2014年2月1日(土)、マネックス証券は、「東京ドームシティホール」において、同社に口座を持つ投資家限定イベント「お客様感謝Day2014」(定員:2,000名)を開催した。また、会場の様子(第一部講演を除く)は、全国に在住する投資家にも先着5,000名にリアルタイム動画配信(オンライン視聴)された。
(当日の様子を動画で再現。視聴可能期間は2014年3月11日まで。)
天候にも恵まれた土曜日、日本のアベノミクスを背景とした経済やマーケットの回復基調にある一方、足元では米国の金融規制緩和の縮小や新興国マーケットにおける不安により、日本や米国で不安定な相場の動きなどが見られる中、2014年投資戦略アウトルックをはじめとする様々な講演やパネルディスカッションを通じて、投資成績を良くするために欠かすことの出来ないマーケットの動きについて、その考え方をしっかりと学ぼうと多くの投資家が訪れた。会場では同社役職員・スタッフがきめ細かく接客し、著名な講演者の話や思いがけない熱唱ライブパフォーマンスなど充実したプログラム内容に満足した様子がうかがえた。
冒頭、マネックス証券 代表取締役社長CEO 松本 大 氏は来場者への開会挨拶の中で、「買収した米レードステーション社と共に、更に進んだサービスや商品の提供に取組んでいくと共に、トレーダー経験者の立場から、どのようにマーケット・経済・状況を見るか、トレーディングを管理するか、といったソフトの部分も投資成績を良くするためには非常に大事だとし、マーケットの見方やトレーディングの仕方について、しっかりと共有していくことにも力を入れていく」との考えを示した。また、この感謝Dayのために来日したトレードステーション 代表取締役CEO サロモン・スレデニ 氏は、週末に多くの投資家が集いマーケットを勉強しようとする取り組みは素晴らしいとし、「この1年で新たに120名のエンジニアを採用し、マネックス証券向けに、さらに進んだサービス・商品・サポートを提供していきたい」と語った。
続いて、「チーフ・ストラテジストが語る、2014年投資戦略アウトルック」(マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆 氏)では、新興国不安が与える足元の株価への影響に対する捉え方や、買い場としてのタイミングおよび手法、また、それらの根拠として日米の主要企業の業績や株価水準といった材料を挙げ、その懸念に対する織り込み度合いなどについて見解を示した。
その後、第一部講演「2014年のアベノミクスと日本経済」(慶応義塾大学 総合政策学部教授 竹中 平蔵 氏)、特別出演したサンプラザ中野くん氏による熱唱ライブ(旅人よ、Runner、ほか)や同氏の資産運用状況のお話などに会場内からは笑いが湧き上がり、大いに盛上った。また、同社のサービス紹介「日本株・米国株をはじめよう!」では、米国株の魅力や取引プラットフォーム、マネックスシグナルといったサービスについてプレゼンテーションが行われた。
休憩を挟み、後半のパネルディスカッション「どうなる2014年?世界の相場と為替の行方は?」では、4つのテーマ(日本株、米国株、為替、お勧めの資産配分)について、スパークス・グループ株式会社 代表取締役社長 グループCIO 阿部 修平 氏、JPモルガン・チェース銀行 マネジングディレクター 債券為替調査部長 佐々木 融 氏ほか、村上 尚己(マネックス証券 チーフ・エコノミスト)、広木氏と4名のパネリストのそれぞれの見通しに対し、松本氏と当日のMC小川 まどか 氏がモデレーターを務め、意見や議論を繰り広げた。
その後、お楽しみ抽選会では、旅行券(10万円分)、iPad Air、ディズニーリゾートパークペアチケット(1dayパスポート)などの商品が用意された。
最後に、松本氏の閉会挨拶では、同社の存在意義・存在目的は、資産を増やすための資産形成を助けていくこととし、商品やサービス、政府や業界への要望、批判を含めた投資家の声を真摯に受け止め、投資生活を良くしていくよう全力で取組んでいくとして締め括った。
<取材を終えて>
普段はネットや電話を介してサービスを利用する投資家も、この日はマネックス証券の経営者やスタッフのおもてなしの中、フェーストゥフェースでつながる特別な一日となった。投資家一人一人が自分のニーズや方針に合った資産運用を果たすためのナレッジと手法、マーケットの見方やリスク管理に対する考え方などの底上げを応援すべく、マネックス証券が取組む投資家教育、および今後のグローバル・ビジョンに基づくワールドワイドな原資産に対する多様なアクセスと自由度、そしてイノベーティブなサービス事業展開に注目したい。
◎なお、昨年に開催した「お客様感謝Day2013 ~日本株 VS 米国株 どっちが強い?~」の様子は、こちらへどうぞ
(取材、撮影、記事: 藤野 宙志 / 編集・制作: 柴田 潔 )