米国ニューヨークに本拠を置くアーク社は、破壊的イノベーションの分野を対象とした運用に特化した資産運用会社です。同社のアナリストは業種横断的なイノベーションテーマごとに組織され、また各テーマに精通した社外のアドバイザーも交えて分析・調査を進めるオープン・リサーチ・エコシステムと呼ばれるプロセスを採用することで、投資対象企業を精査し、超過収益の獲得を図っています。アーク社は現在、米国で「ディープラーニング」や「モビリティのサービス化(Mobility as a Service:MAAS)」などを含む最先端技術/イノベーションをテーマとする ETF(上場投資信託)を 5 本設定・運用しており、うち 4 本はアクティブ運用ETF です。アーク社の運用戦略は幅広い企業規模や業種を網羅し、主要な市場インデックスとの重複が少ないことも特徴の一つであり、同社機関投資家顧客のポートフォリオの分散化にも活用されています。
日興アセットの柴田拓美代表取締役社長兼 CEO は、「アーク社を日興アセットファミリーの一員として迎えることができ、非常に嬉しく思っています。弊社運用チームの高い専門性とアーク社の破壊的イノベーションに特化した運用戦略を組み合わせることにより、投資家の皆様に革新的なソリューションを提供できることになります。「グローバル・フィンテック株式ファンド」は両社の連携により実現した、優れた投資ソリューションの一例です。今回の関係強化により、更に高度なソリューションを提供していけるものと確信しています」と述べています。
アーク社の CEO 兼最高投資責任者であるキャサリン・D・ウッド氏は、「この度の日興アセットによるアーク社への出資により、両社の関係がより確固としたものとなることを喜ばしく思います。日興アセットの革新的な運用ソリューションに取り組む強い意欲と、アーク社のイノベーションこそが成長の源泉であるという信念がうまく重なり合った結果です。日興アセットのお客様に、アーク社の運用戦略を通じて、現在の産業や世界経済のあり方を根本から覆す破壊的イノベーションの分野への投資ソリューションを提供してまいります」とコメントしています。
日興アセットによる株式取得後は、アーク社の創設者であり CEO のキャサリン・D・ウッド氏が引き続き同社株式の過半数を保有します。またアーク社の米国での戦略的パートナーであるレゾリュート・インベストメント・マネジャーズ・インクは主要な少数株主の立場を維持します。