記者発表会のムービー(2分48秒) 音声・BGMが流れます。
※動画掲載は終了しました。(2017/9/4)
【記者発表会レポート】 株式会社シンプレクス・コンサルティング
金融商品取引システムのクラウドサービス
「Voyager Trading Cloud (ボイジャー・トレーディング・クラウド)」記者発表会
日時:2011年6月7日(火) 13:00~14:00
場所:コレド日本橋 シンプレクス・コンサルティング本社(15階 大会議室)
プレゼンテーション第1部 代表取締役社長 金子 英樹(Hideki Kaneko) ・シンプレクス・コンサルティング 会社紹介 ・Voyager Trading Cloud 投入の背景 | プレゼンテーション第2部 コーポレート・イノベーション・グループ 執行役員 竹内 在(Ari Takeuchi) ・Voyager Trading Cloud 詳細説明 |
2011年6月7日、シンプレクス・コンサルティングはコレド日本橋にある本社で記者発表会を行い、金融商品取引システムのクラウドサービス「Voyager Trading Cloud (ボイジャー・トレーディング・クラウド)」を新たに開発、金融機関(総合証券、ネット証券、ネット銀行、外国為替証拠金取引(FX)事業者)向けにサービスの提供を開始すると発表した。
◎「技術革新」と「ビジネス革新」の追求
記者発表会の中、シンプレクス・コンサルティングの金子社長によると、インターネットによる金融商品取引の普及に伴い、一昔前に比べて金融機関の取扱商品や取引トランザクション数は劇的に増え、また金融機関の競争や金融庁をはじめとする安全性やコンプライアンスに対する厳しい目は一層強まり、サービスに求められる要求レベルも飛躍的に高まっており、Voyagerを通じて「技術革新」と「ビジネス革新」の2つのイノベーションを追求していくという。
◎集まった記者を前に金融業界の現状とテーマに触れ、なぜ今「Voyager Trading Cloud」を投入するのか、判り易く説明する金子社長
◎シングルプラットフォーム/マルチプロダクト対応
当初は取引所FX取引「くりっく365」のサービスを開始し、2012年以降、FXの相対取引(OTC)や先物オプション、差金決済取引(CFD)など順次拡大する予定で、初期コストの低減、システムの安定性、収益力を高める性能向上を目指し、研究開発費の総額は2010年の開発着手から2011年度にかけて約15億円になるという。
(ベストプラクティスで実現、開発コンセプトについて熱く語るコーポレート・イノベーション・グループ執行役員 竹内氏)
◎大幅な処理性能の向上
金融システムに特化して必要な機能のみに絞って独自に開発したメッセージング基盤「Galaxy(ギャラクシー)」の採用により高速メッセージングとオンメモリーデータベースによるデータの高速処理を実現、従来と比べ注文執行レイテンシーは12倍(最短100ミリ秒⇒8ミリ秒)、1サーバー当たりの注文処理は20倍(1秒間に最大50件⇒1,000件)と大幅に処理性能を向上させた。
◎システム投資効率を高め、短期間・低コストで導入
金融機関が求める柔軟でスピーディーな商品展開を後押しするため、金融商品取引サービスの構築に必要となる全てのハードウェアプラットフォームからアプリケーションまでをあらかじめシンプレクス・コンサルティング社が自前で用意、クラウド型サービスとして提供可能とすることで金融機関のシステム投資効率を高め短期間・低コストでの導入を可能にする。一方、クラウド型サービス以外としても、金融機関が独自に定める個別のシステム要件に合わせ、金融機関が指定するインフラ基盤へのアプリケーション提供にも応えていくという。
(説明後の質疑応答へ、Voyager開発プロジェクト責任者 杉浦氏)