日本を代表する金融の街でもある兜町には、日本取引所グループ(JPX)や証券会社が多数集まっており、金融界の歴史を今も色濃く残している。この兜町に、明日の新産業の創出と日本経済の拡大を担う新たなビジネスを生み出すアントレプレナーとインベスターがカフェで出会い、コーヒーを片手に意見を交わし未来を創りだす場として、ビジネスサロンとカフェが融合した新しいタイプの店舗「CAFE SALVADOR BUSINESS SALON」がオープン。打合せに使いやすいソファ席から一人で集中できるデスクまでWEBや電話による予約・セレクトが可能となっており、ワークスタイルやビジネスシーンのニーズに応えていくという。
中締めは、平和不動産 執行役員 中尾 友治氏、開発企画部 街づくり推進室 髙橋 悦郎、カフェ・カンパニー マネジメント統括本部 副部長 和田 剛氏より挨拶。これからもハードとソフトの両面から街づくりを推進し、人と人が主役となり結び付く場にしていきたいと抱負を語った。また、最後に、「CAFE SALVADOR BUSINESS SALON」 店長 茅野 正秀氏より挨拶が行われ、楠本氏による一本締めで会を締め括った。
昨今のフィンテックを取り巻く新産業創造に向けたエコシステムの推進は、業界や企業、文化や言語の壁を越えて急速に広がっている。日本政府が目指す日本経済の拡大(取材レポート)、東京都 政策企画局が掲げる「東京国際金融センター構想」(取材レポート)、それぞれのゴールに向けたインフラ整備とコンセンサスが形成される中、今後はソフト面におけるテーマやコンテンツがもたらす社会課題解決に向けた新事業への個別の取り組みが次々と生まれ、「CAFE SALVADOR BUSINESS SALON」の壁に、この場所から生まれた成功者の名前が刻まれ、シリコンバレーのような挑戦と応援の連鎖の社会が実現することを願いたい。