建国記念日である2016年2月11日(木)、岡三証券グループのネット専業証券で創業10周年を迎えた岡三オンライン証券(以下、同社)は、東京・大手町にある日経ホールで「お客さま感謝イベント2016 in 東京」を開催した。
感謝イベントは昨年に続く2回目の開催。今回は年初からマーケットが大荒れの展開となるなかでの開催となり、会場に足を運んだ昨年を大幅に上回る約600名にもおよぶ個人投資家は、今後の相場見通しの参考にしようと熱心に各講演を聴講した。
当日は快晴に恵まれ、会場の日経ホールには開演が近付くと続々と個人投資家が来場。講演会場の定員は610名の規模を誇るが、講演開始早々に立ち見も出るほどの盛況となった。講演会場入り口付近にある展示会場には同社、および協賛・協力企業のブースも立ち並び、講演開始までの時間を利用してブースでデモを触ったり、スタッフからパンフレットやノベルティーグッズを受け取りながらコミュニケーションを取る姿が多く見受けられた。
【開演挨拶】岡三オンライン証券 取締役社長 大杉 茂氏~岡三オンライン証券は2016年1月で設立10週年を迎えた
当日の進行を務める経済キャスター 鈴木 ともみ氏に紹介され、開演挨拶に登壇した岡三オンライン証券 取締役社長 大杉 茂氏は、本セミナーが開催出来たことと、2016年1月で設立10週年を迎えたられたことに対し来場者と協賛・協力企業へそれぞれ御礼の言葉を述べた。そして、当日のプログラムの紹介と共に年明け以降大荒れとなっている市場状況に触れ、本セミナーの内容が投資家の役に立てれば幸いだと語って開会の挨拶を終えた。
開演挨拶の後の第1部講演には金融ストラテジスト 岡崎 良介氏が登場し、「2016年の戦い方 ~量的緩和終了後の株式市場を模索する~」と題する講演を行う。経済成長が急速に鈍化するなか、国内外の経済統計データなどをもとに、予断が許せない展開となった2016年を展望。株式も然ることながら最重要なのは為替だとして、今後の動きを注視する必要があると解説した。
続いては、将棋棋士・投資家 桐谷 広人氏による「桐谷流!楽しくはじめる株主優待生活」。フィスコ リサーチレポーター 三井 智映子氏が聞き手となって対談形式でセッションが進行。株主優待生活で著名人となった桐谷氏はプロ棋士を2007年に引退。現役時代から財テク棋士として知られ、株式を約400銘柄、時価3億円分を保有していたこともあったというが、その後のサブプライムやリーマンショックで資産を無くし、それがきっかけで自転車に乗るようになったなど、過去の失敗談も交えながら優待生活についての生活ぶりや考えを披露した。
第3部は「武部力也とYEN蔵(田代 岳氏)のリアルガチンコトークバトル!」。同社が米雇用統計発表の日にライブ放送する「ガチンコ雇用統計」のスピンオフ企画として、今回も会場でトークバトルを実施。 同社投資情報部長 兼 シニアストラテジスト 武部 力也氏と、ADVANCE代表取締役 田代 岳氏(YEN蔵) が、為替のみならず国内外の株価指数・個別株等の動きも積極的に取り上げる「ガチンコ雇用統計」は、多くの株式投資家にも支持される投資情報コンテンツで、この日は株と為替について、売買動向や主要日程を踏まえながら2016年の相場を展望した。
なお、次回の「ガチンコ雇用統計」は、2016年03月4日(金)22:00 ~ 23:00に実況生中継が行われる。
最後のセッションでは、同社が提供する番組「STOCKVOICE 投資のチカラ 公開収録~2016年“ここだけの話”スペシャル~」が行われ、進行を鈴木 ともみ氏が務める。同番組に出演する株式アナリスト 鈴木 一之氏とストックボイス記者 渡部 一実氏が1週間の動きを振り返りながら、次週の相場動向について意見を述べあった。
多くの来場者で賑わう休憩時間中の展示会場。振舞われたドリンクを貰った後は、デモコーナーや各ブースを覗き込みながらスタッフとの会話や登壇者やゆるきゃら「とうし君」との記念撮影を楽しむ姿があちこちに。
各休憩時間終了後は、協賛である東京金融取引所および日本取引所グループによる上場商品の紹介。東京金融取引所は上場10周年を迎えたくりっく365およびくりっく株365の特長を解説しながら、「NYダウ証拠金取引」を上場予定であることを紹介した。
また、日本取引所グループは、今年注目のデリバティブ新上場商品として、「東証マザーズ指数先物」を大阪取引所が次期J-GATE稼働させる際に導入することを紹介し、商品概要や特長などを来場者にPRした。
同社では、当日の模様をオンデマンドで顧客向けに映像配信中なので、残念ながら当日に所用や地方在住といった理由で会場に足を運べなかった方は、創業10周年を記念した特別バージョンの講演会の様子を録画で視聴することが可能だ。
また、2016年3月12日(土)にパンローリング主催で開催される「投資戦略フェア EXPO2016」にも同社はブース出展予定で、昨年の来場者4,000名以上を記録した同イベントで、例年二区画のブースエリアを確保して出展、今回もミニセミナーなど様々な企画が用意されているという。
「お客さまの声をカタチにする証券会社」として、豊富な商品ラインアップやWebセミナーなどを通じた投資情報の充実に務め、特に高機能で使いやすい取引ツールに強みを持つ同社は、創業10周年を迎えたことで、さらに利用者の視点に立った魅力的な商品・サービスの提供を図ることで、顧客の利便性および企業価値向上を目指したい意向だ。
(取材、撮影、記事、編集・制作:柴田 潔 @株式会社グッドウェイ )