ネット証券4社 資産倍増プロジェクト 共同イベント 『ネットで投信フォーラム in Tokyo 2013』 取材レポート
2013年3月20日(水・祝)、ネット証券4社(SBI 証券、カブドットコム証券、マネックス証券、楽天証券)は、昨年(前回の取材レポート)に続き東京・墨田区にある東京両国国技館で、個人投資家を対象に「ネットで投信フォーラム in Tokyo」を開催した。ネット証券4社長の開会挨拶を皮切りに、伊藤 元重 氏(東京大学教授)によるゲスト講演「日本経済再生への道」、竹中 平蔵 氏(慶應義塾大学教授/グローバルセキュリティ研究所所長)によるクロージングセッション「これからの経済・景気の見通し」のほか、専門家によるパネルディスカッション「激論!投資信託 春場所」、協賛企業各社による講演が行われた。
また、フォーラムの一般会場とは別に、メディア向けにネット4社長の記者会見も行われ、集まった記者より、ネット経由の好調な様子、今後の投信ネット販売の戦略や倍増計画の見通し、政府や日銀に求めること、信用取引の状況や投信改正、手数料削減の圧力などについて質疑応答が行われた。投資家、販売会社、運用会社、金融庁、メディア、それぞれの立場に対してネット4社長の視座に富んだ意見や要望からは、一筋縄でいかない課題も数多く存在することがある一方、これまでの取組みに対する自負と業界の活性化に向けたこれからの取組みの中において、 「証券界で、”要望”という言葉を根絶やしにしていきたい。我々はマーケットのプロであり、運用会社、お客さま、金融庁、そしてマスコミの方々にも、常に提案していくという姿勢で臨んでいきたい。」(マネックス証券 松本社長)という言葉が、印象的だった。
<ネット証券4社長による開会挨拶>
◎マネックス証券 松本社長
投資家の皆さまへのより良い情報や勉強の機会の提供のほか、メディアなどを通じて投資家の声を運用会社や金融庁に届けていきます。
◎楽天証券 楠社長
税制に関する金融庁への意見、投信の法改正に関するインプット、信用取引の規制緩和への働きかけなど、様々な意見を発信してきた一年でした。
◎SBI証券 髙村社長
魅力的な商品ラインナップの提供に向けて、投資家が何を望んでいるかを正確に把握する絶好の機会と捉え、コミュニケーションを図ります。
◎カブドットコム証券 齋藤社長
専用投信の成績が向上し、ネット経由の投信販売も好調な中、次回は武道館を目指し、資産倍増に向けて納得の商品と出会って欲しいです。
そして、会場の来場者と一緒に、”気合を入れて~、エイ、エイ、オーッ!”
資産倍増プロジェクト 協賛企業●イーストスプリング・インベストメンツ
●国際投信投資顧問
●DIAMアセットマネジメント
●T&Dアセットマネジメント
●ドイチェ・アセット・マネジメント
●三菱UFJ投信
●ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ
●三井住友アセットマネジメント
●三井住友トラスト・アセットマネジメント
(取材、撮影、記事: 藤野 宙志 / 編集・制作: 柴田 潔)