2014年4月12日(土)、東京・大手町にある日経ホール&カンファレンスルームで、商品先物取引、金地金の売買等のサービスを提供するセントラル商事は、個人投資家向けの経済講演会「消費税増税でどうなる日本経済!」を開催した。
1950年の設立以来半世紀以上にわたり商品先物取引による資産運用を提案し、情報サービスの提供を行ってきたセントラル商事は、商品市況の動向の他、為替や経済などをテーマとした特別講演会「四季彩セミナー」を年に四回開催しており、今回の春季講演会では、第1部の講師にエコノミストとして名高いスリーネーションズリサーチ代表取締役 植草 一秀 氏が三度登壇、そして第2部には貴金属のスペシャリストとして著名なスタンダードバンクPlc東京支店長 池水 雄一 氏が講師として招かれ講演が行われた。
春の陽気が漂う中、快晴に恵まれた当日の講演会場には多くの個人投資家が足を運び、定員180名の会場はほぼ満席となった。
第1部に登壇したスリーネーションズリサーチ代表取締役 植草 一秀 氏の講演では、スクリーンに次々と映し出される50ページ以上におよぶ講演資料を基に、冒頭では2014年度の三大リスク「SFC(Sales Tax、FRB、China、それぞれの頭文字)」に対する解説を行った。同様に、アベノミクスからアベノリスクの時代へ移行する可能性なども示唆したものの、一方では債券利回りと株式利回りを考慮した妥当なPER(株価を一株利益で割った倍率)を考えると日本株は割安であり、今回の調整場面は今後の上昇にむけて大きなチャンスになるだろうと語った。
これ以外でも投資家にとって興味深いテーマが次々と取り上げられ、独自の分析によるダイナミックな考察と見解がテンポよく披露されて1時間以上におよびぶ講演はたちまちの内に終了し、植草氏は大きな拍手を浴びながら壇上を後にした。
休憩を挟み、第2部講演の前にセントラル商事 シニアストラテジスト 後藤 道義 氏が次回のセミナーや講演会、および自社のサービス(商品先物取引、出張勉強会等)についてのプレゼンテーションを行った。
そして第2部は貴金属のスペシャリストとして名高い 池水 雄一 氏が登場。 池水氏は住友商事への入社を振り出しに、クレディ・スイス銀行、三井物産支店長、スタンダードバンク東京支店と一貫して貴金属ディーリングに従事し、ディーラー名の「Bruce」は世界各国のブリオン(貴金属)ディーラーでその名を知らない人はいないという。
池水氏は貴金属相場について、金は年内は上昇余地は限られるが、下値も限定的という見方を示し、また前回同様に産業用需要の多い白金やパラジウムの方が投資妙味が大きいだろうという見解を示した。
セントラル商事ではこうした定期的な講演会を年に4回開催しており、次回は7月12日(土)に予定されている。講師には作家・経済評論家の渡邊哲也氏が招かれる予定で、プロフィールは以下の通り。
◎作家・経済評論家。1969年生まれ。
日本大学法学部経営法学科卒業。貿易会社に勤務した後、独立。複数の企業運営などに携わる。大手掲示板での欧米経済、韓国経済などの評論が話題となり、2009年『本当にヤバイ!欧州経済』(彩図社)を出版、欧州危機を警告しベストセラーになる。内外の経済・政治情勢のリサーチや分析に定評があり、さまざまな政策立案の支援から、雑誌の企画・監修まで幅広く活動を行っている。(渡邊氏のブログより)
商品先物業界がドラスティックな環境の変化を迎えている中で、商品先物取引業者はその変化に対応をしながらも、来るべき先物新時代を見据えながら、真に信頼感のある、満足度の高いサービスとは何かに腐心しながら、日々営業努力を重ねている。
こうした中、同社はオンラインを通じてニュース・情報も見れるテクニカルチャート分析ツール「SMART」、および口座照会ツール「WITH(ウィズ)」を顧客に提供しつつ、専属スタッフが担当となるコンサルティング取引を提供し、投資家を全面的にバックアップする体制をとっているので、ご興味のある方は同社のHPをご覧いただきたい。
( 取材、撮影、記事、編集・制作: 柴田 潔 @株式会社グッドウェイ )
◎当日の講演録はこちらからお申込みください。
その他、経済や投資に関する出張勉強会や投資スクールも開催しております。お申込みはセントラル商事 セミナー係まで。
電話 0120-810-728(平日9:00~17:00)
WEB http://www.central-shoji.co.jp/
商品先物取引、金地金の販売買取のセントラル商事株式会社
コンサルティング取引の顧客にもネット取引と同様の取引環境を提供。発注は画面上ではできないものの、取引の仕組みや自分なりの相場観をスタッフに相談しながら発注できるという、初心者にも安心のサービス体制を提供している。