2011年9月23日(金・祝)18:00~21:30 、東京・八重洲富士屋ホテル2F「櫻の間」 において、『コモディティ・フェスティバル2011』が開催された。主催は、東京工業品取引所(TOCOM)、東京穀物商品取引所(TGE)、日経ラジオ社、企画・運営はキャピタル・エフ。このイベントはコモディティ市場で豊富な経験と実績を持つアナリストやトレーダーと個人投資家がフラットに直接交流できる場として業界初の試みとなり、会場には約100名の一般来場者、コモディティ分野で著名なゲスト27名の他、業界関係者、メディア、スタッフなど約170名が集結、トークセッション(コメ先物/ゴールド)やビュッフェ形式の交流会など、業界の最新事情と真髄に迫るこれまでに無い一大イベントとなった。今回はグッドウェイもスタッフとして協力したことから、スペシャルバージョンでレポートをお届けする。
茅野信行氏(コンチネンタル・ライス 代表取締役)、 柴田明夫氏(丸紅経済研究所 代表)、林康史氏(立正大学経済学部教授・東穀取取締役)によるトークセッション。期待の超大型上場商品である『コメ』をテーマにトークに花が咲いた。
亀井幸一郎氏(マーケット・ストラテジィ・インスティチュート 代表取締役)、豊島逸夫氏(ワールド ゴールド カウンシル日本代表)、 池水雄一氏(スタンダードバンク東京支店長)による『ゴールド』のトークセクション。歴史的高値圏だけに来場者も興味津々にトークに聞き入る。
コモディティ投資家に嬉しいニュースが飛び込んできた。「みんなの株式(みんかぶ)」、「みんなの外為(みんため)」を運営するマスチューンが「みんなのコモディティ(みんコモ)」のサービスを開始するという。写真はプレゼンを行なうマスチューン取締役 藤岡慎也氏。
来場者のお楽しみのひとつ、抽選によるプレゼントタイム!ゲストが執筆した書籍、協賛企業からの景品に続き、主催者側提供の景品へ。最大の目玉である日経ラジオ社の『iPad2』の抽選の際は一際高い歓声が上がった。
閉会の挨拶イベントの締め括りとして主催者を代表して東京穀物商品取引所 常務取締役 畑野敬司氏から来場の皆さんへご挨拶。首都圏のみならずわざわざ遠方・地方からも足を運んでいただいた来場者に感謝の気持ちが真摯に伝わる真心込めたメッセージで、交流会で賑わった会場から万来の拍手と声援を浴びる。閉会後も会場を立ち去り難い来場者がしばらく歓談を続けるなど、業界初の交流会イベントは大成功の元で幕を閉じた。グローバルな盛り上がりを見せるコモディテイ市場と国内先物市場
証券・為替・不動産など世界を取り巻く経済情勢において先行きの不安が高まる中、国際的にコモディティ市場が脚光を浴びていることはご承知の通りだ。
特にここ数年はTVでも原油、金、穀物などの高騰が報じられ、マネー雑誌などでもコモディティ特集を見かける機会も増え、金を例にとれば、金貯 蓄、金貨、金現物のほか、CFD、金ETFなど様々な商品が開発され、その取り扱いを行う金融機関も増えてプロモーションにも力を入れている。残念ながら、現在の国内商品先物市場が流動性の低下など様々な課題を抱えていることは事実だが、近年拡大が続いているFXのように証拠金によるレバレッジ取引が可能で、買・売双方のポジションに支払金利が発生せず(スポット金のCFDは買っている間オーバーナイト金利を支払う)、さらに申告分離課税が適用されるという大きなメリットを活かし、ダイナミズムに溢れ、時にエキサイティングな顔を覗かせる商品先物市場を攻略するためにも、ぜひその独特の仕組みやリスクなどを勉強してみていただきたい。
今、商品先物市場では日経225ミニのような『金ミニ取引』など、初心者用に小口化した商品も導入されており、今般のイベントを機に本取材レポー トをご覧頂いている投資家の皆さんにもぜひチャレンジして頂き、コモディティトレーディングの醍醐味を少しでも味わっていただければと切に願う。
取材(撮影、記事)、制作 グッドウェイ 柴田 潔
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