2018年9月29日(土)、日産証券は、毎年恒例の個人投資家向けの経済講演会「日産証券 特別感謝DAY講演会 2018」を東京・有楽町マリオンにあるヒューリックホール東京で開催した。
円安等を背景に日経平均株価が26年ぶりの高値水準で堅調に推移、開催前日には24,120.04円と年初来高値を更新するなど市況が好調に推移する中、当日は小雨がぱらつく生憎の天気にもかかわらず多くの個人投資家が会場を訪れ、閉会まで盛況な講演会となった。
今回の会場は東京・有楽町マリオンにあるヒューリックホール東京。国内最大級の映画館「TOHOシネマズ日劇」を改装して完成した900名収容可能な劇場型イベントホールで、開会前に長い行列ができたため、予定より早い10時30分頃に開場した。
受付を済ませて進んでいくと展示会場があり、同社のサービスを紹介するブースやデモコーナー、お楽しみ抽選会場、サービスカウンターなどが立ち並ぶ。開演までの時間を利用してブースを巡ってスタッフとコミュニケーションを取る来場者の姿も目立つ。
【第1部】「地政学リスク時代の日本経済」双日総合研究所チーフエコノミスト 吉崎 達彦氏
メディア出演や寄稿も多数の吉崎氏はこの日の講演で、地政学とは何か、日本にとっての地政学、地政学リスク、リスクへの対応など基礎的な解説を行った後、日本以外の米国、中国なども含めたグローバルの貿易、景気、経済等の足元の状況、今後の展望などについて自身の見方を語り、来場者も最後まで熱心に聴講した。
【ミニプレゼン】日産証券の各部署よりサービス紹介
最初の休憩時間を利用して行われた同社サービスのプレゼンテーションでは、【米国株式(株式取引)】、【オンライントレード】、【商品先物取引】の紹介が順に行われた。
【第2部】「ファンドマネージャーの目~日本株診断・戦略的銘柄発掘に向けて~」ファイブスター投信投資顧問取締役運用部長兼チーフ・ポートフォリオ・マネージャー 大木 將充氏
国内金融機関を振り出しに、複数の外資系証券でアナリスト業務に従事し、日経アナリストランキングに8年連続でランクイン。高杉 良氏著の「虚像の政商」内に登場するアナリストの実在モデルといわれる大木氏は、講演冒頭に年後半の日本株市場の展望について述べ、その予想の背景および注意するべき不透明要因の捉え方について解説した。また、今後の日本株を考える上での重要ファクターをいくつか説明後、個別セクターや個別株を具体的に取り上げて見通しを語った。
【第3部】「年末へ向けての主要通貨の方向性と投資戦略」ワカバヤシエフエックスアソシエイツ代表取締役兼外国為替ストラテジスト 川合 美智子氏
東京銀行(現 三菱UFJ銀行)の女性ディーラーのパイオニアで、外資系銀行でも外国為替ストラテジスト、為替資金部長等を歴任した川合氏は、貿易問題などの足元の注目材料を幾つかピックアップして解説した後、マーケットの心臓部たる米国の景気、経済の動向について語り、その後、米国金利等の動向を踏まえた上で、チャートを示しながら各通貨の現状と見通しについて自身の相場感を披露した。
【展示会場】お楽しみ抽選会、デモコーナー、サービスカウンターなどの各ブースも大盛況!
サービスを紹介するブースや実際のトレードが体験できるデモコーナー、プレゼント抽選コーナーなど各ブースがある展示会場は、特に休憩時間中は多くの来場者で賑わいを見せた。賑わう会場や笑顔で対応するスタッフと来場者の様子は写真(上)の通り。
【第4部】「金・原油相場見通し~金融・中東に波乱の目~」日産証券主席アナリスト/NPO法人日本テクニカルアナリスト協会検定会員(CFTe)菊川 弘之氏
日経CNBC、ストックボイスTV、ラジオ日経をはじめ多数のメディアに出演の他、日経新聞にマーケットコメント、時事通信、Yahooファイナンス等に連載、寄稿中の菊川氏は、金、原油および相場を取り巻く材料を様々な角度から分析してデータとして見える化させ、解説を加えながら現在の状況と今後の展望について分かり易く講演した。
【第5部】「2019年に向けての米国経済・株式市場の見通し~トランプ政権・中間選挙後の行方」ホリコ・キャピタル・マネジメントLLC/最高運用責任者 堀古 英司氏
テレビ東京「モーニングサテライト」をはじめメディア出演も多数の堀古氏は、今秋の米中間選挙以降から2019年にかけての米国の政治・経済、景気および株式市場の見通しについて、金利等の経済指標のデータを示しながら丁寧に解説。途中、二つのチャートをスクリーンに投影して、「どちらの株を買いますか?」と投資のコツに関する質問や説明も交えながら50分にわたる講演を行い、「特別感謝DAY講演会 2018」を締め括った。
金融商品取引業者及び商品先物取引業者として、株式、投資信託のほか、商品先物取引、 取引所FXくりっく365 、くりっく株365、日経225先物と幅広い金融商品を取扱い、取引チャネルも顧客にニーズに合わせて対面、オンライン、コールセンターを取り揃えている日産証券では、今回の講演会以外でも株式、為替、商品等をテーマにした会場セミナーやWEBセミナーを開催しているので最後にご紹介したい。
(取材、撮影、記事、編集・制作:プロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ)