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2015/10/21

【NWB】香港における個人投資家向け資産運用サービスを提供するために設立された「Nippon Wealth Limited, a Restricted Licence Bank」が証券免許獲得、本格開業を記念してパーティーを開催!

| by:ウェブ管理者


 2015年10月8日(木)、資産運用サービス金融機関として設立した「Nippon Wealth Limited, a Restricted Licence Bank(以下、NWB)」は、東京・ブルガリ銀座タワーのプライベート・ルームにおいて開業パーティーを開催した。


 今回、NWBは、2015年9月25日(金)に香港証券当局から証券売買業務(Type1)と証券助言業務(Type4)にかかる免許を取得し、先立2015年5月11日(月)に取得していた銀行ライセンスと合わせて銀行と証券両方の金融サービスを提供できるようになり、2015年10月12日より個人向け金融サービスに特化した金融機関として本格開業するという。今回は開業パーティーの様子と共に、先立って行われた記者会見および免許取得前の来日インタビューの様子をお伝えする。



 会場となったブルガリ銀座タワー8階のプライベート・ルームは、朝食会やディナーのほかビジネスミーティングやプレゼンテーションにも利用できるオーディオ/ビデオ機器が完備された品格ある空間。受付を済ませると、NWB経営陣が参加者一人一人を丁寧に迎えた。



  パーティーが始まり、NWB 取締役 兼 CEO 中島 努氏(写真右)、同取締役 兼 COO 長谷川 建一氏(写真下部左下)、同取締役 兼 CMO 松島 富美雄氏(写真下部中央)の3名が並び、あらためて参加者へのお礼の言葉と共に本格開業に至るまでの経緯と今後の取組みを解説

 NWBは、日本および香港の各分野を代表する企業から共同出資を受け、香港にて個人投資家に向けて「世界水準の資産運用商品」と「日本水準のサービス品質」を強みとする個人向け資産運用プラットフォームとしてサービスを展開するために設立された金融機関。香港でゼロベースから新規に設立した銀行としては51年ぶりの免許交付となり、ザ・ペニンシュラ香港に隣接するオフィスタワーに店舗を構えている。主な株主構成(2015年10月現在公表)は、新生銀行(50.0%)、マネックスグループ(9.96%)、ADキャピタル(9.96%)、コンボイファイナンシャル(9.96%)、東急リバブル(4.11%)など日本と香港を代表する計10社となっており、各社との業務提携を基盤として新しい金融機関として革新的なサービスで香港からグローバル市場への事業展開を目指していくという。



 最初の挨拶は中島氏より、NWBを設立した経緯を説明。「Global View, Japan Quality」を掲げ、NWBのミッションとして、アジアNo1で成長性もあり、経済自由度指数および金融センターとしての優位性が高い香港をビジネス拠点とし、本格的な国際分散投資サービスにより、一人一人に資産運用の最適解となるサービスを提供していくとした。また、差別化のポイントとして最低預り金を10万米ドル(約1,200万円)に設定世界水準の商品提供日本水準の高いサービス品質を挙げた。



 乾杯の音頭は、セブン銀行 代表取締役会長 安斎 隆氏。自身がセブン銀行を設立した際に預かった資本に対する考え方、開業当時に起きた様々な思わぬ出来事とそれを克復した話などを披露、これからのNWB本格開業に向けて”ガンバレよ!”と熱いエールを贈った。



 その後、株主を代表して、新生銀行 代表取締役社長 工藤 英之氏が登壇、既に案件化している香港の投資家と日本の不動産の売買を紹介するなど、独自サービスを提供していくことの大事さとスタンスについて共感を示した。
 また、マネックスグループ 代表執行役社長 CEO 松本 大氏が登壇、中島氏との20年以上の関係を披露。中島氏の強烈なパッションに加え、金融の専門家チームによる成功を信じ、NWBの原始株主として応援していくとした。



 その後はしばし歓談が続く。料理は一品一品小皿に乗って運ばれ、味覚と共に視覚的にもユニークなデザインで来場者を迎える。ラグジュアリーな雰囲気の中、料理と飲み物を片手に久しぶりの再会や新しい出会いを優雅に楽しむ様子が広がった。



 会の途中には、ヴァイオリニスト/作曲家の 川井 郁子によるスペシャル・ライブへ。室内に響く生のバイオリン演奏に、各々会話を楽しんでいた参加者もひととき全員で音楽に浸る。



 中締めの挨拶は、COO 長谷川氏が登壇。CEO 中島氏との出会いから始まったNWB、当初資本の調達時の取り組み、CMO 松島氏をはじめとする経験豊富なチームメンバーの参画、その後のライセンス取得や業務構築など、本格開業に至るまでの気の抜けない軌跡を振り返りつつ、今後の取り組みへの抱負と、今回の報告が出来たことについて参加者に対する感謝の言葉を述べた。



 2015年10月6日(火)、開業パーティーに先立ち、NWB開業に関する記者発表会を香港本社で開催。この模様は新生銀行本店9階セミナールームにおいて日本の記者向けに中継で伝えられた。前述のNWB設立背景や「Global View, Japan Quality」について説明が行われた。



 2015年5月14日(木)、グッドウェイは、日本に一時帰国していた中島氏にインタビューを行った。その際、中島氏はマネックス時代に手掛けていたM&Aや新会社設立などの数々の経験に加え、当時担当していた香港のマネックスBOOM証券の存在、そして、長谷川氏や松島氏との運命的な出会いにより、香港で銀行の設立を目指すに至った背景について披露した。そして、そのビジョンを実現するために銀行の骨格となるポリシーを定め、システムの要件定義や業務設計など最短距離でパッケージをカスタマイズすることで準備を進めながらライセンスの取得を目指すなど、NWB開業の狙いや準備プロセスについて熱心に語ってくれた。

 それから、およそ5ヵ月後の2015年10月12日(月)、NWBは個人向け金融サービスに特化した金融機関として本格開業した。国境を越えた新しいチャレンジは始まったばかり。今後のNWBのサービス展開とその取組みに期待を込めて注目したい。


(取材、記事、編集・制作、撮影:GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ




11:52 | 取材:金融・IT業界向け

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