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2018/11/02

【日本政策金融公庫】平成29年農業者決算 畑作、茶、養豚が増収増益~平成29年農業経営動向分析結果~

| by:ウェブ管理者
日本政策金融公庫(略称:日本公庫)農林水産事業は、毎期のお取引先の農業者の決算データを集計し、農業の経営動向を分析しています。

平成 29 年の決算データ(対象 5,467 先)を分析した結果、前年に比べ販売価格が上昇した「畑作」「茶」「養豚」などの業種で増収増益となったことがわかりました。

<調査結果のポイント>

○ [耕種] 北海道畑作が前年の台風被害から回復、茶は2年連続で好調を維持

北海道畑作は、台風の影響を受けた平成 28 年に比して生産量や販売価格が回復したことなどから、増収増益となりました。
茶は、長らく販売価格が低迷していましたが、需給バランスが改善されたことから、近年は販売単価が上昇に転じており、前年に引き続き、29 年も増収増益となりました。
なお、経営者数が最も多い稲作は、29 年の作況指数が「100」と平年並みだったことなどから、個人(北海道・都府県)・法人ともに前年並みとなりました。

○ [畜産] 養豚は相場高が寄与、酪農・肉用牛肥育は減益

養豚は、29 年の豚肉販売価格が前年を上回る水準で推移したことなどから、個人・法人とも1割弱の増収、3割以上の増益となりました。
酪農は、29 年の総合乳価が微増に止まったことから、個人・法人とも売上高は前年と同水準でしたが、初妊牛の外部導入割合が比較的高い都府県の酪農経営では、初妊牛価格高騰などの影響により、減益となりました。
肉用牛肥育は、牛肉の販売価格が前年から高止まりしており、売上高は前年と同水準となりました。一方で、期中に出荷された肉牛の素牛(仕入)価格が高騰していたことから、個人・法人ともに減益となっています。


原文はこちら
https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/topics_181102_1.pdf

15:04 | 金融:銀行
 

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