2012年9月6日(木)~7日(金)、日本金融通信社(ニッキン)は金融ジャーナル社、CMC共催のもと、東京国際フォーラム(東京・有楽町)展示ホールで、「金融界の明日が見えるFIT2012 新時代-収益力のカギがここに」をテーマに『FIT2012(Financial Information Technology 2012)金融国際情報技術展』を開催した。
「FIT(金融国際情報技術展)」は、2000年に誕生した金融総合専門紙「ニッキン」(日本金融通信社)が主催する国内最大の「金融機関のためのITフェア」。過去10度の開催では、のべ14万人以上の金融機関関係者が来場し、最新のIT情報の収集の場として活用されているという。今年は約100社が様々な金融機関向けソリューションを事例を交え提案し、展示に加えてセミナーも2日間に亘り、延べ70回以上開催された。今回の『FIT2012』のテーマは「金融界の明日が見えるFIT2012 新時代-収益力のカギがここに」。主催によれば、クラウド、スマートデバイスなどの新技術がビジネススタイルを根本から変えようとしている中、無駄なIT投資は避け収益に直結するソリューションが求められており、欧州経済危機、円高・株安など金融界を取り巻く環境は予断を許せない状況だという。また、スピード感を持った経営、新たなビジネスモデルの創造とイノベーションが求められる中、『FIT2012』では未来の金融機関の「収益力のカギ」となる様々なソリューションやサービスを提案するという。取材を行った初日の6日(木)は午前の段階から多くの金融・IT関係者で賑わい、展示会場内では来場者が興味深そうにブースを覗き込んだり、出展スタッフの説明を聞く光景があちこちで見かけられた。数年連続でFITに出展しているベンダーの担当スタッフに聞くと、初日の前半を見る限り、出展社数や人手はほぼ前年並みの印象とのことで、コスト削減を余儀なくされ出展を見送ったソリューションベンダーもある一方で、金融界が停滞気味の今だからこそ、イノベーションによるビジネスモデル創造、コスト・業務改革モデルを訴求すべく、積極的に出展し来場者に自社ソリューション・サービスを強くPRしようとするベンダーも多い。こうしたイベントで金融×IT企業同士が相互にWin-Winの関係を構築する機会を得てイノベーションが浸透し、金融業界に新たなる潮流が生まれるきっかけになることを願ってやまない。(取材、撮影、記事、編集・制作: :グッドウェイ 柴田 潔)
【免責事項】サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.