2018年9月20日(木)、第二地方銀行協会は、加盟銀行のデジタルトランスフォーメションの支援を目的に実施している「第2回 オープンイノベーション検討会」を東京・半蔵門駅近くの第二地方銀行協会・大会議室で開催した。
加盟する地方銀行と連携・協業が期待されるスタートアップやIT企業とのマッチング・交流を目的とした本会合は年5回程度の開催が予定されており、2回目となるこの日のテーマはRPA(Robotic Process Automation/自動化による業務効率化)で、会員銀行32行から39名(事前申込数)が参加した。
森 俊二氏(第二地方銀行協会 企画部副部長)による進行で検討会がスタート。挨拶に立った大用 恭市氏(第二地方銀行協会 企画部企画部長)は、終日にわたる本イベントについて、配布資料やタイムスケージュール等について説明。この後、RPAに関するアンケート結果、取組みを解説する講演や情報交換、スタートアップ企業によるプレゼンや個別面談が行われた。
【前回の意見交換とアンケートの分析結果の解説】NTTデータ経営研究所 情報戦略事業本部ビジネストランスフォーメーションユニット マネージャー 桜井 駿氏
桜井氏は、各行へのアンケート調査の集計結果を踏まえて、「会員行のRPA取り組み進捗状況」について解説。RPA活用・導入の実態や傾向などをデータを基に詳細に報告した後、「会員行の具体的な取組内容」では、導入の目的、ツールの種類、効果の具体例などが紹介され、最後に質疑応答も行われた。
【情報交換】
アンケート結果の解説を踏まえ、グループテーブルごとに参加者間で情報交換を行う。協会スタッフも各テーブルに1名づつ参加、服部 守親氏(第二地方銀行協会 常務理事)も積極的に意見交換を行った。複数の他行の行員と直接触れ合って情報交換が行える貴重な場とあって、終了まで活発なコミュニケーションが交わされた。
【ビジネス交流会】RPA関連のスタートアップ企業のプレゼンテーション
昼休憩を挟んで、午後からは各RPA関連等のスタートアップ企業による約10分ずつのプレゼンテーション。進行は、元吉 章仁氏(NTTデータ経営研究所 情報戦略事業本部ビジネストランスフォーメーションユニット コンサルタント )が務めた。
【ビジネス交流会】参加社との個別面談
全8社のプレゼンテーション終了後はビジネス交流会に移り、各企業のテーブルで参加者との個別面談が行われた。
今後の開催予定とテーマは、10月「決済・送金」、12月「融資」、2月「見学会等」となっており、オープンAPIやキャッシュレス決済等については、適宜情報交換等で取り扱う予定だという。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )