2019年4月2日(火)~3日(水)、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは、「金融新時代の幕開けとETFビジネスの進化の可能性~多様化する顧客ニーズをとらえるインデックスの行方~」をテーマに、「第11回ETFコンファレンス」を東京・日比谷にある帝国ホテル 孔雀の間で2日間にわたって開催した。
来場者も1,000名規模になってきた「ETFコンファレンス」。今回は昨年の単日開催から2日間開催に拡大し、一部の講演は第1、第2会場の2会場で開催されるなど、講演会場、展示会場、懇親会場とも多くの参加者で賑わった。国内はもちろん、シンガポール、香港などアジアを中心とした海外からも多くの関係者が参加したという。
その1日目の会場の様子を写真でご紹介する。
【10:00】「開会挨拶」
アレックス・マトゥーリ氏(S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス CEO)
第1部: 資産運用新時代の幕開け
【10:10】「変革する資産運用とETF」
藤川 克己氏(ブラックロック・ジャパン 取締役 経営企画部門長 兼 ETF事業部門長 マネージング・ディレクター)
【10:40】【基調講演】遠藤 俊英氏(金融庁 長官)
【11:10】「新しい資産運用ビジネスの台頭」
パネリスト:
柴山 和久氏(WealthNavi 代表取締役)
藤田 隆氏(KDDIアセットマネジメント 代表取締役社長)
寒竹 明日美氏(tsumiki証券 代表取締役CEO)
モデレーター:
大原 啓一氏(日本資産運用基盤グループ 代表取締役社長)
【12:00】「ランチタイム」
帝国ホテルならではの贅沢な雰囲気の中で、参加者は豪華なビュッフェでランチを取った。
第2部「国内のETF市場発展と投資の活性化」
第2部は会場を二つに分けて講演が行われた。第1会場では「国内のETFを取り巻く制度の現状と課題」をテーマに、第2会場では「個人投資家活性化への施策」をテーマにした講演や対談がプログラムとして組まれ、参加者はそれぞれの関心がある講演を自由に聴講した。(写真左側が第1会場の様子)
【13:00】第1会場「ETFの税、会計制度、規制:そこから見える課題と可能性」
鬼頭 朱実氏(PwC税理士法人 公認会計士 税理士 金融部 パートナー)
辻田 大氏(PwCあらた有限責任監査法人 第三金融部(資産運用)パートナー)
第2会場「試して、学んで、発見する:個人投資拡大のカギは?」
パネリスト:
廣瀬 朋由氏(お金のデザイン 取締役副会長 / ファウンダー)
甲斐 真一郎氏(FOLIO 代表取締役)
渡邊 雅史氏(バンガード・インベストメンツ・ジャパン ETF戦略部長)
三木 誠氏(東京証券取引所 金融リテラシーサポート部 課長)
モデレーター:
金子 久氏(野村総合研究所「日本の資産運用ビジネス」総括責任者)
【13:55】第1会場「東証におけるETFマーケットメイク制度導入の影響と、新しいマーケットメイク制度について」
岡崎 啓氏(東京証券取引所 株式部 調査役)
第2会場「海外事例:アドバイスモデルへの移行とETF活用」
マイケル・ジョーンズ氏(カラベル・コンセプト 会長兼代表取締役社長)
スチュワート・マグラス氏(S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス シニアディレクター)
【14:30】第1会場「日本のETF市場拡大に必要なインフラとは?」(設定・交換プロセス、レンディング等)
パネリスト:
今井 幸英氏(日興アセットマネジメント ETF センター長)
山田 岳樹氏 (Flow Traders 機関投資家トレーディング部門 日本ビジネスヘッド)
菊地 洋介氏(日本証券クリアリング機構 課長)
吉村 典高氏(大和証券投資信託委託 パッシブ運用部 兼 エクイティ運用部 シニア・ファンドマネージャー)
モデレーター:
奥山 修氏( 野村アセットマネジメント 運用調査本部 ヘッド・オブ・インデックス・プロダクト)
第2会場「国内におけるIFA、RIAアドバイザーの役割」
パネリスト:
安東 隆司氏(RIA JAPAN おカネ学 代表取締役社長)
金井 昌樹氏(SBI証券執行役員 IFAビジネス部長)
中桐 啓貴氏(GAIA 代表取締役社長)
モデレーター:
伊藤 宏一氏(特定非営利活動法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 専務理事)
【15:25】「日本ETFや海外ETFを効率よく取引する ー ライブ取引デモ」
山田 岳樹氏(FlowTraders 機関投資家トレーディング部門 日本ビジネスヘッド)
【16:10】第1会場「機関投資家のETF活用の現状とこれからの投資ニーズ」
パネリスト:
板屋 安規氏(企業年金連合会 会員サービスセンター 政策企画課長)
鈴木 嘉久氏(早稲田大学 財務部 資産運用担当部長)
中島 圭一氏(MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス総合企画部部長 兼 財務企画室長)
岸本 拓之氏(ドイチェ・アセットマネジメント(DWS)機関投資家営業部 )
平野 吉伸氏(奈良中央信用金庫 常務理事)
モデレーター:
川崎 華奈氏(S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス シニアディレクター)
第2会場「不透明な市場環境下で個人投資家がポートフォリオをいかに構築するか:アクティブ、パッシブそれぞれの観点から」
パネリスト:
大江 英樹氏(オフィス・リベルタス 代表取締役)
伊井 哲朗氏(コモンズ投信 代表取締役社長)
モデレーター:
森永 康平氏(マネネ 代表取締役社長)
【17:05】【パネルディスカッション】次世代によるこれからの資産運用ビジネス
パネリスト:
田寺 洋貴氏(野村アセットマネジメント 投資信託営業本部 ETFグループ)
岡崎 啓氏(東京証券取引所 株式部 調査役)
土居 裕明氏(楽天証券 株式・デリバティブ事業本部 株式事業部)
石川 渉氏(野村證券 ETFビジネス企画室)
モデレーター:
佐々木 康平氏(三菱UFJ国際投信 法人投資家営業部シニアマネージャー)
【17:55】「閉会の挨拶(1日目)」
全ての講演が終了後、閉会の挨拶を行う牧野 義之氏(S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス 日本オフィス統括責任者)
展示会場には協賛各社のブースが立ち並び、特に講演の合間の休憩時間中などは多くの来場者がブースを訪れてスタッフとコミュニケ―ションを交わした。
今年で11回目を迎えた同コンファレンス。第1回以降に2日間の日程で開催されたのは初めてといい、機関投資家、運用会社、証券会社、銀行、フィナンシャルプランナー等多くの市場関係者が会場を訪れた。主催のS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは、多くの異業種による金融業への参入を踏まえて、金融新時代が到来しようとする今、投資商品を取り巻く「金融ビジネス」の現状と今後について、翌日も活発な議論を通じて考察を深めたい意向で、その2日目の様子もレポートでお届けする予定だ。
※同日公開のDay2のレポートはこちら
( 写真提供:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス / 記事、編集・制作:プロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )