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2014/05/03

【マネックス証券/tradable】日本市場でFXの新発想アプリの開発と創出、tradable CEO の Jannick Malling(ヤニック・マリン)氏も緊急来日、オープン投資プラットフォーム「tradable」によるハッカソンを開催!

| by:サイト管理者



 2014年4月27日、マネックス証券は、東品川・天王洲アイルにあるサムライスタートアップアイランドにおいて、「tradable CEO、緊急来日!~世界初のオープン投資プラットフォームを使ったハッカソン」を開催した。日本市場でFXの新発想アプリの開発と創出に向けて、様々なアイデアや開発力を持つおよそ40人が一堂に会し、デンマークから緊急来日したtradable CEOのJannick Malling (ヤニック・マリン)氏、Head of EcosystemのTorben Melchior(トルベン)氏、そしてHead of Operationsの牛山 敦嗣 氏と共に、チームによる開発&プレゼンテーション、審査発表と懇親会が終日(9:30~22:00)にわたり行われた。

 冒頭に、Georepublic Japan 関 氏より当日のプログラム内容について説明され、マネックス証券 代表取締役社長CEO 松本 大 氏によるビデオレター(グローバルに広がる可能性を秘めたアプリ開発とビジネスの可能性、tradableコミュニティの形成に向けた取組みへの想いが語られた)が上映された。また、主催者挨拶として、マネックス証券 商品サービス部 部長 豊嶋 斉 氏、トレードサイエンス 開発部 FX/グローバルプロダクツ担当部長 高井 克実 氏より挨拶が行われた。

 続いて、tradable CEOのJannick氏の挨拶の中では、日本で初めてとなるハッカソンの開催を心から喜んでいること、tradableの簡単な紹介、そして「リテールFXにおける進化」について解説された。Jannick氏によると、1980~90年代の電話取引における透明性の欠如、2000年以降の固有プラットフォームによる取引機能の欠如やコスト高を指摘、それらの問題を解決すべく2013年よりtradableが提供するオープンプラットフォームエコシステムの登場によって、一人一人のスタイルに合わせた機能やサービスの提供が可能となり、クラウドソーシング革命/イノベーションをもたらすと語った。



 ちなみに、ハッカソンとは「Hack」と「Marathon」を組み合わせた造語で、短期/集中的にプログラマーたちが共同作業で技術とアイデアを競い合う開発イベント。最初にアイデアを持つ参加者がアイデアを披露し、参加者各自が参加したいアイデアにサインアップしチームを組成、その後、直ちにアイデアの整理と開発が行われた。なお、今回はデモを交えたプレゼン時間(4分)、QA(1分)とし、Originality(新規性)、Feasibility(実現可能性)、Usability(使い勝手)を評価ポイントとして審査が行われ、当日は7チーム(Team Chaos、Tram Social、Trade@GoodTime、voice order、Weather Girls、takagi、gogojungle)が競い合った。

  優勝 Team Chaos MatsuriX
  2位 Trade@GoodTime
  3位 gogojungle trade one's self




 なお、マネックス証券は、2013年12月7日にも、今回のハッカソンの前段階として「日本初!マネックス・アイデアソン、tradableで使えるFXアプリを考えよう(グッドウェイ取材レポ)」を開催している。FXを知らない人、技術力やアイデアを持つ人、ビジネスとして関心を持つ人など、出来るかぎり既存の考え方に縛られない多様なバックグラウンドやスキルを持つおよそ20名の参加者と共に、半日にわたりアイデアを出し合った。

 tradable社は、世界のFX取引業者動向やリテールFX市場調査報告書などを手掛けるForex Magnates社が2012年に開催した「Forex Magnates London Summit 2012(グッドウェイ取材レポ)」において「最も革新的な金融商品賞(Most Innovative Financial Product)」を受賞した企業。tradableのオープンプラットフォームを通じて、オープンAPIにより開発された専用アプリケーションをダウンロードできるサイト「tradable appstore」上で世界中のシステム開発者による様々なアプリケーションが提供されており、投資家はその中から好みのアプリケーションをダウンロード(有料もしくは無料)し、自身の「tradable」取引プラットフォーム上にドロップすることで機能の一部として利用することができる。2013年に入ってからイギリスやアメリカでサービスを開始したばかりだが、現時点では海外でおよそ100ほどのアプリが提供されており、日本国内の投資家向けにはマネックス証券がサービス提供の準備を進めている。なお、「Forex Magnates Tokyo Summit 2013(グッドウェイ取材レポ / 英語版)」でも、国内FX業界向けに紹介されている。

( 取材、撮影、記事、編集・制作: 藤野 宙志 @
株式会社グッドウェイ )


 

 
 

 


14:09 | 取材:金融・IT業界向け

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