2021年4月7日(水)、グッドウェイは商品・金融先物取引を手掛けるサンワード貿易を訪ね、新人研修の取材および新人2名へのインタビュー取材を行った。
業界でも指折りのセミナー開催数を誇り、投資家育成に注力するサンワード貿易は、コロナ感染症による景気低迷が目立つ中において、2021年度も多くの新卒学生を採用。今回はその研修の様子と新入社員の今後に向けての想いなどをレポートでお伝えする。
4月3日(土)に東京ドームホテルで行われた入社式からまだ日も浅く、研修が始まってまだ3日目という中で、この日は初めて外部から講師を呼んでの研修。講師は加藤 幸成氏(日経メディアプロモーション 専任講師)で、ビジネス情報の宝庫、且つ金融従事者必須の情報源ともいえる日本経済新聞(以下、日経新聞)の活用法を90分間みっちり学ぶことで、社会人・ビジネスマンとしての基礎を磨いていくことが目的だ。
お客様以上の情報・知識を持っておくために日経新聞を読むとして、前半は主に、日経新聞から読み取れる情報の種類や参考記事を例にとっての記事の意味・影響度などの説明が行われた。日経新聞にまだ慣れていない新人も多い中で、専門用語や記事の理解などに苦労しつつも、新聞をうまく活用できる社会人となるべく、講師を見つめながら真剣な表情で受講する。
後半は読み方のコツや紙面構成の概要などの実践なレクチャーが中心。手元の日経新聞の紙面にチェックを入れたりメモを書き込みながら、講義の内容をどんどん吸収していく。また、研修の最後には、配信も速くて記事が豊富、且つ記事検索も可能な「日経電子版」の概要・特徴も紹介され、実際の紙面に慣れた後は、自分のスタイルに合った方を選択して購読するのもよいだろうと述べて研修を終えた。 インタビュー
| 男女1名ずつの新人に、研修の感想や抱負などをインタビュー |
2名の新人の方にご協力をいただき、「学生時代の過ごし方」、「サンワード貿易のイメージ」、「入社を決めた理由」、「研修の様子」、「今後に向けての抱負」などについて話を聞いた。
①鎌田 隼矢さん「アメフト部の成功体験を社会でも活かしたい。」
学生時代はアメフト部で、24時間アメフトの事ばかり考えて過ごしていて、自分がどうなりたいかという目標を明確にし、その為に何が必要かを考えて日々のトレーニングを設定して目標を達成するようにしました。4年生では副将としてチームの目標も明確にして自身とチームメイトを鼓舞し、コロナ禍で苦しい状況の中でも関東1部リーグの決勝進出を果たしたのは良い思い出であり、今後に活きる貴重な経験になったと思います。
身体に関する勉強ばかりをやってきていたので不安でしたが、サンワード貿易の面接を通じて話した人事の方が学生に対して話しやすい対応をしてくださり、とても暖かみのある会社だと思いました。金融業界のことは全然知らず何もわからないので厳しい世界なのかなと思ってましたが、初心者も受け入れてくれ研修プログラムもしっかりしている、また自分が主体的に取り組もうと思えば取り組める環境だなと思ったのが入社のきっかけとなりました。
3ヶ月という研修期間ですが、社会人としての心構えなどから分かりやすく教えてくれるので、学生気分の人でも気持ちを作りやすいと思います。専門用語とか色々覚えることはありますが、特に不安には思わないくらいきちんとフィードバックもしてくれ、またグループワークを通して同期の仲間と話すことで、人と話す能力も向上していると思います。配属後の仕事内容はまだ具体的にはイメージできていませんが、失敗を恐れずに失敗から学び追及することで成功に繋げていきたい。同期も大事にし、仕事もしっかりやりながらアメフトも続けていきたいと思っているので、オンオフをしっかり切り替えながら公私に渡って充実した生活を送っていければと考えています。
②大竹 留奈さん「人に何かを伝える仕事を通じて、お客様のための提案がきるようにしていきたい」
高校時代に演劇部で人の心に響くものを創り伝える喜びを知り、短大では「一生に一度の結婚式をサポートしたい」という想いからウェディングプランナーになる為にブライダルの勉強をし、国家資格を取得しました。コロナ禍の影響でウェディングプランナーの仕事は断念しましたが、人に何かを伝える仕事をしたいと考えていました。面接前は、営業=大変そう、株式=難しそう、入社=経験や知識が予め無いと厳しそう、と思っていましたが、面接官の方がとてもにこやかに迎えて下さって、アットホームに話しやすかったのですごく驚きました。他社の面接ではお堅くて品定めするような目線で睨んでくるような方とお話ししたりしていたので、その点の好印象が入社の決め手になりました。
研修では講習の他、グループワークでの話し合いや発表を通じて、色んな意見があるとの気づきが得られますが、今後の抱負としては、配属後にお客様とのコミュニケーションを取るにあたって、自分の意見が必ずしも正しいとは思わないようにし、お客様の意見こそが正しいと念頭に置いた上で、お客様のための提案ができるようにしていきたい。また、どんなに上手くいかなくて怒られたり(笑)することがあっても、持ち前のへこたれない精神で頑張っていきたいと思います。
③サンワード貿易 総務部 部長 大場 良博氏「枠に捕らわれ過ぎず、臆さずに行動を」
株式等の金融商品と商品(コモディティ)の両方を一元的に取引できる総合取引所が誕生するなど投資環境の整備が進む今、弊社は投資家育成の観点から投資教育に注力し、業界でもトッププラスの開催頻度でセミナーや講演会を開催し続けてきました。また、オンライン取引に加え、営業社員やコンシェルジュデスクの情報を加味して取引できるハイブリッド取引をご利用されるお客様も多く、情報過多ともいえるオンライン取引のデメリットをカバーすべく、当社スタッフが情報整理をしてあげることでお客様の納得できる取引を支援しており、アドバイスの質を高める目的から、日々の情報収集はもちろん月に2~3回実施の勉強会にも多くのスタッフが参加します。
今後、富裕層を相手にご提案させていただくにあたって、一層の知識・ノウハウの習得が必要なことはいうまでもなく、弊社が幅広い金融商品を扱う総合デリバティブ会社を目指し、上質なアドバイザリーサービスを提供していく上で、スタッフ一人一人の能力をさらにブラッシュアップしていく必要があります。これらに加え、新入社員の皆さんにおいては今の時代に合った新しいアイデア、若い世代だから思いつくヒントなどを大事にし、枠に捕らわれ過ぎず、ぜひ臆さずに行動してもらいたいと願っています。
コロナ感染防止のため、2020年以降はオンライン開催に限定されているものの、それまでは会場での開催に積極的に取り組んでいたサンワード貿易の講演会・セミナーのレポート(特設ページ)を最後に紹介したい。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )