【三井情報】人口減少、少子高齢化、地域経済の減衰という厳しい環境下で、「地域金融機関」はいかに生き残っていくか。『MKI金融ソリューションセミナー in 東京～「地域金融機関」の新たなビジネスモデルの構築に向けて。』を開催。 - グッドウェイ：金融・IT業界・フィンテック情報ポータルサイト（GoodWay Fintech）

2014/12/16	【三井情報】人口減少、少子高齢化、地域経済の減衰という厳しい環境下で、「地域金融機関」はいかに生き残っていくか。『MKI金融ソリューションセミナー in 東京～「地域金融機関」の新たなビジネスモデルの構築に向けて。』を開催。	\| by:ウェブ管理者

　2014年11月27日（木）、三井情報は、東京本社にて「地域金融機関」の新たなビジネスモデルの構築に向けて、同社が注力する金融ソリューションを紹介し、「融資」ソリューションのロードマップ（発展するCASTER-Family）を紹介するセミナー『MKI金融ソリューションセミナー in 東京』を開催した。

　対象は地域金融機関（総合企画・経営企画部門、融資審査部門、営業推進部門、システム部門の担当者）、および地域金融機関系リース会社で、リース業向けシステム開発に特化した専門会社リースシステム企画（LSP社）のリース基幹業務システム「LSW」も紹介された。

　三井情報は、金融リスク分析・管理のパイオニアとして、銀行、保険、証券およびリース業など多くの金融機関の基幹業務システムの企画・立案から開発、運用・保守までのトータル・システムインテグレーションを提供する企業。

　本社が入居する地上42階建の大規模オフィスビル、愛宕グリーンヒルズMORIタワーは蓮の花を模したシンボリックな外観が特徴。レジデンス（高級賃貸住宅）の愛宕グリーンヒルズフォレストタワーとで、中央に青松寺を挟むかたちでオフィスと住宅のツインタワーを形成している。

　最初のセッション（「地域」と共に生きる金融機関の新たなビジネスモデルへの提案～新たな金融モニタリング基本方針への対応～）では、冒頭に今事務年度における金融庁のモニタリング基本方針の内容を確認。少子高齢化、経済の衰退、相続不況といった地域（地方）の実態の中で、地域金融機関における役割と命題、その命題に対する同社の様々な取組などが紹介された。また、金融システムを取り巻く環境変化と、金融機関によるクラウド適用の考察がテーマとなるなか、現状のクラウドの活用動向、および今後ますますIT資産が安全性の高いクラウド業者に委託される時代が到来するとの見解も示された。

　また、次のセッション「地域金融機関の新たなビジネスモデルのためのMKI金融ソリューション戦略」では、金融リスク分析・管理のパイオニアとしての同社の歩みが紹介されたほか、財務分析を中心とした融資・審査支援ソリューション『CASTER』のさらなる機能の進化、および下記の図にあるように融資・審査支援ソリューション以外のリース総合管理ソリューション、金融資本市場業務ソリューション等の金業務ソリューションおよびプラット・フォームソリューションで構成される同社の金融事業領域全般に関する紹介が行われた。

【図】同社の金融事業領域　

　そして、3つの目のセッション「「融資」ソリューションロードマップ～審査ツールから拡大するCASTERの今後の展開」では、財務分析を中心とした融資・審査支援ソリューション『CASTER』関連システムが今後どのように進化していくのか、そのロードマップが発表され、個人事業主データ管理・分析などの様々な機能が2015年度～2018年度のどの時点で対応可能になるか、進化する機能詳細と合わせて参加者に説明が行われた。

　その後、昼食を挟んで午後からは分科会。A会場ではリース業務を扱う企業向けのセミナーが行われ、「今後の税制改正とリース業への影響と対策」、「リース基幹業務システム「LSW」の紹介とデモンストレーション」等をテーマとしたセミナーが開催された。

　また、B会場では「営業の推進」にも使える財務分析として、「CASTER分析について～良く見すぎず悪く見すぎない「的確な財務分析」をする為のポイント」、「あらかん得点物語（あらかんの基本と得点の見方）」の二つをテーマとしたセミナーが行われた。

　三井情報が主催する「MKI金融ソリューションセミナー」は今回の東京開催の後、同年12月5日（金）には大阪で開催。さらに同年12月12日（金）には名古屋でも開催されたほか、新年2月下旬開催の企画も準備中だという。金融リスク分析・管理のパイオニアとして長年培ったノウハウを応用し、これからの金融機関のニーズに応えようとする同社の今後の取組に注目したい。

（取材、撮影、記事、編集・制作：柴田潔　＠株式会社グッドウェイ）　

15:41 | 取材：金融・IT業界向け

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