2015年1月25(日)、主力の商品先物取引業のほか、金融商品取引業(取引所為替証拠金取引)や不動産賃貸業も展開するサンワード貿易は、「2015年の投資戦略を考える~日本経済の潮流と金融マーケットのゆくえ」と題するNEW YEARセミナーを、東京・ベルサール神保町アネックスで開催した。
主催のサンワード貿易は、1964年7月に創業、昨年(2014年)に創業50周年を迎えている。取扱商品である商品、為替の他、経済全般をテーマとした投資セミナーを積極的に展開しており、会場型セミナーの開催数は商品&FX業界の中でも屈指の多さを誇るなど、投資家教育への取組には定評がある企業だ。
この日は総勢5名の「投資のプロフェッショナル」が登場する年に一度のスペシャルイベント。
まずトップバッターとして、最初のセッションには、みんコモ・コラムアワード2年連続大賞受賞者で、タートルズトレードの伝道師、チャート研究家など多くの肩書を持つ小次郎講師が登壇。「小次郎講師流トレードの真髄」と題して「ボリンジャーバンドの真髄!」をテーマにした講演を行った。
「○、×、△」の回答用紙による会場アンケートにより、参加者の理解度を確認しながら進められる氏の講演は、セミナーではなく「塾」であるとされており、全般に体系的に勉強できる仕組みになるよう内容が構成されている。この日は、世界人気ナンバー1チャートである「ボリンジャーバンド」を取り上げ、「間違いだらけのボリンジャーバンド解説」、「小次郎講師流ボリバン極意」など、目からうろこの実践テクニックが多数紹介された。
そして、次の基調講演には、マット今井の名で金融アナリストとしても活躍している衆議院議員 今井 雅人氏が登場して 「2015年の日本経済と為替市場の展望」をテーマに講演を行った。元国内大手銀行の為替ディーラー、金融情報配信会社経営の経歴を生かした豊富な経験と知識、分析力に裏打ちされた基調講演に、来場者はメモを取りながら聞き入った。
パネルディスカッションの前のトークセッションには、TV等のメディアで個性的なキャラクターで大人気、年間2億稼ぐ東大卒トレーダー“ウルフ村田”で有名な村田 美夏氏がスペシャルゲストで登場し、大橋ひろこアナとトークセッションを行った。株式市場全般や個別株、村田流トレード手法の話題と様々な興味深いトークが繰り拡げられる。また、講演が終わった後の懇親会では、村田氏との記念撮影を希望する参加者が長い行列を作った。
最後はキャスト総出演のパネルディスカッション。2015年の株、為替、商品、そして経済の行方と投資戦略はどうあるべきか、各講師が独自の見方と持論を展開して白熱したディスカッションに。年明け早々「スイスフラン・ショック」に見舞われ、今だ不安定さを見せる2015年の金融市場は、今後どのような動きを見せるのだろうか。
サンワード貿易は2014年から取引所為替証拠金取引(くりっく365の取次業務)のサービスを開始した。主力の商品先物取引とともに、オンライン取引と対面コンサルティング取引という、両方のツールを同じ口座でフル活用できるハイブリッドなサービスを提供している。
現在、ネット証券大手の一部でも、ツールやコスト競争とは一線を画し、グループの店舗網を利用した拠点の全国展開や、IFA(金融商品仲介業者)の導入といった対面事業を今後の差別化戦略のひとつとする動きがあるなかで、同社はコンサルティングサービスと業界一二を争う充実したセミナーサービスがさらなるシナジーを生み出すことを目指し、今後も積極的に注目イベントを含めたセミナー展開を継続していく予定となっている。
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(取材、撮影、記事、編集・制作:柴田 潔 @株式会社グッドウェイ )
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