詰めかけ、来場者数が4,620名を記録するなど盛況なEXPOとなった。

プリズムホール
 


 今回の会場は、水道橋の複合イベント施設 東京ドームシティの多目的ホール「プリズムホール」。午前9時30分の開場とともに入場を待ちわびた来場者が次々入場していった。開場後も午前10時から多数の講演がスタートするとあって来場者は増え続け、会場に響き渡るブーススタッフの元気な掛け声なども相まって、時間を追うごとに会場の熱気は増していった。

講演会場 今回は4講演会場での講演・パネル


 講演会場はA~Dの4会場が用意され、各会場で10時~18時30分の間、入れ替え制で絶え間なく講演やパネルディスカッションが実施された。各講演会場とも多くの来場者で埋まり、講演によっては立ち見による受講者の姿も。プロや専門家の技術や知識・知見を肌感覚で吸収しようと、真剣な表情で講演に聞き入る姿も目立った。(当日の全プログラムは右端のサムネイル画像をクリック)

 以下、様々な分野で活躍している当日のゲスト講師を写真で紹介する。

登壇者 多数の著名なゲスト講師が登壇



展示会場 楽しみながら投資に触れあえる場所

 続いて多くの来場者で賑わった展示会場の様子を写真で紹介したい。パンローリングが出版する書籍が特別価格で購入できる書籍販売コーナー、協賛企業ブースでのトレードに役立つツールやサービスの紹介、ノベルティーグッズ配布やミニセミナーなど、各ブースで趣向を凝らしたPRが終日にわたって実施された。



投資家交流会
 講師や投資家とのふれあいの機会

 閉会後、場所を移して事前予約制の投資家交流会(インベスターズ & トレーダーズ パーティ)が開催され、会場は多くの参加者で賑わった。乾杯の後、主催者挨拶やゲスト講師、協賛企業の紹介・挨拶も行われ、お開きの時間まで参加者同士の歓談が続いた。


 「投資戦略フェア EXPO2024」は盛況のもと、無事に閉会。会場でのリアルな講演と展示会、交流会参加を通じて刺激と気づきを得た参加者は、それぞれが様々な想いを胸にして帰宅の途に就いた。

 投資に関する研究成果やトレード知識を得ることができる機会である投資戦略EXPOは盛況の中、閉幕した。抜本的に拡充されたNISAや40,000円台を超えた日経平均株価など、投資状況が活気づいている。日本の投資マインドも刺激を受け、次回開催時も大勢の来場者で賑わいを見せることを期待したい。



(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




16:41 | 取材:投資家向け
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