「DECODE(デコード)」は、世界中のアプリビジネスをとりまくプロフェッショナルたちがアプリに関する知見をシェアする場として、App Annieが世界各地で開催している定期イベント。
基調講演「第四次産業革命:日本が再び世界に羽ばたくためにすべきこと」では、佐々木 啓介氏(経済産業省 経済産業政策局 産業創造課長 大臣官房 第四次産業革命政策室長 政策審議室長)が登壇。行政の目線から足元の産業構造分析や第四次産業革命について解説を行った。
プレゼンテーション「国内外におけるモバイルトランスフォーメーション事例」では、谷川 拓司氏(ソフトバンク 法人事業統括部 デジタルトランスフォーメーション本部 アイディエーションディレクター)が登壇。ヒトとモノのデータを掛け合わせるビジネスイノベーションが重要になるとし、データアセットビジネスをスマートシティの事例のほか、進行中の新規事業案件について紹介。また、人材交流特別編として、デ ヴェット ニコ氏(ソフトバンク グローバル営業本部 新規事業統括部 新規事業推進部 推進1課)が登壇し、ビジネスイノベーションの共創について披露した。
プレゼンテーション「国内外のモバイルビジネス実態と競争環境、日本企業へのTips」では、向井 俊介氏(App Annie Japan 日本代表ディレクター)が登壇。自身としての個人の意見や示唆について語っている「note:向井俊介@App Annie」を披露しつつ、モバイル環境の変化、モバイルビジネスによる本当の影響、成長のために何をすべきか、について解説。ファクトデータやOODAループ(観察(Observe)、方向づけ(Orient)、決定(Decide)、実行(Act))の重要性を語った。
全てのプログラムが終了後、懇親会が行われ、登壇者と参加者によるネットワーキングと歓談の時間が続いた。
スマートフォンの普及により、生活サービス、娯楽、食事、金融・決済まで幅広くモバイル化が進む中、これからの日本企業が継続的に成長していくためには何が必要となるか。今回の『App Annie DECODE 2019 Spring』では、各業界からモバイル化・新規事業のエキスパートを招き、デジタル推進、新規事業創出、モバイル戦略の高度化に携わる担当者を対象に開催された。データの重要性が高まる中、今後の App Annie Japan の活動と展開に注目したい。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )