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2017/09/25

【FIN/SUM WEEK 2017(Day4)/日本経済新聞社、金融庁、Fintech協会】Fintech協会主催 Fintech Japan 2017(Main Stage/Breakout Stage)、ピッチ・ラン決勝&結果発表、アフターパーティー開催!

| by:サイト管理者


 2017年9月19日(火)~22日(金)、日本経済新聞社金融庁Fintech協会は、丸の内/ 大手町エリアにおいて、4日間にわたり「FIN/SUM WEEK 2017 フィンテックサミット / 金融を超えたイノベーション」を開催。国内外から200名規模の登壇者を招き、シンポジウム、ピッチ・ラン、Fintech Japan 2017 のほか、数多くのワークショップが行われた。(特別協賛:三菱地所、ほかパートナー各社

 以下に、開催4日目(Day4)の様子(Fintech Japan 2017(Main Stage/Breakout Stage)、ピッチ・ラン決勝&結果発表、アフターパーティー)をお届けしたい。



 Opening Remarksでは、ナタリー 志織 フレミング氏(Fintech協会 理事、Payoneer ディレクター(APAC))、工藤 博樹氏(Fintech協会 代表理事、メリービズ 代表取締役社長)が登壇。参加者へのお礼の言葉と共に、Fintech協会の取組みを紹介。

 2014年10月に最初のMeetupを開催し、その後、2015年9月の協会設立から2年で332会員(ベンチャー94、法人180、個人58)までの歩みを振り返り、日本のFintechの変遷について、2015年はAwarness(気付き)、2016年はAction(活動)、2017年はGrowth(成長)、そして来年2018年はNormalization(一般化)していくとした。その上で、Fintech協会のビジョン(Grow Fintech ecosystem in Japan、Connect Japan to the Global Fintech ecosystem)に触れ、今回のFintech Japan 2017に国内外15ヵ国から43名のスピーカーと共に開催の日を迎えたことに感謝の言葉を述べた。



 小池 百合子氏(東京都知事)によるWelcome speech「国際金融都市・東京の実現」では、アジア・ナンバーワンの国際金融都市の実現に向けた構想の骨子として、魅力的なビジネス・生活面の環境整備、エコシステム(東京版フィンテックセンター)などによる育成、金融による社会的課題解決への貢献、アクセラレータプログラムや金融ワンストップ支援サービスなど各取組みを紹介。スピード感のあるアクションで結果を出していきましょうと締めくくった。



 辻 庸介氏(マネーフォワード 代表取締役社長)によるキーノートスピーチ「Collaborative Innovation ~協調による革新~」では、日本が抱えている高齢化や低成長化など社会課題とFintechによる解決方法について解説。様々な企業とのコラボレーションなど環境が整ってきた中でベンチャーとして結果を出していきたいと抱負を語った。



 パネルディスカッション「Planet of the APIs: The next evolution in banking」では、ポール・チャップマン氏(マネーツリー 代表取締役)、Yobie Benjamin氏(Token.io, CTO Emeritus)が登壇、Pat Patel氏(Money2020 アジア&ヨーロッパ コンテンツディレクター)がモデレーターを務めた。



 対談「Chinese Fintech: Fireside Chat」では、Daniel Hong氏(Tencent ファイナンシャルテクノロジー次長)と河合祐子氏(日本銀行 決済機構局審議役 FinTechセンター長)が登壇。



 パネルディスカッション「New Banking Models: Innovation in financial services from non-bank players」では、柏木 英一氏(じぶん銀行 代表取締役社長)、松橋 正明氏(セブン銀行 常務執行役員)が登壇、堀 天子氏(Fintech協会 理事、森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士)がモデレータを務めた。

 対談「AI: What will the next wave of automation bring?」では、Steve Monaghan氏(Gen.Life 会長兼CEO)と四元 盛文氏(AlpacaJapan 代表取締役CEO)が登壇。



 パネルディスカッション「The Next Wave of Fintech Investing: Perspectives from Global VCs」では、Markus Gnirck氏(Tryb 共同創業者兼CEO)、高岡 美緒氏(アーバーベンチャーズ パートナー、マネックスグループ 顧問)、久保田 雅也氏(WiL パートナー)、Richard Melmon氏(Net Service Ventures マネージング・パートナー)が登壇、David Corbin氏(Tech in Asia Japan 代表取締役)がモデレータを務めた。



 パネルディスカッション「The Evolution of Payments: reducing friction in transaction services」では、Prajit Nanu氏(InstaReM CEO兼共同設立者)、Alan Chang氏(Revolut オペレーション責任者)、康井 義貴氏(Origami 代表取締役社長)、Daniel Heffernan氏(ストライプジャパン 代表取締役)が登壇、Arvin Singh氏(Visa 新チャネルディレクター)がモデレータを務めた。



