【パンローリング】投資戦略フェア エキスポ 2013 取材レポート!
2013年3月16日(土)、東京・後楽園にある東京ドームシティプリズムホールにおいて、パンローリングは第11回目となる投資戦略フェアを開催した。
ラリー・ウィリアムズ氏をはじめとする著名なトレーダーやマーケットの専門家による講演が終日開催。着実な資産の拡大と安定した収益確保を目指し、主体的な判断と行動ができる自立した投資家に近づくための学習の場として、最高の知識や技術を学べるだけではなく、投資やトレードに役立つツールを発見できる国際的な展示会である本エキスポの参加者数は、過去最多となる3,115名におよんだという。
エキスポ終了後はベルサール飯田橋ファーストにて個人投資家と凄腕トレーダー等の交流会「日本最大の投資家祭り パーティー」も開催、300名近くが参加し、22:30終了まで賑わいをみせるなど成功裏に幕を閉じた。
50年のトレード経験を持ち、世界で最も高い評価を受ける短期トレーダーのラリー・ウィリアムズ氏の講演をはじめ、会場内にある4つの講演会場では、 午前10時から午後6時頃まで計16回の講演が行なわれた。また、終了後は著名講師による書籍サイン会も開催され、多くの来場者が列を作った。
多くの出展社ブースでは来場者へのノベルティー配布などの他、サービスに関するプレゼンや投資戦略についてのミニセミナーなどが行われた。趣向を凝らしたサービスで目を引く出展社や各社ミニセミナーには、多くの個人投資家が足を止めその模様をうかがっていた。
出展社リンク(1)◎日本取引所グループ
◎東京金融取引所
◎東京商品取引所
◎CMEグループ
◎インタラクティブ・ブローカーズ証券
◎OANDA Japan
◎FXトレード・フィナンシャル
◎岡三オンライン証券
◎岡安商事出展社リンク(2)◎カブドットコム証券
◎サンワード貿易
◎スカイコート
◎トライアングルズ
◎日本財託グループ
◎松井証券
◎マネックス証券
◎楽天証券
◎UHG
※出展社の紹介コメントはパンローリングの開催案内ページより転載。
第11回開催を数える今回の投資フェアEXPOの目玉のひとつは、「日本最大の投資家祭り パーティー」と銘打った投資家をメインとした交流会だ。そこに参加した個人投資家数名に、投資経歴やイベントに参加した理由など、いくつかの質問をぶつけてみた。
◎男性投資家A
「株を8年ほど、現在は専業でやっています。やり始めの頃は素人でしたので成績も良くなかったのですが、成績向上に伴い、人ができるのだから自分にもできるはずと、思い切って異業種から専業に踏み切りました。事務所兼自宅でトレードしてますが、証券会社の口座は40社ほど持っています。その中で実際に取引しているのは1~2社ですが、選ぶ基準は使い勝手・操作性で、メインで使うR証券は即座に売る時に便利な反対売買のプログラムがあるところが気に入ってます。今日は名古屋から来ましたが、イベントが東京・大阪ばかりで名古屋では少ないのが残念です。また、この投資フェアには去年も参加しており、交流会形式のパーティーは8年間で初参加となりますが、色んなタイプの投資家の方がおられるようなので、雰囲気に慣れたらぜひコミュニケーションを図りたいと思います。」
◎男性投資家B
「数年前に24時間取引可能なFXから投資を始めて現在はメタル系のCFD(OTC)を取引しています。ただメタル系は最近あまり調子が良くないので、株価指数取引も視野に入れています。取引会社はスプレッドに優れ、ツールに全決済注文があって即座に売れるG社を利用しており、売買も短期が中心です。今回のイベントはパンローリングのホームページで知り、情報収集のため投資フェアに参加しましたが、なかなか投資家がこれだけ参加する交流会はないので、貴重な機会だと思います。」
◎女性投資家A
「大震災の少し前(2年ほど前)から、いつ職(医療関係)を切られても良いように、投資を始めました。最初は株から始めましたが、日中は仕事がある関係で24時間取引できるFXに変えました。今はM社、G社、A社(いずれもOTC)を使っていますが、メインで使うM社さんは対円以外の通貨ペアを増やしてくれたらもっといいですね。もう少しコスト面が良くなれば、イベント会場で案内があった大証FX(取引所FX)も今後の候補です。イベントのことはパンローリングのホームページで知り、ラリー氏など著名講師の講演を聞くために大阪から参加しました。交流会は初めてで、参加してどんな感じかを知り、その上で仲間を増やせればと思っていましたが、話しかける勇気みたいなものも結構必要ですね。あと、個人的にはWEBセミナーも利用していましたが、時間限定だったりテレビみたいな「ながら見」も多くなり、今は足を運んだ方が”残る”と思って会場型のセミナーを主に利用しています。」
この他、株を取引している男性投資家は秋田から参加するなど、たまたまとはいえ、取材した4名の内3名が首都圏以外からの参加。また、序盤は表情に硬さも目立った参加者も、徐々に雰囲気になれリラックスするにしたがって周りとコミュニケーションを取りはじめ、歓談する姿がうかがえた。
今回のフェアや交流会の取り組みの様子を一人でも多くの投資家および潜在的な投資家予備軍に向けて発信して届けていくことで、より厚みのある投資家層が形成され、市場拡大への貢献へと繋がることを願いたい。
(取材、撮影:藤野 宙志、柴田 潔 / 記事、編集・制作: 柴田 潔)