MUFGのオープンイノベーションの活動について解説。自社で全てを解決する「自前主義(クローズド・イノベーション)」から、スピードを優先して外部の知見を活用してでも何とかすべく「社外と連携(オープン・イノベーション)」する必要性が出てきたことの背景として、多様化する顧客ニーズ、製品やサービスのライフサイクルの短縮化、グローバル化による競争構造の変化などを踏まえ、競争に勝つために達成すべきレベルと自社で達成できるレベルのギャップが拡大していることを挙げた。その上で、昨年実施したコンテスト「Fintech Challenge 2015」(レポート)から2つのアイデアを実用化した事例(銀行が発信するオウンドメディア:ZUU、お客さまの投資活性化アプリ「FUNDECT」:Finatext)を紹介。これまで1年~1年半がかかるような取り組みを僅か3ヶ月間でリリースしたという。 また、新たに革新的な事業立ち上げを支援するプログラム「Fintech Accelerator」(レポート)を通じたメンタリング、コーチング、出資やファシリティ提供、アクセラレータ提携(PLUG AND PLAY)のほか、銀行APIハッカソン「Fintech Challenge 2016 "BRING YOUR OWN BANK !"」など、今後の取組みについて紹介した。