 ピッチ・ラン決勝&結果発表では、参加した国内外32社から勝ち抜いた6社(Shift Financial(米国)、FOLIO(日本)、Finantix(英国)、wilov(フランス)、TenX(シンガポール)、Tradle(英国))のファイナリストが登壇した。







 各社のピッチと質疑応答の後、審査結果の集計を経て、いよいよ結果発表へ。SBI GROUP Awardは wilov(フランス)、農林中金 Awardは Finantix(英国)、そして、Most Outstanding Startupは、Tradle(英国)が受賞した。



 最後に登壇者と審査員を交えての記念撮影へ。国際色豊かな顔ぶれに、日本のFintech業界のグローバル化を感じる。



 Fintech Japan 2017 では、Main Stage と並行して、Breakout Stage も用意され、個別のテーマについて専門家を交えたプログラムが用意された。

 対談「Insurtech: Creating sustainable behaviour change」では、小泉 泰郎氏(FiNC 代表取締役副社長CFO兼CIO)、Philipp Kristian氏(The Trust Economy 著者)が登壇。

 パネルディスカッション「Activities to attract Foreign Financial Corporations by the Tokyo Metropolitan Government, and FinTech Market Potential in Japan」では、東京都の施策紹介として木寺 昌彦氏(東京都 政策企画局 調整部渉外課 国際金融プロジェクト推進担当課長)、日本におけるFinTech市場の可能性について村上 隆文氏(アクセンチュア マネジング・ディレクター)による講演が行われた。続いて「既進出企業から学ぶ東京進出の魅力・メリット」と題して、Brian Lee氏(AKA CSO & Managing Director)、Jay Hsueh氏(Imageous CEO)、Pavel Matveev氏(Wirex CEO兼創業者)が登壇、那須 もえ氏(アクセンチュア シニアマネージャー)がコーディネータを務めた。



 パネルディスカッション「Instant millionaires? The rise in Initial Coin Offerings」では、宮口 礼子氏(Kraken マネージング・ディレクター・ジャパン)、朝山 貴生氏(テックビューロ 代表取締役社長)、小川 晃平氏(VALU 代表取締役社長)が登壇、岩下 直行氏(京都大学 教授)がモデレータを務めた。



 対談「B2B vs. B2C: Building a viable business model」では、山田 達也氏(楽天証券 フィンテック推進室 室長)、湯浅 エムレ 秀和氏(グロービスキャピタルパートナーズ プリンシパル)が登壇。

 スペシャルセッション「The world is shrinking: Global Trends in Fintech」では、Charles D'Haussy氏(香港特別行政区政府 投資推進局(インベスト香港) フィンテック部 部長)、Danielle Szetho氏(Fintech Australia CEO)、Amit Goel氏(Let's Talk Payments 共同創業者兼MD)、Tom Theobald氏(Luxembourg for Finance CEO代理)、Colin Mason氏(英国国際通商省 テクノロジー セクタースペシャリスト)が登壇、プレゼンテーションと意見交換が行われた。



 パネルディスカッション「Breaking Barriers: Building the next round of Japanese unicorns」では、小泉 文明氏(メルカリ 取締役社長兼COO)、佐藤 航陽氏(メタップス 代表取締役社長)、光本 勇介氏(バンク 代表取締役兼CEO)が登壇、丸山 弘毅氏(Fintech協会 代表理事、インフキュリオン・グループ 代表取締役)がモデレータを務めた。



 Closing Remarksでは、ナタリー 志織 フレミング氏(Fintech協会 理事、Payoneer ディレクター(APAC))、工藤 博樹氏(Fintech協会 代表理事、メリービズ 取締役社長)が登壇。今回の Fintech Japan 2017 の興味深い多くのプログラムを通じて、今後、Fintechエコシステムと共に新しいチャレンジと価値向上への取組みにつながることに期待したいと締めくくった。



 最後の締めくくりは、4日間にわたり開催されたFIN/SUMのグランドフィナーレ「アフターパーティー」。あいにくの雨となったが、大手町フィナンシャルシティ・大手町仲通りを舞台に、多くの登壇者と参加者によるネットワーキングが行われた。

 国内外200名規模の登壇者と、数多くのスポンサー企業やパートナー企業の担当者、そして、Fintechへの熱い想いと期待、夢と志を持った人々が東京で一堂に会した今回のFIN/SUM 2017Fintech Japan 2017。大企業、ベンチャー、それぞれの異なる立場から目的に向けて成し遂げられた関係者の皆さまに、心より敬意を表したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




08:26 | 写真:金融・IT業界向け




 

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