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2019/04/28

【東京大学金融教育センター(CARF)】フィンテック研究フォーラム公開シンポジウム「キャッシュレスの次の未来」開催!

| by:サイト管理者


 2019年3月11日(月)、東京大学金融教育研究センター(CARF)・フィンテック研究フォーラムは、伊藤謝恩ホール(伊藤国際学術センター)にて、2018年度フィンテック研究フォーラム公開シンポジウム「キャッシュレスの次の未来」を開催した。

 東京大学金融教育研究センター(CARF)は、2015年にフィンテック研究フォーラムを立ち上げ、情報技術、経済学、法学の専門家と共に実務の実態を踏まえ、研究交流の場として活動しているという。


 開催挨拶は、植田 和男氏(東京大学金融教育研究センター(CARF) センター長)が登壇。お礼の言葉と共に、毎月開催している研究会では、目先の話だけでなく、遠い先の話、夢に関する話など議論していることを披露。その上で「中央集権的な国家の仕組み」と「分権的な意思決定の仕組み」は必ずしも矛盾するものではなく、組み合わせながら発展していくものであると語り、目先だけでなく、全体を見ながら、新技術や機能、業法・規制に向けてさまざまなインフラ構築が必要と語り、これからの活動への期待の言葉を述べた。なお、この日の司会進行は、柳川 範之氏(東京大学大学院経済学研究科 教授)が務めた。


 講演「金融庁のデジタライゼーション戦略 ―横断法制と仮想通貨の新しい規制の方向性―」では、松尾 元信氏(金融庁 企画市場局参事官)が登壇。

 講演「暗号資産の規制と国際協力の必要性」では、岩下 直行氏(京都大学公共政策大学院 教授)が登壇。



 講演「消費者の決済実態分析から見えたキャッシュレス社会の課題」では、翁 百合氏(日本総合研究所 理事長)が登壇。

 講演「情報技術革新とキャッシュレスの新展開 ―巨大IT企業の金融参入、中央銀行デジタル通貨―」では、山岡 浩巳氏(フューチャー 顧問・前 日本銀行 決済機構局長)が登壇。


 講演「デジタルトークンの可能性」では、鳩貝 淳一郎氏(東京大学金融教育研究センター(CARF)  特任研究員)が登壇。



 パネルディスカッションでは、岩下 直行氏(京都大学公共政策大学院教授)、翁 百合氏(日本総合研究所 理事長)、鳩貝 淳一郎氏(CARF 特任研究員)、松尾 元信氏(金融庁 企画市場局参事官)、山岡 浩巳氏(フューチャー顧問・前 日本銀行 決済機構局長)が登壇。柳川 範之氏(東京大学大学院経済学研究科教授)がモデレーターを務めた。


 全てのプログラムが終わり、懇談会へ。乾杯の挨拶は柳川 範之氏(東京大学大学院経済学研究科教授)が務め、多くの参加者が交流を深めた。



 東京大学金融教育研究センター(CARF)は、金融研究・教育のアジアにおける世界的拠点となるべく、2005年4月東京大学に設置。金融経済学の先端理論研究やあるべき金融システムのデザインや政策提言、金融研究・金融教育、最先端の資金運用・資金調達・リスク管理の手法開発を行っている。フィンテック研究フォーラムの今後の活動に注目したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




11:45 | 写真:金融・IT業界向け




 

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