当日はメインセッションに先駆けて12時からプレセッション「データドリブンイノベーション(DDI)にまつわるトピックと実現するうえで最も重要となる「データマネジメント」とは」が行われた。甲斐 正樹氏(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス ディレクター、グローバルアカウントマネジメント)は、現在のDX推進の日米比較や、データドリブンイノベーション(DDI)の蓄積・活用・管理に関するトピックについて触れ、DDIを業務委託などでアウトソースする際のメリット・デメリットを解説。最後にS&P Enterprise Data Management(EDM)を紹介して講演を終えた。
開会挨拶
ブレンドン・シートー氏(S&P Global Market Intelligence Senior Vice President Head of Asia Pacific, Middle East And Africa)は、コロナ禍後の復興は、消費を一変させるだけでなく、全産業に大きな影響を与え、地政学的緊張は、2024年のグローバル・ロジスティクスとサプライチェーンのリスクを増大させる可能性が高いとした。このような不確実性の時代において、イノベーション、コラボレーション、そしてレジリエンス(回復力)を取り入れた先進的なアプローチを採用し、今後の課題を乗り切ることが重要として、今回のコンファレンスは経済、地政学、金融の最新動向について掘り下げる内容とし、皆様のお役に立てればと述べた。