2015年1月31日（土）、商品先物取引、金地金の売買等のサービスを提供するセントラル商事は、東京・大手町にある日経ホール＆カンファレンスルームで、新春経済講演会『2015年経済展望 金利・為替・株価・金・原油と投資戦略』を開催した。
同社は商品、為替や経済、金融などをテーマとした講演会を四半期毎に開催。今回は過去の登壇で、独自の見解とダイナミックな考察が多くの来場者から好評だった、スリーネーションズリサーチ代表で著名エコノミストの植草 一秀 氏が4度目となる登壇をはたし、貴金属のスペシャリストとしてお馴染の池水 雄一 氏と共に、2015年の経済および金融市場の動向を占った。
当日は快晴（冬晴れ）に恵まれ、来場者の出足も快調。開演前には180席用意した受講席もほぼ満席の状態。来場者は今や遅しと著名エコノミスト植草氏の登場を待つ。
2013年新春経済講演会で円安・株高を予想し、日経平均16,000円を的中。2014年春季経済講演会では、株価の反転下落を予想するもそこは買い場になるとして再び的中。はたして2015年の展望はどうなるのか！？
この日、約1時間30分に亘って熱弁を奮った植草氏は政治、経済、金融、国際情勢など、多方面にわたるテーマについて独自の見解を披露。内外の株式、為替、金利等が今後どのような展開になるのかを分かり易く解説していった。1時間30分でも時間が足りなくなるほどの盛り沢山の内容に、来場者は講演後に盛んに拍手を送りながら感謝の意を表した。（講演録のご請求はこちら）
講演の合間の同社シニアストラテジスト 後藤 道義氏によるサービス紹介のプレゼンテーション。同社は商品先物取引のコンサルティング取引を軸にサービスを展開しており、経済講演会のほか投資スクール、出張勉強会などを実施している。また、本日登壇した植草氏や池水氏が寄稿するコラムコーナーが自社の公式サイトで提供されていて、読者から人気を博している。
また、次回4月の春季経済講演会には、 前回の講演で分かりやすく柔らかい語り口調の講演が好評だった作家・経済評論家である渡邉 哲也 氏が再登壇することも紹介された。（前回の講演の模様）
そして第2部の講演では、同社のセミナーではお馴染の貴金属のスペシャリスト 池水 雄一氏が登場し、金、白金を中心とした貴金属相場の現状分析と見通しを語った。氏は貴金属ディーリングの世界でも第一人者。上智大学を卒業後、住友商事、クレディ・スイス、三井物産、スタンダードバンクと貴金属ディーリングに一貫して従事し、現在はスタンダードバンク東京支店長を務める。相場については、当面はまだ下値不安はあっても、ＮＹ金は1,100～1,150ドル（1オンス）ゾーンで底入れしている可能性を示唆した。
経済環境の著しい変化により、常に新たな資産運用の手段が求められるなか、セントラル商事が提供する商品先物取引においては、ＦＸ取引などをする個人投資家を取り込むため、2015年5月7日（予定）に、毎日決済日を迎える「限日取引」を金で導入することが東京商品取引所（TOCOM）から発表された。これにより、顧客はＦＸ取引同様に決済期限を気にすることなくポジションを保有して続けることが可能となるなど、不招請勧誘禁止緩和、および金上昇、原油大幅安といった値動き的なトピックスも加わって、商品価格と商品先物取引が再注目されつつある。
元来、積極的な運用先、リスクヘッジ先としての存在感を発揮する商品先物取引は、円滑な流通や資産運用に欠かせない運用手段だが、前記のような新たな仕組みの導入が再び商品市場が活性化するきっかけとなることを期待するとともに、昭和25年の創業以来、顧客とともに成長する｢利他共生｣を企業理念とし、半世紀に亘る大きな信頼と実績を築き上げてきたセントラル商事の講演会等の取組が、規制緩和と利便性向上とうまく融合することで、投資家の理解向上と市場参加者の拡大に繋がっていくことを願ってやまない。
（取材、撮影、記事、編集・制作： 柴田 潔 ＠株式会社グッドウェイ ）
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電話 0120-810-728（平日9：00～17：00）
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