2019年4月3日(水)、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは、前日に引き続き、機関投資家や運用会社、証券会社など国内外のETF市場関係者を招き、「第11回 ETFコンファレンス」2日目を東京・日比谷にある帝国ホテル 孔雀の間で開催した。
1日目の2日(火)は多くの関係者が会場を訪れ、金融新時代においてETFビジネスはどのように進化していくのか、その見通しや可能性について多くの講演が実施された。2日目の会場の様子も写真でお届けする。
【10:00】 「開会挨拶・基調講演」
宮原 幸一郎氏(東京証券取引所 代表取締役社長)
第3部 市場の現状と動向
【10:10】 「世界のETF市場の新たな取り組み」
パネリスト:
小沼 泰之氏(東京証券取引所 取締役 常務執行役員)
キム・ホンチュ氏(韓国取引所 証券化商品市場部門ヘッド)
ブライアン・ロバーツ氏(香港証券取引所 ETP部門ヘッド)
ザン・ブイ氏(シカゴ・オプション取引所 上場部門 ディレクター)
モデレーター:
ジョン・デイヴィス氏(S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス ETPグローバルヘッド)
【11:00】 資産運用のメガトレンドとこれから
渡邊 雅史氏(バンガード・インベストメンツ・ジャパン ETF戦略部長)
【11:30】 チャレンジングな環境のもとでの日銀とFRBの金融政策
白井 さゆり氏(慶応義塾大学 教授アジア開発銀行研究所 客員研究員)
【12:00】 世界300機関投資家調査からみるETF取引の現状
スワヴォミル・ジェシェトコ氏(Jane Street 機関投資家向けセールス及びトレーディング部門(欧州)ヘッド )
【13:30】 特別講演/世界の経済動向
ポール・グルエンワルド氏(S&Pグローバル・レーティング チーフ・エコノミスト)
第4部 投資家ニーズと商品開発
【14:15】 ESG投資におけるトレンド
ベンジャミン・コルトン氏(ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ アセット・スチュワードシップチーム、
アジア太平洋地域責任者)
【14:45】 拡大するパッシブ運用、アクティブリターンをパッシブに享受
プリセラ・ルック氏(S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス グローバル・リサーチ&プロダクトデザイン
アジア太平洋ヘッドマネージング・ディレクター)
【15:30】 パネルディスカッション2「商品開発最前線:投資家のニーズに応える新たな商品(スマートベータ、ESG、アクティブETF、AI、等)」
パネリスト:
佐々木 康平氏(三菱UFJ国際投信 法人投資家営業部 シニアマネージャー)
グレース・チュウ氏(Direxion Investments アジア・リミテッド香港 ヴァイス・プレジデント 営業企画 アジア地区)
クリストファー・フリーズ氏(ソシエテ・ジェネラル・セキュリティーズ(ホンコン)リミテッド リクソーETF
ヘッド・オブ・アジア・パシフィック)
浜田 好浩氏(アセットマネジメントOne 投資信託営業本部 兼 商品本部 シニアエグゼクティブ)
モデレーター:
加藤 康之氏(首都大学東京特任教授/京都大学客員教授)
【16:20】 パネルディスカッション3 「金融新時代におけるETFビジネスの進化と可能性」
パネリスト:
越前谷 道平氏(ブラックロック・ジャパン ETF事業部門 ETF事業部 ディレクター)
杉原 正記氏(ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ ETF商品部長)
奥山 修氏(野村アセットマネジメント運用調査本部 ヘッド・オブ・インデックス・プロダクト)
モデレーター:
牧野 義之氏(S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス 日本オフィス統括責任者)
【17:15】ネットワーキング・レセプション 講演が終了後は恒例のネットワーキング・レセプションが行われ、帝国ホテルが提供する料理に舌鼓を打ちながら関係者同士の歓談が閉会まで続いた。
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは 投資可能なベンチマーク指数提供の長い伝統を持つ世界最大級の金融市場指数提供者として、市場を正確に測定するベンチマークを提供し、旗艦指数であるS&P 500およびダウ・ジョーンズ工業平均から、株式、債券、コモディティ、不動産に至るまでの透明性の高い指数を作成し提供している。Fintechを始めとして金融業界に今までになかった新たなムーブメントが巻き起こり、金融と異業種、大手企業とスタートアップの垣根が取り払われて様々な事業連携が実現している今、今回のコンファレンスでは、ETFを含む投資商品開発、資産運用ビジネスがどのように変化していく可能性があるのか、興味深い講演が多数実施された。金融ビジネスが変革期を迎える今、次回開催も楽しみにしたい。
※同日公開のDay1のレポートはこちら
(写真提供:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス / 記事、編集・制作:プロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )