2018年1月30日(火)、ステート・ストリート・コーポレーションの資産運用部門であるステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)は、東京証券取引所2階の東証ArrowsオープンプラットフォームにおいてSPY米国上場25周年記念のセレモニーおよび記念セミナーを開催した。
米国上場25周年を迎えたSPYの正式名称は「SPDR S&P 500 ETF(1557:東証、SPY:NY証取)」で、S&P 500 指数の価格と利回りに連動して投資成果を上げることを目標にしており、SPDRブランドは、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズおよびその関連会社が提供するETF(上場投資信託)のブランド名となっている。
式典会場となった大納会や大発会、上場セレモニーなどが行われる東証Arrowsオープンプラットフォームには、開始に先立って関係者が拍手を浴びながら入場。
式典冒頭では髙村 孝氏(ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ 代表取締役社長)が挨拶。上場する東京証券取引所のサポートに感謝の言葉を述べるとともに、SPY米国上場の経緯などを紹介。世界で拡大を続けるETF市場の中でSPYがパイオニアであるとして、運用資産残高や売買高などに触れた。成長が続き社会的インフラのひとつに発展していくETFを扱う中で、今後も投資家に価値あるサービスを提供していきたいと挨拶した。
続いて米国上場25周年を記念した木槌が宮原 幸一郎氏(東京証券取引所 代表取締役社長)より髙村氏に贈呈され、3名が順に打鐘を行った。
打鐘の後は全員揃っての集合写真。その後、鏡開きが行われた。
式典の後、場所を東証ホールに移して上場記念セミナーが行われ、再び髙村氏が開会挨拶を行った。
セミナーでは、小沼 泰之氏(東京証券取引所 常務執行役員)が「わが国ETF市場の歩みと今後の展望」、牧野 義之氏(S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス 日本オフィス統括責任者)が「激動する時代を映すS&P 500 ~その誕生とこれまでの変遷~」をテーマにそれぞれ講演を行った。
ディビット A. コリンズ氏(ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ 取締役 マーケティング・ETFビジネス担当)は、「ETF成長の鍵~トレーディング、インベストメント、ポートフォリオ~」、杉原 正記氏(ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ ETF商品部長)は「ETFビジネスの今後の展開~資産形成の中核的ツールへ~」について講演した。
いうまでもなく、ETF(上場投資信託)とは、取引所に上場している投資信託で、投資信託でありながら株式のように取引所でリアルタイムに売買できる商品として注目され、ETFの残高は米国を中心に急速に積みあがっている。このETFにおける代表的なブランドの1つが「SPDR(スパイダー)」で、「SPDR S&P 500 ETF」はアップル、フェイスブックなどの世界でも有名な米国企業の株式を多く含み、2017年の米国ETF運用総額ランキングでは20兆円を超える運用額でトップを維持している。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )