2022年11月26日(土)、一般社団法人ちいきん会は、スピンオフ PARK vol.2「官×金×民による全国の中小企業の生産性向上!先読みによる中小企業のDX活用で経済が変わる」を官民共創スタジオで開催。オンラインでも配信が行われた。
開会冒頭、オンライン参加で久能 雄三さん(ちいきん会 代表理事 / クノウ 代表取締役)は、地方の経営者にとってもDXはホットな話題で、副業人材活用によるDX推進のケースも増えているとして、本日の学びの場がDX推進につながることを願っていると語り挨拶とした。なお、当日の進行は猪股 裕さん(ちいきん会 運営事務局 プロデューサー)が務めた。
トークセッション① | 「国・現場両方の視点から考える、中小企業のDX実現に向けた地域金融機関に期待する役割」 |
最初のトークセッションでは、日本企業および中小企業のDXの概観を述べた後、DXに向けた中小企業、ITベンダーとの関係性の課題、DXの事例や進め方などについて紹介。
トークセッション②
| 「金融機関における中小企業のDX市場の実態とは?」
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続いて進行も務める猪股さんは、中小企業のアンケート結果を踏まえて、中小企業の課題である新規顧客開拓、人材、デジタル化の中で、特にDXにフォーカスして中小企業のデジタル人材不足や金融機関におけるIT人材の実態について解説した。
トークセッション③ | 「現状を踏まえて、DXツールを活用した課題解決について」
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近藤 裕さん(リクルート AirプロダクトDivision セールス統括部 兼 セールスプランニング部 兼 CCXプロジェクト部長)は、飲食店等のサービス業がAirプロダクトを導入するメリットや、業務・経営支援を通じた社会貢献の概要について共有した。
パネルでは東 和之さん(リクルートAirプロダクトDivision セールスプランニング部 アライアンスグループ)進行のもと、阿部 亨さん(炭焼きホルモン「まんてん」代表)、林 康明さん(城南信用金庫 企業経営サポート部)による事例紹介が行われた。
続いて、主に兵庫県、岡山県の金融機関・行政職員が中心のネットワーク「ho-net」のプロフィールや地域活性化に関する活動内容が紹介され、その後グループワークが開始された。
グループワークでは「中小企業の生産性の課題について金融機関はどう向き合うべきか?今やるべきことは何か」、「顧客の生産性向上のために支援ツールを利用するにあたって金融機関内で意識醸成を図るためには何が必要か」をテーマに意見交換が行われた後、内容のシェアが行われた。
今回、ちいきん会では新たな価値を提供するため、「中小企業の生産性向上」をテーマに肩書きや組織の枠を超えた官×金×民の連携イベントを開催。今後も全員参加型の交流による価値創造を通じて、地方が抱える課題の解決へ向けた取組を推進していくちいきん会の今後の展開に注目したい。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )